2024年11月の記事一覧
てんぐのノイエ銀英伝語り:第44話 旅立ち〜少年は、ついに自分のドラマの主人公に
物語の“主人公”としてのラインハルトは、三国志演義で言えば曹操のようなピカレスクヒーローなんですよね。帝国の支配者として時代を牽引し、社会の最大多数の要望をダイレクトに叶え、何より華もあるから擁護者も多い。芳樹御大の若い頃からの曹操びいきを反映させてるとも言えます。だけど客観的に見れば、「それ主人公のやるこっちゃないだろ」って所業も色々と多いんですよね。
これに対しユリアン・ミンツはというと、
てんぐのノイエ銀英伝語り:「真なる中立」としてのノイエ版トリューニヒト
昨日の記事でちょっと触れ損ねたんですが、ノイエ版トリューニヒトってどうにも気持ち悪いんですよね。それも、原作や別媒体とは明らかに異質なんです。
ノイエ版トリューニヒトの異質さ、訳のわからなさについては、前に書いたこの記事でも触れてました。
ただ、あれからだいぶ経って、今週の銀河帝国正統政府受け入れやラインハルトからの宣戦布告を受けてからの反応を見ると、もっと訳がわからなくなります。
てんぐのノイエ銀英伝語り:第43話 宣戦布告~ノイエは相変わらず社会と人々を描くのがうまい
はい、今週のノイエ銀英伝語りの時間がやってまいりました。
前回の幼児誘拐犯銀河帝国正統政府発足の話もですが、今週のエピソードもテンションが上がりました。今までの銀英伝では原作含めて軽視されていた部分、即ち生の民衆目線での同盟社会の描写に満ち満ちてました。まあ、地味は地味なんですが。
というか、今週の話って、帝国社会を描いたあの28話と対になってるんですよね。
衆愚の一言で語るなかれ、多種
てんぐのノイエ銀英伝語り:第42話 銀河帝国正統政府~ノイエ制作陣の空間把握能力が高すぎる
今週のノイエ銀英伝は、本当に楽しみにしてたというか、劇場で見た時も「こんなに地味な回なのに内容が濃すぎる!」と震えが走った回でした。
端的に言っちゃうと、ノイエのスタッフって、作劇的な意味での空間把握能力がべらぼうに高いんですよ。
ひとつひとつに意味を見出せる各シーンでのキャラクターの振る舞いや立ち位置もそうですが、もうひとつはイゼルローン要塞の立地環境の意味。
小野不由美が徳間文庫版の解
てんぐのノイエ銀英伝語り:第41話 矢は放たれた〜放たれた矢が貫くものは?
アメリカ大統領選の結果は衝撃的でしたが、あまりにも完全に勝敗が決まったので、かえってサッパリとした気持ちで今週のノイエ銀英伝を録画視聴してました。
と思ったら、かなり時事にマッチしてるサブタイトルにスリルを感じてしまいますが。
というわけで、今週のてんぐのノイエ銀英伝語りの時間です。
ノイエのヒルダはチョロくないぞ
予告動画のサムネイルになってるヒルダ嬢、かなり怒ってましたなあ。
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