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自分に合う環境、自分が輝ける場所が、必ずどこかにあって、 何が自分に合うのかは、自分の中に必ず答えがある

 現在、保育士試験に向け勉強中なのですが、「保育所保育指針」など読んでいると、必ず出てくる言葉に、「環境構成」と言うものがあります。

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 平たく言うと、「子どもの発達にふさわしい環境を、大人が整えていくこと」です。

 私にも、三人の子供がいますが、「環境を用意してあげる」ことって本当に重要だな・・・と言うのは日々、痛いほどに痛感しています。(お片付けしやすい部屋や収納のレイアウトを整える、早寝早起きできるように時間を管理する、トイレや洗面台に踏み台を用意する、同じ兄弟姉妹でも性格が違うので、それにあった親の言葉かけ・・・全て環境づくりだ、と言っていいくらい。)

 そして、似たような言葉として、「環境調整」と言うものもあります。
「環境調整」は、立場によって定義が様々あるのですが・・・例えば以下のようなものがあります。

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 など。。

 こうしてみていくと、
環境構成」も、「環境調整」も 
 ”その対象者および目的に合った環境や状況を整える、または作り出すこと” 

 だといえそうです。



 ちょっと長くなってきましたが・・・
 環境と、心の健康や教育について、もう少し書かせてください。


 昨夜、何気なーくテレビを見ていたら、いしだ壱成さんが出ていました。
 なんと二年ぶりの出演だったそうです。

 うつ病を患ってたことなんて 全く知らなかったので、びっくり。
 

 いしださん夫妻は、24歳差のという年の差婚、テレビで見せるラブラブぶりなどを理由に、世間の強烈なバッシングや殺害予告などに悩まされたんだそうです。
 いしださんは、長女の誕生後うつ病を発症し、死ぬことばっかり考えて部屋から一歩も出ずに思い詰めた日々を送っていたのだそうです。

 そんな絶望の日々も、「移住先(石川県白山市)の自然豊かな環境と、明るく献身的な貴子夫人の存在が支えになった」とのこと。
 奥様がバイトをしながら生計を立て、今年3月に現在の家に引っ越してから、事態は好転し、うつ病との長い闘いにピリオドを打ったそうです。

 「全部自分の決めつけだったり、思い込みだったりっていうのがあった。もちろん妻が助けてくれたし、ずっと見てきてましたし。妻が『あ、終わったね』って言った時に(うつ病が)終わったんだと思います」と、番組内で話している姿がとても印象的でした。


 番組を見て、心身の健康を取り戻す上で、自己対話を重ねることはとても重要で、そのために「環境を変えること」と、「支え合えるパートナーの存在」は 本当に大切なんだな・・・とあらためて思いました。

 私も、かつてワークライフバランスの崩れにより適応障害を発症した時、
まさに、家族の力と、思い切って仕事を離れる、という「環境の変化」で回復した経験があるので・・・ いしださんの言葉には すごくすごく同感しました。

 集団や組織という画一化された環境を好み、同調圧力が強い日本の社会では、人と違うことやある組織や集団に馴染めないことはタブー視されやすく、「休むことや転職すること=逃げや甘え」という風潮がどうしても強いです。


 ・・・何故なのか?要因として一つ、日本の公教育が「個人が集団や環境に合わせる」のが当たり前というスタンスをとっていることが大きいと思います。

 集団の中での学び、というものは確かにありますが、それは、何も個人の意思や尊厳を全て潰すことではなく、丁寧な対話ありきで進めていくべきであるはずなのに、それがうまく機能していないのです。(履き違えている教員が多いのか??)


 少し話が逸れました。

 いしださんのお話と、自分自身の経験から、私は、
「個人」が「環境」へアプローチしていくこと、に対して、もっと柔軟で積極的な社会になってほしいなぁ・・・と思っています。

※もちろん、公共心を無視して何でもかんでもワガママを言うのとは違います。

 「この環境なら私にあってる」「こっちの方が私に向いているかも」と思うところに、もっと気軽に、身軽に動くことができれば、いまよりもう少し生きやすくなるかもしれません。

私の周りにも結構います。自己対話+環境構成(調整)により回復したケース

*地元の学校では友人や環境に馴染めなくて不登校になって辛い思いをしたけど、
周囲と相談して思い切って雰囲気が合うところに転校してみたら学校にいけるようになった、
 
*LGBTで悩んで 心身ともにズタボロだったけど、ある恩師との出会いがきっかけで少しずつカミングアウトできるようになって、今は海外で幸せに暮らしている、

*給料がいいからと言う理由だけで選んだ仕事を10年くらい続けてきたけど、本当にやりたいことではなかったので、燃え尽きてしまった。思い切って休職し、転職したらまた働けるようになった。

*学校では「座っていられない」「すぐお友達や先生に突っかかる」問題児と言われ、叱られてばかりだったAくん。たまたま近所にできた、大好きな積み木や算数にじっくり取り組める個別方式の塾に通うようになったら、そこの先生とすごく相性が良かったのと、大好きな勉強をじっくりゆっくりやる時間が持てるようになったおかげで、少しずつ情緒が安定してきた。算数の学力も伸び、学校での問題行動も少しずつ減ってきた。

など。。

 自分に合う環境、自分が輝ける場所が 必ずどこかにある!
 何が自分に合うのか、は 自分の中に 必ず答えがある!
 

 それを もっと自由に、柔軟に求める生き方を 私も実践してみたい!



いただいたサポートは、このnoteのおよび、私が代表をつとめる地域団体「食と農の学び舎BASE」の運営に充てさせていただきます♩