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スキルを言語化するコツ(自己分析〜職務経歴書を書き始める前に)

こんにちは、ROYAL AGENTのなかの人です。
以前、転職活動における職務経歴書の書き方を掲載し、その後、転職軸を固める自己分析について掲載しました。それぞれの記事の中で、「自分のスキルの言語化をしよう」と記載していましたが、自分のスキルを言語化することが難しい方もいらっしゃり、その方に向けてこの記事を書きました。
エンジニア職であれば、コーディングスキルや利用ツールなどテクニカルスキルを比較的明確にしやすいのですが、様々な業務を兼業してきたり、特殊な業務役割を担われてきた方は言語化に難しさを覚えることがあります。
そして、これは事業会社でご経験が長い方に多く見受けられます。

そこで今回は、スキルの言語化のコツをお伝えしようと思います。
職務経歴からスキルを抽出して言語化することを「ラベリング」と呼んでいます。自分の特性や強み、希少価値を採用企業に対しわかりやすくラベル付けすることを指しています。このラベリングは自分の転職活動における武器(スキルや知識、経験)を言語化する作業とも言え、例えば「統計学の知識」「粘り強さ」「プロジェクトマネジメントの経験」「広告業界の知識」などがあるでしょう。

ラベリングのイメージ

ここでラベリングの ”コツ” があります。
ラベリングは見せる相手である採用担当者にとって応募求人にマッチしていると思ってもらえるかということが大事になります。
つまり、ラベリングの言語化に失敗すると選考においてアピールしきれず不利になる可能性があります。
では、どのようなラベリングをするのが良いのでしょうか。

求人票の応募条件を参考にしてみましょう。

ご自身が受けたいと思っている求人をいくつか見てみましょう。必須要件や歓迎要件に、求めるスキルや知識、経験が記載されています。
言語化する際には、自身が興味を持っている求人を中心にどのような記載の仕方をしているかを参照してみましょう。
そこに書かれている条件に合わせてウソは書けませんし、ゼロからスキルを生み出すことができません。しかし、ご自身の経験の見方を変えれば訴求できるスキルの伝え方は少し変えることができるのではないでしょうか。
例えば、自身の業務経験から「粘り強く交渉した経験やスキル」をラベリングしたとしても、「粘り強く頑張れる方」という応募条件は少ないかもしれません(求める人物像にはあるかもしれませんが)。
そこで、ご自身が粘り強くされてきた経験をより紐解いていくと、経営陣と現場の意見を折衝することによってプロジェクトを成功に導いた経験だとわかったとします。
そこから言えることは「経営へのレポーティングや交渉の経験」「異なるステークホルダーとの調整能力」になるかもしれません。これは、経営企画や事業企画、エンタープライズ営業の職種でよく見られる採用条件の一つでして、ポジティブに見てくれる確率が上がるでしょう。

ラベリングしたスキルと求人とのマッチングイメージ

このように、ご自身の経験やスキルを棚卸する際には、様々な伝え方があり、伝え方次第で求人企業とマッチしているとポジティブに判断いただけることでしょう。

次に、上記のお話をした際に、候補者さんからいただいた質疑と回答をお伝えします。

質問)求人ごとにマッチしたラベリングをしたい場合は、職務経歴書を都度書き換えるのですか?
回答)いいえ、職務経歴書は一般的に企業ごとに書き換えるものではないため、一つの職務経歴書で転職活動されることで良いと思います。(大きく違った職種を受けたい場合は2パターンに分けても良いかもしれませんが)
ラベリングしたご自身のスキルの粒度と、求人票の要件の粒度が揃ってないことはよくあります。その点は、転職エージェント側で補足して求人企業にお伝えしています。
例えば、以下のような例があります。
自身でラベリングした結果「プロジェクトマネジメントスキル」を挙げられた一方、求人票で求められているスキルが「エンジニアとの協業経験」「プロダクトの企画からリリースまで一貫して携わった経験」などプロジェクトマネジメントの中に包含されているようなケースがあります。
プロジェクトマネジメントは自身でラベリングしたスキルでも、ある求人に対してはエンジニアとの協業経験を自己PRで強調して書きたいといったお話でした。
こういったレイヤーが違う場合は、弊社から求人企業へ伝える「推薦文」で補足します。推薦文は、転職エージェントが何故この方を当該ポジションに推薦したのかを補足するドキュメントです。
自身でラベリングしたスキルと企業の求めている条件のレイヤーが微妙にずれている場合は転職エージェントで補足しておりますのでご安心ください※。
これは、転職エージェントを利用する価値の一つですので、うまく転職エージェントを活用しましょう!

※あくまで弊社の場合ですので、やっていただけるかはご利用されている転職エージェントにお問い合わせください

まとめ

・自身の武器(スキル)を言語化する「ラベリング」が必要
・ラベリングできるワードは経験の切り取り方で複数存在する
・ラベリングは求人の応募条件をヒントにする

最後に

弊社では、上記を基本として、個別のお悩みや事情に回答しながら転職支援を行なってます。
転職活動に不慣れな方や、自信が無い方も、転職をお考えになった場合はお声がけください。
全力でお力になれればと思いますので、ご登録お待ちしています!
こちらのページよりご連絡ください。

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