坂西涼太
自作句を置いています。
日頃起きたことや考えたことを文章にしています(雑に言えば、Twitterの拡大版的な位置づけです)。
今週、昼時に西早稲田を通りかかる用事があって、メーヤウさんに行ってきました。 ▼メーヤウ公式 初めてメーヤウさんを意識してから2年くらいは経ってる筈。行きたいな…
吊革も吾も斜めや十二月 笠原小百合 一年の締めくくりである12月。色々な雑事、用事が殺到して、日常生活は自然慌ただしくなる。そういえば、この一月、通勤電車の非常停…
#句具ネプリ 、今回もとても楽しく拝見しました。色んな方の色んな作風に触れることができるのが醍醐味ですね。特に好きな句をTwitterで挙げたので、簡単に鑑賞してみたいと…
昨日TwitterのTLに流れていたこのツイートからご紹介します。 続いて、本体のnoteの記事がこちら。 高松霞さんは、以前からこの問題に取り組まれて度々ツイートやnoteで…
こんにちは、坂西涼太です。 早いもので、6月に入りましたね。ヤバいです。あっという間でした。年々「一年」の長さが短く感じられます。 この半年の間には、新たな出会…
年末のある日、「子連れ句会」さんのネットプリントが配信されるとのツイートを拝見し、プリントできるのを楽しみにしていました。じつは個人的に「子連れ句会」さんの活動…
新年のごあいさつ2021年、あけましておめでとうございます。コロナ禍のつづく中で皆様お変わりないでしょうか。ご挨拶が遅くなり恐縮です。本年もどうぞよろしくお願いいた…
「『仕事がないんです』って泣いている女の人がいてさ。それで、ああ、こういうのもいいかなぁって。」 こんにちは、坂西涼太です。今回は「はたらく、ということ」をテー…
子育ての日々は、毎日バタバタしている。 長男誕生が2010年だったから、そんな生活がもう10年にもなる。我ながら驚きしかない。ウチには三人の息子がいて、当たり前だけれ…
※ 一部ネタバレ要素があります。ご留意ください(11/2 08:10追記) 最近テレビで『鬼滅の刃』ヒットの背景や理由について解説される機会が増えた気がする。 その一つが…
Twitterで、「なりきり俳句バトル」に初参加させていただきました。 発端はこのツイートがTLに現れたところから始まりました。 出句ははじめに4句なのか、一回戦の一句な…
「ブラック企業」について、下のようなツイートをコメント付きでリツイートしました。 発端は、朝日新聞のこの記事。 記事を読んだ瞬間の感想としては、「え、そうなの?…
9月中旬のある夕。 登校しぶり発生から2週間が経過した頃、担任と学年主任がわが家にやってきた。 「仕事あがったらすぐ帰宅するから、待っててもらって」 との妻のLIN…
小3にして不登校になった息子。 はじまりは、夏休み明けの8月最終週からだった。 いや、じつはもっと前からその芽はあったのかもしれない。 一学期の半ばくらい。 「お…
3月を疑ふ人気なき日向 どんと来て朝寝を破る吾子ふたり 朝寝覚め夢の吉凶定まらず 起きてなほ夢見心地の朝寝の児 犬の毛を鋏で手入れ春夕焼 春雷の絵ごとに光る町画…
賀状書く深夜ラジオに励まされ 転ぶ子を見守る日々や去年今年 事務始父のネクタイくたびれし 子の玩具鞄にまじる事務始 「だるまさんがころんだ」町に雲雀啼く 失策の…
今週、昼時に西早稲田を通りかかる用事があって、メーヤウさんに行ってきました。 ▼メーヤウ公式 初めてメーヤウさんを意識してから2年くらいは経ってる筈。行きたいなと思いつつ、なかなか毎日のルーチン生活に追われて西早稲田に、いや副都心線そのものに乗る用事もなく生きてきたわけです。 ▼メーヤウ復活に至る経緯 前置きが長くなりました。 で、食べたカレーがこちら。チキンカレーです。ちなみに前払い制。支払いはSuica、PASMO、PayPay…だった筈。現金の取り扱いはありませ
