アインシュタイン・タイル ついに市販？平面充てん問題の件
パズルマニアだけを顧客ターゲットにしている変な会社＝Kadon社がまたしても、やってくれました。
「One-Stone」という名称で、アインシュタイン・タイル系の商品を販売中です。
皆様ご存じの通り？アインシュタイン・タイルは珍しいタイルです。
いつも見慣れている長方形タイルとか、三角形タイルとかと違って、「規則的に＆法則性をもって」並びません。
なんと申しましょうか「不規則？変な感じ？」に並べているのに、それなのに平面充てんが可能というオモシロ物件です。
でも、今回の商品名はＯｎｅＳｔｏｎｅ（１石）とのこと。
「いやいや！そこはさすがに原語の通り「Ein-Stein」という名称（小さな字でOne Stoneって、ただし書きをつけておく）で発売すべきじゃなかったんかいっ！」
と、つっこみどころ満載のネーミングです。
数学関係者全員がEinSteinっていう用語で学術論文を書いてるわけで。そう考えるとこのネーミングは異常です。変。
マーケッター担当という部署が存在しないんでしょうかこの会社には。
さて話をもとに戻します。
ピース１枚あたりで１ドルにて販売とのこと。計算してみると結構お安いです。
このカタチ。自作するのを阻む、めんどくさい形状です。
はさみを使って手作りなんて絶対にイヤ。３Dプリンタじゃないと自作する気が起こらないです。
＊ラジくまるは3Dプリンタを持ってません。
４色セット購入すれば「４色問題」を主題にした、何か楽しい／新しい／ボドゲを作れるかもしれません。
（ラジくまるはたぶん購入しないですし、従って、作る予定はないですけど・・・・・）
こういうのにご興味がある人はぜひ購入＆チャレンジしてみてください。
なお、白黒以外の色は受注後にカット生産するらしく、時間がかかるらしいです。
・・・・と、まあ、ここで記事が終われば、美しいお話ということできれいに終れたんですが。
なんかそうもいかないようです。
Kadon社が公開している製品写真をもういちどご覧ください。
「珍ぬ」さんがnoteに投稿した記事を参照しながら形状を見てみると、この図形は「HAT」でも「TURTLE」でもない、Tile(1,1)型式じゃないでしょうか？
上のリンクにおいて「gifアニメーション画像」に注目いただきたいのです。
これに関して深い洞察ができてないのですが、とにかく。
「Hat型」と「Turtle型」１個ずつ、合計２個を組み合わせて作られる「とあるタイリング形状パターン」を、このTile(1,1)型式２個の組み合わせで相似的に再現できる、というイメージ画像がムービーで示されています。
ムービーを見ると理解できますが、まさにこのタイルはHatとTurtleとのど真ん中（中点）と呼ぶにふさわしい形です。
そして、そういうぴったり「ど真ん中」な性質だからこそ、このカタチはやっぱりHatやTurtleと類似した性質を持ち、ちゃんと平面充てん可能図形なのです。
ちなみに、このTile(1,1)型には、とうとう（？というか当然というか？）Spectre という愛称がつけられたとのことです。
上のリンクにそう書かれていました。
ところで、上にリンクを示したgifアニメですが、Hat Turtle Spectreの３種の形状のタイルは、なんとなく形状に相関性が高くて、３種類を揃えるとなにか面白いこと（パズル！とかボードゲーム！とか）ができそうな予感がしてくるのです。
これら「３つの仲良しタイルセット」は、ペンローズタイルみたいな「組み合わせ使用」もできないのかな？と疑問を感じました。
これら３つの組み合わせで、なんだか幾何学的な陣取りボードゲームが作れちゃうかも？と、個人的には期待しているところです。
イメージ的にはEin-Stein群の仲良し３人組、Hatさんと、Spectreさん、Turtleさんの３名によって、Nestorgames社の「Hippos＆Crocos」みたいな感じのゲームが作れちゃうんじゃないかと。そんな風な想像をしています。
しかし、いかんせん、これらのパズルピースは入手が困難です。
しかも、手作りも困難です。
ゲーム創作を試してみたいという気持ちだけはあるけど、ちょっと手が出ないです。
そんな風にラジくまるは感想を持ちました。
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