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大学受験(国公立理系)高3生の保護者業務 ToDoリストをまとめてみる

あら、もう7月。子育て中の保護者のみなさんは、学期末3者懇談が近づいてきましたね。うちは上の子が受験生なのですが、大学入試は保護者の情報戦でもあるので、入試のしくみをよく理解しておきたいところ。

大学入試出願の時期をひかえ、今回は保護者業務についてシェアします。

国公立大学の入試スケジュール

☆特別選抜、総合・学校推薦型選抜:8月下旬から出願開始。
9月~1次選抜・最終選抜を経て、早ければ11月~年内に合否発表。
共通テストの結果と併用して、1月に合否が出るケースもある。

☆一般入試
共通テスト:9月下旬から出願開始。1/18・19試験。
前期日程は2月下旬に試験、3月上旬に合否発表
公立大学の中期日程は3月頭ころに試験、3月中旬に合否発表
後期日程は3月中旬に試験、3月最終週に合否発表

子どもはすでに担任の先生と面談して、一般入試を勧められたらしい。
家族でよく話し合う必要がありますが、思考整理も兼ねてToDoリストをまとめておきます。


①国公立の理工系が第一志望だけど、私立受験どうするか問題。

私立理工系の学費に、白目。
理工系の学生は、8割近くが大学院に進むことを考えると、私立なら学費だけでも1,000万はみておかなくては。

授業料のほかにも、施設整備費や協力費、同窓会関係、教科書代に生活費…とにかく私立はお金がめちゃくちゃかかるよ、と先輩ママから話を聞く。

下の子と学費が被ること、自分たちの老後への備え、いずれ発生するであろう親の介護などを考えると、もぅえらいこっちゃ!

一応、奨学金の手続きはしてるけど、本人が就職するまえから7ケタの借金を背負うのも無理があると思う。物価高騰、災害、地球の気候変動、安全保障上の問題…借金返済が滞る可能性も、いろいろ考えられる。

私立は受けずに国公立のみで挑むなら、一般入試のチャンスは前期・後期の2回。学部によっては公立の中期日程を受けることも想定に。(倍率すごいけど)

共通テストは受けてみないと何が起こるかわからない。
私が高校時代受けたセンター試験では、翌日の自己採点で顔面蒼白の子、ショックで学校にすら出てこられない子もいた。
みんなコツコツ頑張ってきた優等生だった。

共テがうまくいって、前期試験もうまくいけば一番いいけど、いかなかったときのことも想定しておかないとなぁ…。
浪人生を養えるほど余裕もないし。
うちと同じような状況の先輩たちはどうしたのか、先生に聞いてみよ。

②国公立の総合・学校推薦型選抜について


私たちが住んでいるのは、新幹線通ってない県の僻地の公立『自称進(学校)』評定は4.0以上は取れるとおもうけど、そんな受験生ごまんといる。

ある程度のレベルの国公立大学の、総合・学校推薦型選抜を勝ち抜こうとすると、通常の成績の優秀さ+突出した業績が必要なようす。

数学オリンピック出場とか、学術系のコンテストや全国大会で入賞レベル、もしくは中高生対象の研究者育成プログラムなどに参加し、普段から大学に研究のため出入りしているとか。

うちの子、そういう要素がひとつもない。
親も塾に行かせる以外は、特に何もせず放任。100㎞以上はなれた地元国立大学の高大連携プログラムに通わせる余裕もなかったしなぁ~。

全国各地のほんまもん進学校で、総合・学校推薦型選抜に人材を送り込んでいる学校の動向をみてみる。高校1年ころから興味関心のある学問領域について十分に調べ、論文やプレゼンの練習をはじめるらしい。

同時に一般入試を突破できる学力も身につけながら、選抜に必要な面接・活動報告書・志望理由書・グループディスカッション・小論文の力もつけていくとか。

どの大学のどの教授が、どんな専門領域で研究成果をあげているのか、そして自分は将来そこで何を学び、どんな目標に挑戦したいと考えてるのか、当然プレゼンできる状態にあるようす。
(うちの子、まだ学科も決まってないよ。)

私立の有名校や、公立の学区トップ校、大学付属の中等教育学校など、ガチの進学校が名を連ねる。選手層のあつい高校内で選抜されたのち、満を持して大学の選抜に挑んでいる感じ。定員割れの過疎地方と、都会の教育格差をひしひし…。

