映画「帝一の國」感想
何年か前に観たことあったので再視聴。
初めて間宮さんを知ったのがこの作品です。
帝一は原作の漫画が好きで、その昔舞台版も観に行ってました。
当時、舞台版の完成度が本当に高くて、実写映画なんて流行りの俳優さん使ってるだけだろうし、正直期待できないな…と想像してたけど、実写映画版も完成度がすごく高くてびっくりした思い出が。
■氷室ローランド
古屋兎丸先生の絵柄的に、耽美な印象もある狂犬のカリスマを見事にものにしちゃってる。強い。
氷室先輩、改めて見るとビジュアルが本当にすごい。
普通の人がやったら絶対に事故る金髪ストレートセンターパートワンレンってこんなにしっくりきちゃうもの??
ちなみに舞台版の氷室先輩は冨森ジャスティンさんなんですが、改めて検索して見たらどことなくお二人ともお顔の造詣が似ているんだな~なんて思ったり。
舞台版をベースにして映画版もキャスティングしたのかな(堂山生徒会長も舞台版の帝一演じた木村了さんだしね)
間宮さんも若かったからか、苛烈さよりエレガントさを強く感じられる、さらっとしたノーブルな感じのお声だった印象。
氷室先輩はストーリー序盤と生徒会長選挙敗北後で180度性格が変わってしまうキャラクターなので、演じるのすごく難しそうと思いつつ観てました。
選挙で森園先輩に敗けそうになったり、投身自殺図ろうとする無様なシーンでも、間宮さんの氷室先輩はどことなく誇り高さを感じさせてたのが好き。
ラストの方で2年生になった帝一たちの生徒会長選挙時に少し映る、短髪の氷室先輩のビジュも最強なのでポスターとか売ってほしい。
■ストーリー、他
とにかくキャラクターの完成度が高い。
舞台版に負けず劣らず、俳優さんたちは皆ハマり役です。
特に、菅田将暉さんは帝一の言動のシュールさを眉の動かし方とかで細かく表現されているし、竹内涼真さんの爽やかさと人望がありそうな感じはまんま大鷹弾すぎる。
帝一の國は心理戦や裏工作の攻防、登場人物の関係性や裏切りが面白いのだけど、映画でもしっかり描写されていて、さらに俳優さんたちの表情でよりリアリティが増して手に汗握りました。
大鷹弾と非公式テストの点で張り合う帝一のシーンが面白くて好き。
ふんどし!
生徒会長選挙時の、井の中の蛙~のくだりで、一瞬森園先輩の口元がほころぶシーンがたまらん。
ストーリーは帝一の海帝入学、海帝祭、2年生の生徒会長選挙…からの急に飛んで2年生になった帝一たちの生徒会選挙になるので、難しいのだろうけど映画もシリーズ化してほしかった…!
俳優さんたちがすごく良かっただけに、学年が上がった帝一たちももっと観たかったと思わせる映画でした。
■スピンオフドラマ「学生街の喫茶店」
ミニドラマ×5。
10分程度でさくっと観られつつ、ストーリーはどれもキャラを掘り下げていて濃厚で面白かった!
古屋兎丸先生の原作絵とコラボ?してるのも珍しくて良かった。
二四三の女装が結構可愛かった 笑
光明のシャーが可愛い。