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#40 儲けのカラクリ

【私の仕事術:❹ビジネスで勝つ為に】
ビジネスモデル(儲けのカラクリ)を理解しよう

仕事をしていると「ビジネスモデル」という言葉をよく聞きますが、あらためて「ビジネスモデル」ってなんでしょう?

一言でいうと「儲けのカラクリ」ですが、「どうやってお金儲けできるのか?が描かれた全体構成図」という方が目に見える形になって、わかりやすいかもしれません。

「ビジネスモデル」と聞くとどうしても、とても難しいもので、一部の賢い人が考えるものと感じていませんか

実は、そんなことはないです。

確かに、世の中に存在するビジネスモデルは多種多様で、色々な企業の商品やサービスのビジネスモデルを解説した本も売っていますが、1つ1つ内容が違っていたり、複雑だったりしますから、とても難しいものと思うのは仕方ありません。

それなのに、上司から「これ、ビジネスモデルがどうなっているか考えてみて?」なんて言われた日には、一体全体何をどうしたらいいか悩んで困ると思います。

そこで、とてもシンプルに「ビジネスモデルとは何か?」について大切な事を図解してみましたので、こちらの概念図をご覧ください。

■ビジネスモデルの概念図

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真ん中の黄色部分は、商品やサービスが開発されるところから購入され、消費されるまでの経済活動の一連の流れを書いています。その裏側のグレー部分に、インフラとしてシステムやそこで働く人など支えてくれるものがあると思ってください。

この一連の流れの中で、「どこで、どうやってお客様からお金をもらうか?」というお金が入ってくる部分(収入:Cash in)を青い矢印で上から下に、「どこから、どんな出費や損失が出ているのか?」というお金が出ていく部分(支出:Cash out)を赤い矢印で描いています。

なお、ここでいう「お客様」は、一般消費者以外に企業等の事業者も含まれます。

これが概要です。イメージつきましたか?

この絵を見てもわかるように、例えば、お金をもらうタイミングはいろんな場面にあります。ただそれは業種、業態によって変わってきます。そして一般的にこのタイミングでお金をもらうというものはありますが、これが正解!というものはありません。逆に言えば、どの場面でもお金をもらえる可能性があるとも言えます。

考えればキリがないですが、シンプルに考えると、どうやってお金をもらって、どれだけ出費を減らすかが重要という点は業種、業態関係なく同じです。

一度、ご自身の関わる仕事、業種、商品などをイメージし、どういう工程があって、どんな風にお金の出入りがあるのか考えてみるとさらに「ビジネスモデル」に関する理解が深まりますのでおすすめです。


■ビジネスモデルでさらに大切な事

普段生活していると、激安セールだったり、ものすごい安いお店とか「あの会社は、なぜあんなに商品を安く売る事ができるんだ?」と思う事ありますよね?

これも上記の概念図に照らしあわせると、安く販売しているけど、たくさん売れるので入ってくるお金の量が多い(薄利多売)のか、もしくは出ていくお金が少ないので、安く販売しても十分賄えるのかな?という事が想像できると思います。

逆に「高い金額なのに、なぜあんなに売れるの?」と思う商品は、売れるだけの価値があり、そこにたくさんお金をかけているのかな?という事が思い浮かぶと思います。

このように、ビジネスモデルを理解し、さらに
・お客様からお金をもらう為の工夫
・支出が少ない、出ていかない工夫

までわかると、その事業のビジネスモデルはほぼ理解できた事になります。

最近流行っている商品やサービスに「高いな」「安いな」と思った時は、ぜひ先ほどの簡単な絵を見て「これはどんなビジネスモデル何だろう?」「どんな工夫がされているんだろう」と考えてみてください。

その時に、業界全体が抱える課題を一緒に考えられると、ビジネスが成功する為のヒントも見つかるかもしれません。

この工夫が、その事業のビジネスモデルにおいて重要な事となり、提供する会社独自の強みや特長になって、他社に負けない企業になることに、つながっていきます。

いかがでしたか?
ビジネスモデルに対する難しそうだなという心理的障壁が少しでも減り、ビジネスモデルを理解する一助になれば幸いです。




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最後まで読んでいただきありがとうございます。これまでご紹介した仕事術がこちらからもご覧いただけます。お読みいただけると幸いです。


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