学生時代に知りたかったストレッチポールの話
こんにちは!hirokiです。
今回は学生時代に知りたかったシリーズ第一弾としてストレッチポールに関する事をまとめました。
最近ではスポーツジムや部活動をはじめとする学生スポーツ現場、自宅でのコンデショニンググッズ等でみること多いストレッチポールですが、
皆さんはどこまでストレッチポールを使いこなせていますか?
僕自身もストレッチポールを高校生の部活動から使っていますが使いこなせるようになってきたのは理学療法士として働き始めてからです。笑
そもそもなぜ、このような記事を書こうと思ったかというとアスリートと関わる機会が増えてきた中で意外にも「とりあえず」で使っていることが多いなと感じたからです。
そこでこの記事を通して一緒に確認しながら学んでいきましょう!
①ストレッチポールとは?
そもそもストレッチポールとは
「酷使した身体をリセットし、本来あるべき状態に整える」
をコンセプトとして開発されたものになります。
ここで重要になるのが
「本来あるべき状態に整える」ということです。
現代社会においてリモートでの仕事やデスクワーク等でパソコンやスマホがコロナ以前の時代より私たちの生活に身近なものとなりました。
その結果、長時間座ったままなど同一姿勢の状態が続き腰痛や肩こりを誘発要因にもなっていると私は思っています。
その結果、痛みによって日常生活に支障をきたしている方も多いと思います。
整体や接骨院に通って1週間ぐらいは良くなるが、長続きがしないなんてことも、皆さん一度は経験したことがあると思います。
皆さんは痛みが出る前に対処出来たらいいなと考えたことはありますか?
そんな時に日々自宅でコンデショニングケアをする一つの方法としてストレッチポールがあります。
ただ使うのと効果を理解して使うのでは効果の現れ方に差があるため、
どういった効果があるのかについて説明していきます。
②ストレッチポールが身体に与える影響
ストレッチポールの公式サイトには以下の4つが効果として
書かれています。
どうしてストレッチポールを使用することで①~④の効果が
身体に現れるのでしょうか?
まず、大前提として背中の筋肉が硬くなりやすい理由は、
脊柱起立筋をはじめ、多くの筋肉が抗重力筋であることです。
私たちは地球で生活する限り重力が身体にかかっている状態になります。
その重力に対して立ったり、座ったりを維持するために働いているのが、
抗重力筋になります。
またストレッチポールを用いた基本的なエクササイズは安全性が高く、身体能力レベルに関係なく、若年者から高齢者、スポーツ選手と幅広く利用されています。
では大前提をふまえた上で
どういった原理で効果が現れるか確認していきましょう!
①筋肉が緩む
筋肉には腱紡錘という器官が存在します。
腱紡錘の働きとしては張力に反応して運動神経を抑制し筋の緊張を低下させてくれます。ちなみにⅠb抑制と言います。
またストレッチポールを使用することにより、血流の滞りが改善されることも筋肉が緩む要因の一つとして挙げられます。
②背筋が整う
私たちの脊柱は24個の椎骨(頸椎7個・胸椎12個・腰椎5個)と仙骨、3~6個の尾椎からなっており、横から見るとS字状カーブで連結しています。
しかし、日常生活でのデスクワークや携帯での動画視聴により猫背になりやすい環境が数多くあります。
例えば机の高さがあっていない状態でのパソコン作業やソファに座ってのTVやスマホで動画視聴の際に皆さんはどのような姿勢で過ごされていますか?
骨盤後傾⇒腰椎後弯⇒胸椎後弯+肩甲骨外転・外旋⇒頚部前方突出(ストレートネック)になり猫背の姿勢が完成します。
しかしストレッチポールに寝ると頭蓋骨・胸椎・仙骨の三点が主としてストレッチポールとあたる形になりS字カーブが修正されることで整っていきます。
また様々な文献にて脊柱アライメント改善の報告がされています。
また、若年者だけではなく高齢者を対象とした報告もあります。
③呼吸が深くなる
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