吊革も吾も斜めや十二月 笠原小百合 一年の締めくくりである12月。色々な雑事、用事が殺到して、日常生活は自然慌ただしくなる。そういえば、この一月、通勤電車の非常停止が多かった。うち一回は吊革を掴み損ねて見事に2メートルくらいは飛ばされてしまった。掲句の「斜め」は、受け取る人によって向きを変えそう。用意周到に前のめりな方もいよう、後手後手に忙殺される方もいよう。私は後者。来年こそ前のめりに色んなことにチャレンジしたい。 ずいぶんともこもこしたる歳暮かな このはる紗耶 「ず
#句具ネプリ、今回もとても楽しく拝見しました。色んな方の色んな作風に触れることができるのが醍醐味ですね。特に好きな句をTwitterで挙げたので、簡単に鑑賞してみたいと思います。 街小春鎧坂下理容店 吉田芳子 漢字のみの表記ゆえ目立つ。その硬さに触れつつ読めば、ただ硬いだけの句でないことが明らかになる。小春の理容店がこの句の核。サインポールと大きな鏡、雑誌を手に憩う客たちの背など穏やかな光景がありありと浮かぶ。この触感のギャップ。敢えて食感に例えるなら、外はカリッと中はふ
昨日TwitterのTLに流れていたこのツイートからご紹介します。 続いて、本体のnoteの記事がこちら。 高松霞さんは、以前からこの問題に取り組まれて度々ツイートやnoteで情報の発信をされていました。 結社をはじめとする創作集団(その関係性の延長としての個人間を含む)におけるハラスメントについては、個人的に思うところもあり、私も過去の高松さんのnote投稿にコメントを寄せたことがありました。 私ごとですが、最近、俳人協会の「俳句文学館」12月号に「俳句界とSDGs
こんにちは、坂西涼太です。 早いもので、6月に入りましたね。ヤバいです。あっという間でした。年々「一年」の長さが短く感じられます。 この半年の間には、新たな出会いや嬉しいことがたくさんありました。中でも憧れの「子連れ句会」さんに初参加できたことには感慨深いものがありました。会を主宰する西川火尖さんからお誘いのメールをいただいた時は、嬉しさのあまりメールを三度見したほどです。 こんな距離感の句会に憧れる… 家庭的な都合(妻の仕事と子どもの習い事)で結社の句会にも出られて
年末のある日、「子連れ句会」さんのネットプリントが配信されるとのツイートを拝見し、プリントできるのを楽しみにしていました。じつは個人的に「子連れ句会」さんの活動に対する興味と、いつの日か参加してみたいなぁという淡い希望を持っています。それには俳句と出会ってからの私自身の経歴も関係しているのですが、そのあたりは別の機会に書きたいと考えています。 さて。プリントしてみると、どれも興味深い句ばかり。一句一句がパッと見ただけでも「短歌だっけ?」というくらいにゆたかな世界を構成してい
新年のごあいさつ2021年、あけましておめでとうございます。コロナ禍のつづく中で皆様お変わりないでしょうか。ご挨拶が遅くなり恐縮です。本年もどうぞよろしくお願いいたします。 ちょっと別記事(「はたらく、ということ」)をフライング投稿してしまったのですが、この記事をもってnote書き初めとさせていただきます。 今年の目標はずばり!「めっちゃ転がりたい」をテーマに1年元気に過ごしたいと思っています。いきなりぶっとんだテーマですみません。いえ、酔ってはいません。どういうことか?
