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【ウィキペディア】2024/2/10 ウィキペディアタウン㏌さがみはら@橋本 (神奈川県相模原市)

内容

時間と人数と環境

  • 10:00-17:00

  • まち歩き→昼食→図書館で説明と編集

  • 参加者10名+関係者

  • 主催:図書館と市民をつなぐ会・相模原  http://toshokan.org/

  • まち歩き:橋本の歴史を知る会

  • 共催:図書館と市民をつなぐ会・相模原、相模原市教育委員会

  • 協力:橋本の歴史を知る会、ウィキペディアタウン@橋本実行委員会

  • 会場:相模原市立橋本図書館 研修室 (ミウィ橋本6階)

  • 会場にPCあり。インターネット環境あり。

事前の打ち合わせ

  • 昨年2月に続いて2回目の「ウィキペディアタウン」を行う

  • 資料は、図書館がブックトラックに用意。

  • 参加者でこれまで編集経験がない方には、事前にウィキペディアのアカウント作成をお願い。

  • 集合は、記事作成対象の現地

  • まち歩きは「橋本の歴史を知る会」の方によるガイド付き

ワークショップ内容

  • 興福寺 (新規記事作成)

  • 橋本駅、橋本に関する記事(既存記事編集)

告知

ホームページ

「広報さがみはら1月15日号」
https://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/_res/projects/default_project/_project_/00_common/koho/sagamihara20240115.pdf

広報さがみはら誌面より

目的

「地域のコンテンツをウィキペディアに登録することで、相模原市の魅力の発信につなげる。また、図書館が所蔵する地域資料を活用してウィキペディアの記事を作成することで、図書館に足を運ぶきっかけを作り、さらにネットリテラシー及び情報リテラシーを身に付ける機会とする。」

集合~まち歩き

将来的には、リニアの神奈川県駅(仮称)が新設され、現在はJR横浜線・相模線、京王相模原線の三線が乗り入れている「橋本駅」。
そこから北西に歩いて10分ほどのところに「香福寺」がある。
応永年間の創立されたといわれるこの寺は、600年ほどの歴史をもち、橋本宿や秋葉大権現、樹齢400年といわれるコウヤマキの樹など、周辺を含めた特筆すべき事項が多いが、これまでにウィキペディアには記事がなかった。

集合場所を香福寺とし、まち歩きをスタート。撮影係の希望者を募り、決める。

門、垣根、本堂、山門などの説明の後、寺の西側にある念仏塔や秋葉大権現の碑についての説明を受け、駅前にある図書館に戻る途中では前回のウィキペディアタウンで作成した「神明大神宮」の前を通り、「橋本七夕まつり」についての解説もあった。

講義

イベントガイドページ

今回は2024年最初のウィキペディア編集イベントでの説明のため、ウィキペディアタウンとは何なのかを「町のことを記していかないとこんなことになっちゃうよ」「その時に記録しておかないとわかんなくなっちゃうよ」という側面から、陵雲閣や、国指定文化財でありながら指定から数年で所有者による判断で解体となった北九州市の「岩松家住宅」などの事例を挙げて説明した。

また身近な体験として「このあいだまであった建物が今は更地になっているけど何があったのかすぐに思い出せない」現象を例に出し、記録していくことの大切さを説明した。

練習ミッション

今回からは、2023年にラジオに出させていただいたこともあるので、宮藤官九郎さんのネタでの出典練習を作成してみた。
グループ魂のギタリストとしての名義は「暴動」。
という記述に出典を付ける形とした。

出典元には書籍「ゼブラーマン」を使用した

これを各自の下書きページで試してもらい、ウィキペディアの記述と出典がセットになっており、信頼性が担保されていること、読者が情報源にたどり着きやすくなることを体験してもらった。

編集

やってほしいこと

  • 地元のことを調べて書く

  • 百科事典っぽく書く

  • 出典を伴って書く

  • 中立的に書く

やってはいけないこと

  • 資料の丸写し

  • 自分の主張を書く

  • 出典に基づかないことを書く

  • 偏った視点で書く

気に留めてほしいこと

  • 記事に完成はない

  • 間違っても大丈夫

  • 誰かのために書く


成果

加筆記事


新規記事


メディアによる取材

時事通信社とタウンニュースの記者の方が取材に来てくださった。
今回のウィキペディアタウンは
「地域のコンテンツをウィキペディアに登録することで、相模原市の魅力の発信につなげる。また、図書館が所蔵する地域資料を活用してウィキペディアの記事を作成することで、図書館に足を運ぶきっかけを作り、さらにネットリテラシー及び情報リテラシーを身に付ける機会とする。」
という目的のため、イベント単体だけでなく「こういうイベントがある」ということを広く知っていただく機会が重要となる。

事前の広報では、イベントの面白さはなかなか伝えきれないことが多い。
取材をして委託ことにより、より広がっていくことを期待したい。

追記

参加者の中には、お孫さん(高校生)と一緒に参加されたご婦人がいらっしゃった。こういうイベントがあるので参加しないかと誘ったところ、お孫さんが承諾し、参加に至ったとのこと。
お孫さんはPCの扱いも慣れており、練習課題をさくさくとこなし、お孫さんからすれば「祖母」にあたるご婦人に編集レクチャーをする光景も見られた。
こういった世代間交流もウィキペディア編集イベントの面白さ・重要性のひとつだと思われる。

今回のイベントは図書館は主催ではなく、共催として相模原市教育委員会として名前を連ねている。
しかしながらPCやネット環境がある研修室のご提供、資料の準備など、とてもきめ細やかな協力とイベントに対するご理解をいただいた。
ウィキペディア編集イベントを通じて、図書館の膨大な知識を活用する来館者が増えることを願う。


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