デザイナー育成について考えること ※最近読んだ本の知見も添えて
*イラスト可愛くて使用させていただきました。ありがとうございます。*
https://note.com/dancefirst/
以前投稿したnoteが知り合いからも結構好評だったのでまた書いてみました。noteは心の中の言語化したい物事の、いいアウトプットになっています。
去年から課題にあったもののずっと手をつけられずにいたデザイナーさんの育成。育成というと上から目線のようにも聞こえてしまいますが、実際業務の中で「こうした方がいいですよ」とお伝えする場面が多いので堂々と書いてみました。
この記事を最後まで読んでいただいて、「一緒に働きたい!フブキの事業にも興味が湧いた!」という方はご連絡ください。
はじめに
私はディレクション・デザイン業務のほかにパートナーさんの窓口をしています。2022年の2月に自分一人ではまわらない業務量が発生して無理をして仕事をした結果、燃え尽きました(笑)
そこでデザイナーさんの募集を何回かしましたが、学生さんが海外の制作会社へ就職をしたり、育休に入られる主婦の方だったりと数年単位での案件の依頼が難しい現状がありました。(どちらも幸せなことなのでもちろんGoodです👌)
継続してお仕事を依頼できる方
髙島ルールに賛同して仕事に取り組んでいただける方
フブキに興味がある方
成長意欲がある方
はぜひ一度お話しをさせてください。
仕事をする上で最低限クリアしてほしいこと
1.プロのマインドをもって仕事をする
私はデザインを独学で学び、大学4年生の時にインターン生として制作会社へジョインしました。まだ案件は何もしたことがない状態だったのですが、それでも最初からずっと言われ続けていたことは「プロなんだからしっかりやって」でした。当時はツールの操作で苦しみ自分の頭にあるものが実現できないことも少なからずありましたが、「プロとして」という気持ちを持ったことで学習意欲や向上心はピカイチだったと思います。
2.デザインの原則を守る。守った上で変化する。
案件の概要・トンマナ・制作内容・不明点への回答などをしても初稿のクオリティが低すぎることが多々あります。
その度に「このデザインの意図は?」と聞くと「こういう風に言っていたからこんな感じなのかなと思いました」「このくらいでいいのかなと思いました」など曖昧かつクオリティを担保できていない回答が返ってきます。
これはプロ意識がない+デザインについて自分で考えられていないように思われます。
まずデザインの4原則である「近接」「整列」「反復」「対比」は最低限のルールです。これが出来ているか出来ていないかが顕著にわかるのは、採用サイトでよくある「数字で見る⚪︎⚪︎」のデザインです。
「基礎がある上でこういった意図で変化させました」は私は良いと考えています。今までデザインの先輩や同僚はいないので正解が何かは正直わかりませんが、お客様に納得していただけていることで腹落ちさせています。
3.スピードを意識して!
私がそのデザイナーさんがかかる工数を考え、「想定稼働時間×時給」で依頼をしています。ただ想定稼働時間ではほぼ終わっていない印象です。でもその時間で終わって欲しい内容だったりもします。
そこで「どうしてそんなに時間がかかっているのか?」を解明するために、想定稼働時間で終わっていない際は作業場(figma)をみにいきます。
大体その原因は、下記の4つかなと思います。
アウトプットするゴールが見えていないのにとりあえず手を進めている
そもそも稼働時間を本気で意識していない
ツールの良さを活かしきれていない(スタイルの設定やオートレイアウト、バリアントなど)
初めて一緒に仕事をするので不安があり慎重に仕事をしている
最近読んだ本で、「影響力=仕事量(アウトプット)×スピード(時間)」という式がありました。これは物理の法則で考えると、運動エネルギーは、「質量×スピード」で決まり、重いものが速いスピードでぶつかると大きな衝撃になるということで、お相撲さんがダッシュでぶつかったらめちゃくちゃ痛いイメージです。
仕事でいうと「3日後に100%のクオリティを持ってくる」のではなく「3時間で80%のクオリティで持ってくる」方が良いということです。よく聞きますよね。
ただ、ここで問題点として考えたのが、「100%のクオリティ・80%のクオリティって結局どのレベルのクオリティなの?」ということです。そこで次に大事なことにつながります。
4.お互いの「前提条件」のすり合わせできるコミュニケーション能力
私はとにかく無駄が嫌いなので、どうしたら人とのコミュニケーション時間を減らしつつ効率的に・ストレスが極力ない状態で仕事をしてもらえるか考えました。
それはパートナーさんだけでなく、社内メンバーもお客様とのやりとりも全てに通じます。
その答えは、「お互いの前提条件を擦り合わせてルール化すること」でした。例えば、
デザインで不要な小数点はちゃんと整数にして欲しい(デザイナー)
稼働時間内で終わらせて欲しい(パートナー)
無理をして体調を崩して欲しくない(全員)
家庭の事情がある場合は調整できるので事前に連絡して欲しい(全員)
1回OKを出したものの次の日にもう一回みたら意見が変わる可能性があるか(お客様)
今繁忙期で本業が忙しいか(お客様)
など。
先ほどの「100%のクオリティ・80%のクオリティって結局どのレベルのクオリティなの?」はこちらに繋がる話で、私から80%はこのラインですよと提示しないと本当の意味ですり合わせができていないと気づきました。
こういった細かいやりとりを1ヶ月くらい行なって2ヶ月目からはコミュニケーションエラーがない関係作りを今年から意識しています。
このスキルは持っていて欲しい
PCの基本操作や設定
カーソルの速度変更など(パートナー契約後、別途案内します)
ブラインドタッチ
サーチ能力
Figma
マスク
FrameとGroupの違いの理解 https://note.com/wecken/n/nb714c716beeb
オートレイアウト https://wentz-design.com/post/figma-how-to-use-auto-layout/
バリアント
アセット:ライブラリ
その他
イラレやフォトショでの基本操作(案件をやっていく中でできるでもOK)
パワポ(テンプレートの作成ができると依頼できることが増える)
zoom(画面共有・チャットがスムーズに使えること)
メンタル(ポジティブ精神・最後までやる・責任を持つ など)
フブキと働く
まずここまで読んでいただいてありがとうございました。
フブキってどんな会社なの?は別の記事にします。
↑そろそろ見直して変えないとね・・・と言い続けている弊社HPです。
https://www.canva.com/design/DAFhQK8Oxf8/ZRN81tSJAZ9HcS2wn2XERA/view
↑会社のざっと説明資料です。
↑サービスの1つの「CCB」です。なんとなく制作をしているけど根拠もないし答えがないんだよね・・・という方は一度見てください。
パートナー募集フォームはこちらです。OGPが設定できていないようです。
1/19 13:00- 弊社代表の角川による会社のオンライン説明会があるので興味が湧いた方はぜひご参加ください。
また個人的に高島と話したいという方も歓迎なのでぜひDMをお送りください。
この記事を書いてから見直しをしてないので変な文章があったらすみません。指摘してください(笑)それではおやすみなさい〜〜〜〜