「『仕事がないんです』って泣いている女の人がいてさ。それで、ああ、こういうのもいいかなぁって。」 こんにちは、坂西涼太です。今回は「はたらく、ということ」をテーマに記事を書いてみたいと思います。そんなに長い記事にはなりそうにないので、物足りなかったらごめんなさい。 タイトルについて、今、結論的に考えているのは「はたらく」=「はた(側、傍)らく(楽)」というもの。まわりを楽にしたり、楽しくしたりすることが「はたらく」ということなんじゃないかなと、私自身は定義づけています。
子育ての日々は、毎日バタバタしている。 長男誕生が2010年だったから、そんな生活がもう10年にもなる。我ながら驚きしかない。ウチには三人の息子がいて、当たり前だけれどそれぞれ性格も違う。日々ぶつかり合って大きくなる、その理屈は分かっていても、つい過干渉になったり、或いは逆に目と手が届かなかったりする。 今思えば、長男が幼かった日々はまだ(今と比べれば)余力があったと感じるけれど、だからといって一人っ子家庭が楽だとは思わない。育児はいつも全力だから、子どもの人数の多寡で手
※ 一部ネタバレ要素があります。ご留意ください(11/2 08:10追記) 最近テレビで『鬼滅の刃』ヒットの背景や理由について解説される機会が増えた気がする。 その一つが先日の「ウェークアップ!ぷらす」。辛坊治郎氏は「水戸黄門」に喩え、「勧善懲悪で必ず最後こうなるっていうのがわかる。安心して見てられる。見終わった後にストレスがたまらない。正義は勝つって…ここでしょう」と語っていた。 個人的には、この喩えはあまり正確だとは思えなくて、従来の勧善懲悪にはなかった「悪なりの事
Twitterで、「なりきり俳句バトル」に初参加させていただきました。 発端はこのツイートがTLに現れたところから始まりました。 出句ははじめに4句なのか、一回戦の一句なのか不明だったのでDMで問い合わせると4句とのこと…。 ちなみにテーマ詠でそれぞれ 第一回戦:「大工」 第二回戦:「人を守る仕事」もしくは「悪者」 準決勝:「歌に関係している人」 決勝:「シェフ」 というお題がありました。そこで7/16出句したのが、こちら。 自己紹介俳号 坂西涼太 所属結社
「ブラック企業」について、下のようなツイートをコメント付きでリツイートしました。 発端は、朝日新聞のこの記事。 記事を読んだ瞬間の感想としては、「え、そうなの?」というもの。だってこれまで「ブラック企業」と呼んできたし、それは社会の特定の「誰か」がそう呼んだのではなく(少なくそれだけではなく)、むしろこの言葉があったればこそ、さまざまなニュースが瞬時に世間をかけめぐる「加速度器」みたいな言葉だったのにな、みたいなモヤモヤしたものでした。 ※ 鍵カッコ多くてすみません。
9月中旬のある夕。 登校しぶり発生から2週間が経過した頃、担任と学年主任がわが家にやってきた。 「仕事あがったらすぐ帰宅するから、待っててもらって」 との妻のLINEを見ていたので、早めに帰宅した私が一次対応を行った。 担任Oは、短髪・厳つい雰囲気の、いかにもテレビドラマなんかに出てきそうな体育教師。体格は立派だが、顔はどこか酒焼のように赤みを帯びている。一方の学年主任Mはちょっとキツそうなショートカット女性教師だ。ちなみに、この学年主任の先生は昨年(2年次)の担任だ
小3にして不登校になった息子。 はじまりは、夏休み明けの8月最終週からだった。 いや、じつはもっと前からその芽はあったのかもしれない。 一学期の半ばくらい。 「おれ、担任の先生キライだ。すぐ怒るし、乱暴な言葉使うんだ。友達が怒られてるの見るだけで可哀想になるし、自分が怒られるかもって思うと嫌なんだ。だから学校に行きたくない。」 … たしか、日曜日の午後昼時だった。 私は妻と顔を見合わせた。 一過性というか一時的にそう言ってる可能性もあったし、ではなくて確固たる決意のもとに
3月を疑ふ人気なき日向 どんと来て朝寝を破る吾子ふたり 朝寝覚め夢の吉凶定まらず 起きてなほ夢見心地の朝寝の児 犬の毛を鋏で手入れ春夕焼 春雷の絵ごとに光る町画廊 風船に命吹き込む三兄弟
賀状書く深夜ラジオに励まされ 転ぶ子を見守る日々や去年今年 事務始父のネクタイくたびれし 子の玩具鞄にまじる事務始 「だるまさんがころんだ」町に雲雀啼く 失策の続く外野手揚雲雀 棄てられし鳥の巣卵待ちわびる