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【ハンドメイド連載】Atelier Amulet of Butterfly Will (44) 「エッセイ①:一緒にいたい」

みなさん、こんにちは。禧螺です。

今日もnoteをご覧いただき、ありがとうございます。


委託販売が始まって明日で10日目になるのですが、この間、様々なご縁をいただくことができています。

この混沌とした時代の中、Amuletを形にすることができ、手にとっていただける奇跡を体験させていただけて、本当にありがたいことです。

クリスマスに向けて、また新しいAmuletを創って参りますので、ここでお披露目した時は是非ご覧いただけると嬉しいです。


本日は初エッセイな

「【ハンドメイド連載】Atelier Amulet of Butterfly Will」シリーズ

の日です。


「そのシリーズって、何するの?」と、ご興味を持っていただけた方は、下の記事をご覧いただけますと幸いです。


それでは、参ります。



💜


面白いことに、Amulet製作が進んでいくと、いつしかAmuletにまつわるエッセイや素敵な物語が、生まれる時に立ち会えるようになりました。

他の作家様がどんなお気持ちを持ってアクセサリーを製作されているのかはわかりませんが、私の場合、あくまで「その人自身を支える器」として、製作しています。

一つひとつに物語があることは確かですが、それは作り手としての物語であって、実際に手にする人の物語ではありません。

「この形は何を象徴するか」とか「この石にはどういった効果がある」とかいう視点で、ある程度導き示すことはできるかもしれないですが、実際にその感性を磨くのは、その人自身です。

Amuletは、そうしてご自身でご自身を導かんとする人達のための、「見えるお守り」または「心の支え」になることを意図し思いながら、日々創っております。


今回、ある2つのAmuletについて、不思議な話が生まれましたので、ここに共有させていただきます。



💜

全Amuletにおいて、最も古い歴史を持つこの2つの作品。

個人的にも「原点にして頂点」の意味合いを持つAmuletたち。

今も現役で、他のAmuletを引き立てるための装飾として写真に写ってくれたり、休日に実際につけて楽しませてくれています。

そんなこの2つ。


実は、今回の委託販売に出す予定で、別々の主様にお迎えいただくつもりでいました。

そろそろ、私の元から旅立ちたいだろうなと思ったのです。

なんというか、出たそうに見えました。

なので、委託販売が決まった時、最初に「この2つは出す」と決定しました。

Amuletそのものに物語はありますが、私の元から離れれば、それはもう既に、主様の物語を紡ぐものとなります。

「あくまで器」というのはその為ですし、全てのAmuletにはその役目を全うして欲しいと思っています。

そうして、準備を進めていました。


ところが、Amuletの発送寸前になって、ディスプレイケージの場所の都合上、この2つは飾るのは難しいことが、実際に自分で飾ってわかりました。

これは想定外過ぎたので、なんとかして場所を確保しようと模索していた時です。

「この2つは、ここで待ちたい」

という言葉が降りてきました。

せっかくもっと広い世界に行けるのに、なぜ行かずに待ちたいのかがわかりませんでした。

他のAmuletは行きたがるのに、この2つだけはその言葉を発してから、断固として行きたがらないのです。

「まぁ、そういうこともあるよね」と思い、委託には出さず、大切に一緒に並べて置いていました。



数日後……

なんと、2つ一緒に、同じ主様にお迎えいただくことができたのです。

ここにきてやっと、なぜ行きたがらなかったのかの謎が解けました。

「2つ一緒に同じ主様の元へ行くことを、あの時点でAmuletが知っていた」のだと思います。

この2つのAmuletは非常に面白いことに、

かなりの高確率で、2つ一緒に、同じ主様の元へ旅立っていくのです。

しかも、ありがたいことに、手にしてくださった全ての主様が、私の自創作「Chronicle of Butterfly Will」を追ってくださっている方ばかり。

この物語を全く知らない人でも、気兼ねなく「かわいい」と思って手に取っていただけるようにと、自創作を公開していないネットショップにも出して宣伝しているにも関わらず、です。

非常に運命的なものを感じました。

ユウリが断固イサベルを離したがらないのか、またはイサベルが無意識にユウリの手を離さないのか……

考えただけで、ちょっと楽しくなってしまいました。

双方とも「主様が幸せであるように在る」という役目を全うしながら、一緒にいたいという意志があるのかもしれません。



そういえば、製作時、蝶と百合の紋章、ステンドグラスの輝きを彷彿とさせる幻想的な輝きと夜の闇を思い浮かべる絶対的な黒という、作品の雰囲気は違うけれど、どこか同じ空気を纏い、輝きを持っていて欲しいという思いで作りました。

どんな立場の主様にお迎えされても、どんなに遠く離れることになっても、イサベルとユウリは共にいることを、こっそり願いながらです。

それが叶った形になるのだと思います。

それも、私自身のみならずイサベルとユウリをも愛してくださる方達にお迎えいただける喜びは、何にも代え難いものです。



近日、この2つは、新しい主様の元へ一緒に旅立ちます。

こんなにも素敵なご縁をくださったみなさまに、改めて深い感謝を申し上げます。

今まで手にしてくださった方達のための、これからいつか手にしてくださる方達のための、お守りや支える役目を果たせますよう、作り手として、これからも日々精進いたします。

そして、Amuletを手にしてくださる全ての主様が、幸せでありますように。



💜


現在、東京都世田谷区のカフェ「*LUPOPO cafe&gallery*」さんにて、Amuletを委託販売中です!

期間は2024年11月~2024年12月まで。

機会がありましたら、LUPOPOさんで是非、美味しいケーキと紅茶で優雅なカフェタイムをお過ごしくださいませ。

そして、Amuletにも実際に会いに行っていただけると幸いです。

LUPOPOさんへのアクセスは、こちらからご確認ください↓




また、STORES本店やminne店のネットショップも、ゆったりのんびり開いております。

●【STORES本店】

禧螺の創作「Chronicle of Butterfly Will」の世界観を纏ったグッズの総合ネットショップ。
現在はAmulet(ハンドメイド作品)のみの販売ですが、キャラクターグッズや原作本などを追加予定しています。
よろしければブックマークしていただけると幸いです。
またメルマガ登録者様には、シークレットクーポン配布や新作の先行案内等、ご案内させていただいております。



●【minne店】

Amuletの中から、比較的日常使いが効きそうなもの、または数があるものを置いております。
よろしければフォローしていただけると幸いです。



2ヶ月間、どうぞよろしくお願いいたします。




💜

みなさんに、ここで出逢えて嬉しいです。

この記事にお時間をいただき、ありがとうございました。


それでは、今日はここまでです。

みなさんの本日が、素敵なものでありますように。



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禧螺
クリエイターの活動費として、使わせていただきます。 また、日本を中心とした、伝統文化を守り後世にも残して参りたいですので、その保護活動費としても使わせていただきます。