自分で決める「自律性」(ポジティブペアレンティングADVANCE第5回)
アロハ!
Aiです^^
ハワイで、ポジティブ心理学の講座を開催したり、オンラインコミュニティを運営したり、しています。
先日、ポジティブ心理学をベースとした子育て講座「ポジティブペアレンティングADVANCE」の第5回を開催しました!
この講座では、大切な人との関係をよりよくして、相手も自分も幸せになっていくための理論やスキルを学びます。
ADVANCE第5回のテーマは、子どもが自ら動く主体性を育む方法。
講座前半では、自立と自律の違い、自主的と主体的の違い、自分で決めること(自律性)の大切さなどを確認します。
そして、後半は自律性と大きく関係している「動機(モチベーション)」の種類や、自律性を尊重しながら制限を設ける方法(しつけ、やりたくないけどやらなければいけないことなど)について学びます。
「自律性」は英語でいうとAutonomy。
子育ての分野で提唱され始めて、まだ日が浅いようですが、こちらの本で詳しく解説されています。
そうそう、ADVANCE第5回の中で私が一番好きなのは、「動機の種類」について学ぶパートです!
動機は五種類に分けることができ、一番「自律性が高い状態」が、内発的モチベーションと呼ばれるものです。
これは、簡単にいうと、
誰から言われたわけでもなく、ただそのことに興味があって、やりたいからやっていること、です。
それが将来役に立つからとか、他の人に負けたくないからとか、そうしないと愛されないとか、そういうことではなく、「興味」「好き」からの行動が、内発的モチベーションです。
さて、ここで質問です!
皆さんにとって、ただ興味があって、やりたいからやっていることはなんですか?
私でいうと、実は、ポジティブ心理学を学んだり、伝えたりする活動はこれにあたります^^
誰からもやらされてないですし、これをやって何か素晴らしい栄誉や資格がもらえるとか、そういうことは私の目的ではなく、すごくシンプルに「好き」「楽しい」活動なのです。
こんな感じで、「その活動は、どんな動機に基づくものかどうか」という視点、私は自分の良い状態を保つために、とても大切にしています。
知らず知らずのうちに、外的なプレッシャーや、他の人との比較からくる行動をとってしまっていること、結構ありますからね….
お子さんが頑張っている学校の勉強やスポーツはどうでしょうか?
例えば何かを一生懸命勉強しているとして、それは、将来大切だから?誰かに負けたくないから?そのことに、興味があったから?ママやパパに褒められたかったから?赤点取ると叱られるから?
研究によると、成績が一番良いのは、「同一化的調整」のモチベーションのグループだそうです。これは、「それが楽しかどうかは別として「自分にとって大切だからやる」という動機です。
一方で、幸福度が高いのは、「内発的モチベーション」のグループ。 うーん、これまでの自分の人生など、色々考えてしまいます!
講座の終盤では、相手の「自律性」を大切にしながら、「制限」を設ける場合、しつけや社会規範、やりたくないけどやるべきことを伝える場合の、コミュニケーション技法について、ロールプレイをしました!
ここも、たくさん疑問が出て、たくさん意見交換できましたよ^^
参加された方の感想は以下の通りです。
▼ならはらの「自律性」に関する記事を読む
今日も読んでいただきありがとうございます!
<お知らせ>
新講座開講を予定しています!
一つは、ポジティブペアレンティングBASIC!
3名集まったら始めますね!!!
もう一つは、あと少ししたらお知らせします♪
私自身、学んで以来4年間で活用してきて、そしてこれからも一生使えるな!と思っている内容の講座です!!!お知らせまで少しお待ちくださいね♪