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「生物学」X「心理学」的な違い =ギフテッド


自称ギフテッド大量発生問題

ギフテッドの言葉は日本ではかなり乱用されている。
よくあるギフテッドと自称する理由として
・周囲から浮いているから
・みんなと違うことを考えるから
・特別な人間と思われたいから
・天才児の親という優越感に浸かりたいから
がある。

人間は基本的に受け取った情報をまず信じてしまう。

ただでさえ一般社会にとって、
極めて理解しづらいギフテッドの立場が
さらに危うくなってきている。

原因が持つ意味

 「違い」は「気まぐれな結果」であり、
ギフテッドの判断基準でも特徴でもない。
 
かつ、常に違うとも限らない。
 (一般人と同じ結論に辿り着く場合や、
  自ら周囲と同調する場合もある)

そのため、この「気まぐれな結果」だけを注目すれば、ギフテッドの本質には永遠に辿り着けない。

そもそもギフテッドに限らず、
人間の行動(≒情報処理の結果)ではなく、
原因(特に脳神経機能面、心理面、感情面)を注目する
考え方が世の中に浸透しない限り、多様性が重視される社会は永遠に訪れない。

現在主流の精神医学は「楽な事」ばかり考えている。

原因が分かっていない精神障害はたくさんある、原因が分かったとしても「その原因が持つ意味」は不明な場合がほとんどである。

しかし、多数派と違う言動を取ってしまうと、間違い、病気、障害、異常、歪みとして定義され、「思考や行動」が矯正される。


「生物学」X「心理学」的な違い =ギフテッド

ギフテッドの神経の動きは非常に活発
 (人間の思考の材料は神経がもたらしてきた情報)

⇒そのため、物事の関連付けの複雑さが増える。
点から瞬時に巨大なネットワークに展開できる。
他人より数倍考える≒より深い人生を送っている。

⇒結果的に鋭い洞察力や多岐にわたる行動選択、複雑な心理状態、高度な人格成長、重度のメンタル不調に繋がる。

そこで、世の中の全ての情報(人や物事、経験、時間、価値観など)は瞬時に変化し続けているため、ギフテッドは情報に追われ、情報を追ってしまい、物事の「最適な状態」を常に追求してしまう。
 
このあらゆることへの最適化を求める特性はギフテッドの「コア」の部分であり、人間が本来持っているリソースを最大限に引き出す駆動力となる。

つまり、ギフテッドにとって、
空気が読めないことはかなり珍しく、
ほとんどの場合は尋常ではない量の空気を読んだうえで、あえて一般社会から見ると困難な道を選んでいる

つまり、自分と周囲との違いを分析し、
答えを導き出せない人はそもそもギフテッドではない

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熱帯雨林の熊
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