シュート・マクマホンの能力について改めて考察
はじめに
結論としては以前と同じく放出系なんですが、今の解像度できちんと考察しておこうと思いまして。
以前考察した時は具現化物にも放出系が使われているとかなんとか考察してましまし。
すみません、かみまみた。
ということで、以下、シュート・マクマホンの能力についての考察です。
シュート・マクマホンの能力、暗い宿(ホテルラフレシア)。
これは、シュートが持ち歩いている籠の中に念空間を作り、対象にダメージを与えた際にその体の一部、もしくは全てを念空間へと移動させるという能力である。
クラピカ曰く「空間を区切り遮断する能力は放出系・具現化系の相反する能力者が得意としている」とのことから、おそらくは具現化系か放出系だろうということは見当がつくだろう。
具現化系の場合
シュートが具現化系であると仮定した場合、三つの左手と籠は具現化物となるだろう。
その場合、具現化した左手に殴られたものの体の一部が籠の中へというのであれば理解できるが、実際左手は関係なく、シュート自身の攻撃でダメージを受けたとしても対象の一部は籠の中に入ることになる。
そして、三つの左手はあきらかに思念による遠隔操作だということがわかるだろう。
思念による遠隔操作は操作系・放出系が得意だとする考え方からも、具現化系の可能性は低いのではないだろうか。
また、三つの左手と籠を服で隠して持ち歩いていることからも、具現化系ではないとみる
(クラピカのように操作系を装うのであれば、隠さず常に具現化しているところをアピールするはずだ)。
放出系の場合
そもそも、左手も籠もキルアが凝で確認しているように実体がある。
例え具現化していたとしても、オーラを込めて操作するのであれば、左手や籠が浮くはずがないので(蜻蛉や蝿、鳩などの羽があり飛ぶことができるものは別として)、これには切り離したオーラを纏わせた上で操作をしているものと推察される。
つまり、周を使いつつ思念によって遠隔操作をしているため、放出系の可能性が高いといえるだろう。
また、右手に物を収納する能力。
これは、おそらく右の手のひらにのせた生物以外のものを同じく籠の中の念空間に収納するというものではないだろうか。
あるいはこれによって、籠の中へと捉えた対象に食料などを送るのかもしれない。
以上のことから、シュートは放出系であり、その能力である暗い宿(ホテルラフレシア)とは、籠の中に念空間を作り、操作系と放出系によって籠および三つの左手を操る(思念による遠隔操作)能力だと思われる。
そして三つの左手、および自身の攻撃により対象が一定のダメージを受けた場合、対象を創り出した念空間に移して閉じ込めるという能力なのだろう。
この、シュートが放出系ではないかということを裏付けるものとして、カキン王位継承編ではシュートの能力に似た能力が存在している。
それが、エイ=イ一家構成員であるトレベルムの能力である。
彼は放出系であり、その能力はDamage(スウィートホーム)と呼ばれ、ダメージを相手が攻撃に使った物質ごと移動させることができるというものだ。
ダメージを与えることと受けることの違いはあれど、これは同系統の能力だとみてよいのではないだろうか。
三つの左手
おそらくダメージを与える手段は、制約として素手による殴打に限定しているのではないかと推察される。
これは、「自分の手で直接傷をつける」という覚悟の現れなのかもしれない。
そのため、手数として右手以外に三つの左手を使用していると考えれば、わざわざ左手を浮かせてまで使用している理由となるだろう。
シュートと相対したキルアとしては、左手が浮いた状態で操作をされていることから、まずは具現化系である可能性を排除したと思われる。
左手を浮かすには放出系の能力が必要であり、それと相性のよい操作系ならばともかく、相性の悪い具現化系でわざわざ左手を浮かせる必要がないと判断したのだろう。
また、放出系ならば実体のある左手を操作せず、直接オーラを切り離して操った方がよいと思ったはずだ。
つまり、左手と籠は愛着のある道具であり、これらを操作し相手に攻撃を加えることで能力発動の条件を満たし、何かが起こると予想したものだと思われる。
そうして左手を警戒した結果、シュートからの直接攻撃を受けることになってしまったのだ。
攻撃を受けたことで左目の視界を失い混乱したキルアだが、グリードアイランド編で拳の瞬間移動や念獣との位置の入れ替えなどを見ていたとはいえ、念での戦闘経験が少ないキルアが、念空間のことを想像できなかったのは致し方のないだことだろう。
おわりに
あけましておめでとうございます。
ということで新年一発目の考察。
以前書いたシュートの考察を、お酒を飲みつつ再考してみました。
これなら右手に物を収納する能力などについても説明できたかと。
こちらをベースにそのうち動画にしたいと思います。