働くために生きる?それとも生きるために働く?
Netflixの『エミリー、パリへ行く』を見てたとき、このセリフに心がビクッと反応した。まるで「あなたはどっち?」と、直球で投げかけられてるみたいで、言葉が突き刺さった。しかもシーズン1の第1話。
これ、働き方や文化の違いを語るだけのセリフじゃない。自分はどう生きたい?」という問いそのもの。
フランス人って本当に「人生を楽しむ天才」だと思う。
退勤後は仕事のメールを見ないのが普通だし、夏には1か月以上のバカンスをとってのんびり過ごす。
友達や家族とのディナーは何より大事で、「今日は疲れてるから」とかいう理由でスキップする人なんてほとんどいない。
一方で、アメリカでは「長時間働く=努力」「働くことが自己実現」って価値観が強い。
働きすぎて倒れちゃうくらい頑張るのが、一種の勲章。
日本もどっちかというとアメリカ寄り。「忙しい」って言葉が褒め言葉に聞こえる文化がある。
でも、
そこに少しだけ疑問を持つ余地がある。
私もかつては「働くために生きてる」側だった。
成果を出すのが楽しくて、仕事が趣味のようになった。これってある種の幸せではある。でも、いつの間にか「仕事だけ」の生活になり、彩りを失う生活になっていってた。
「これって、本当に私らしい人生か?」
そのタイミングで友達から旅行の誘いがあって、なんとなくついていったんだけど、それが人生の転機になった。
旅先で見た海。耳に届く波の音。地元の人たちが笑いながら食べてた美味しそうなご飯。
まぁ、のんびりしてた雰囲気だったのよ。
普段だったらスルーしてた風景に「これが生きるってことかな」って胸がジーンとした。
それから私は「生きるために働く」って感覚を意識してみるようになった。
もちろん、仕事は好きだし、頑張り続けていた。だけど、「人生の主役は仕事じゃない」ということを忘れないようにした。
具体的にはこんな風に変えた。
毎週「楽しい予定」を1つ入れる。完璧を目指すのをやめる。7割の完成度でOKと決める。「仕事が終わったらやめる」って自分にルールを課す。
こうして少しだけ働き方を変えたら、逆に仕事がより楽しくなった。
頭の中がクリアになるし、アイデアもどんどん出るようになった。余白とか遊びって本当に重要。
「働くために生きる?それとも生きるために働く?」
「働くために生きてる」なら、ちょっとだけ視点を変えてみてもいい。
何のために働いてるのか、働くことで何を実現したいのかを考えてみる。
「生きるために働いてる」なら、その生き方をもっと楽しむヒントを探してみる。
人生の主役は自分自身だし、働き方はもっと自由でいい。
「働くために生きる」人生と、「生きるために働く」人生。
たった一つの視点の違いだけど、その先にある景色は全然違う。
今、この文章を読んで「どっちだろう?」って考えたなら、もう一歩進む準備はできてるはず。
あなたが「生きるために働く」を楽しめる日々を、私も全力で応援しております。
レイチェル
▼Youtubeに今回のセリフのシーンが公開されていました。
Welcome to Rachel Lab!
またお目にかかれるときを楽しみにしています。