ランクを落とせばチャンスはあるのかもしれないけど…本人が学科と研究内容まで考えが及んでいない状態で選抜を受けるのは、先方に失礼な話。

学力的にはボーダーだけど、総合型選抜ならワンチャンある。生徒会活動や部活動、英検などの資格取得、リーダーシップやコミュニケーション能力に長けて意欲十分。そんな生徒が合格の可能性を上げるために受験するなら、大学・受験生双方にとって実りあるものだと感じる。

また、10~12月に面接などの対面型試験があるため、試験対策にかなり時間とエネルギーをとられるらしい。面接や書類選抜に加え、1月の共通テストの結果で合否が決まる選抜タイプも存在する。

うちの子の部活の先輩は書類と面接の選抜を通過したものの、共テがふるわず、あと〇点足りなかったという理由で、不合格になった。

ライバルが受験勉強の追い込み期に猛追するなか、共通テスト・二次試験対策の勉強時間が削られることなるのはしんどい。選抜型に落ちたときのメンタルも結構ドーンとくるらしい。

頑張っただけに、しばらく立ち直れない子もいるとか。
一般入試対策への切り替えの早さも、重要なポイントみたい。

理工系は大学に入ってからも大変で、必須単位の高等数学など、たった一問の不正解で留年になってしまうケースも散見される。実力不足だとどのみちついていけなくなるから、結局は一般入試を正面突破したほうが本人のためかも。

③志望大学のHPをチェック、2次試験の試験日時が発表され次第、ホテル予約。


大学によっては宿泊施設が限られていて、かなり早くとらないと予約困難な場合もあるらしい。(山の中とか、立地による。)もう予約済みだよ、というママ友もいる。

前期日程は2月の三連休になりそうだから、国内旅行者やインバウンドも多そうだなぁ。宿泊代金も高騰してるし、よいホテルの予約は早めに。


④お金の準備、仕事を休む申請。


まず、お金
検定料・入学金のほか、自宅通学で国公立大学に進学の場合でも、100万以上はかかるらしい。赤ちゃんの時から学資保険で準備してるけど、私立か浪人ってなったら一気に資金計画が狂うので、マジどうしようかと思う。

そんで、仕事の休暇申請
まわりに聞いてみると、共テも二次試験も親が仕事を休んで同行しているみたい。(共テ会場がある県庁所在地まで、100㎞以上離れている僻地民。)

公共交通機関での移動だと、雪が降ったり何かあっては大変だから、前日から移動、宿泊して当日を迎える。(ホテルは予約済み)

感染症や食べ物にも十分気をつけたい。
インフルにコロナ、感染性胃腸炎…一番流行る時期に共テ。
追試験になったら大変。
旦那さんの職場、飲み会多いけど、忘年会・新年会は出ないでほしい。
私も同窓会は自粛、欠席することにした。


⑤受験生の心身のサポート

学校の進路説明会で言われたこと

●共テは朝から夕方までぶっ通し。早く受験生としての生活に切り替える。
●起床時間・勉強開始時間・就寝時間の3点固定
●3回の復習
●勉強開始から30分後に集中力がピークに達する。それまでにスマホを触ると時間が溶けるので、スマホは塾の先生や親が預かるのも手です。
●7月と12月に進路について3者懇談があるので、家庭での話し合いを。
質問があれば懇談前にまとめておいてください。

了解です!


⑥共通テストの変更点


●「情報Ⅰ」が原則、国立大学では配点されるよ!
●国語は10分延長。大問がひとつ増える。横書きの記録・グラフなどが入って、分析力・要約力を試されそうだよ!
●数学Ⅱ・B・Cも10分延長。70分で6セクション解かなきゃいけないよ!難易度も平均点も年度によって乱高下してる。冷静かつスピーディーに進めよう!

共通テスト、受験科目も問題数も多くて、今の受験生は大変ですね。
子どもいわく「お母さんたちの時代の数学なんて、簡単すぎ。今の数学は時間内に解けないかも的なギリギリ感がある。」らしい。

そっかー。解答欄ずらさないように、頑張れ!

そんな感じで過ごしております。
子育てって、本当に学びが多く、尊いですね。
子どもと一緒に過ごせる日々を、愛おしみながら過ごします。

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ここまでお読み下さり、ありがとうございました。
では、また。

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