アルカの能力について追加考察

はじめに

今回は以前書いたバショウとアルカの能力についての考察に、追加としてちょっと思いついたこと(追記するには少し長いので)を語ってみたいと思う。

おねだりの能力

何を思いついたのかというと、アルカの能力に関して、「お願い」が能力なのではなく「おねだり」が能力なのかもしれないということだ。
前回の考察では、アルカの念とアルカの願いを叶えるナニカ(アイ)が結びついたことで「お願い」の能力になった結果、制約として「おねだり」ができたと考えたわけだが、そうなると順番に違和感を感じるのである。
「お願い」と「おねだり」が等価交換だとすると、「おねだり」という制約をクリアした上で同等の「お願い」を叶えないとおかしいというか。
もしかすると実際は逆で、「おねだり」という能力に対しての制約のひとつが「お願い」なのではないだろうか。
つまり、「おねだり」を達成できなければ、念をかけられた相手とその大切なもの等が命を落とすいう念による攻撃。
制約である「お願い」が大きければ大きいほど「おねだり」が難しいものとなり、攻撃の規模も大きくなるというものだ。
こう考えてみると、「お願い」した者ではなく、次に「おねだり」をされた相手がリスクを負うというのも納得できるだろう。
「お願い」という制約によって貯めたエネルギーを、「おねだり」という念での攻撃に回していたのである。
相手が「おねだり」をクリアすると、攻撃は不発に終わるという制約もあるからこそ、失敗・即・死という強力な攻撃が可能なのかもしれない。
もちろん、これはナニカがいるから可能な能力であり、誰かからお願いされない限り発動できないという制約もある。
こう考えてみると中々すっきりするのではないだろうか。

つまり
「おねだり」の制約をクリア→「おねがい」の能力発動
ではなく、
「お願い」の制約をクリア→「おねだり」の攻撃
→成功、能力発動(即死。叶えたお願いの制約によって、その規模も増大する)
→失敗、能力不発


ということである。この成功失敗はアルカ側としての考えであり、おねだりされた方としては逆になる。
簡単なお願いの場合、即死能力発動の条件はハードルが上がるものと見られ、簡単なおねだりになるというわけである。
この能力だと考えた場合、即死という結果からみて、アルカがお願いを叶えられなかった場合は相応の対価(おそらく死の誓約)があると思われるが、ナニカがいるためアルカ自身はリスクなしで行える能力なのだろう。

※おさまりが良いので「おねだり」の能力と書いたが、「お願い」が能力の前提条件の制約として、「おねだり」も能力発動のための制約なのだと思う。
この能力の本質は即死攻撃なのだろう。

アルカの望み

かといって、アルカが誰かを攻撃したいからこうした能力になったわけではないと思う。
そのことは、攻撃対象がランダムであることからもらわかる(もしあんな可愛い顔して誰彼構わず殺したいとなれば、かなりのサイコパスである)。
ここら辺は前回の考察通り、他者の望みを叶えたいと願った結果、こうした形での能力発現となったのではないだろうか。
ただ、ゾルディック家が暗殺一家であること。
これがこの能力と無関係とは思えない。
アルカの中にもやはりゾルディック家としての血が流れており、その結果、こうした殺傷力の高い能力になったのではないかと推測してみる。
前回はバショウの能力の上位互換などと考察してみたが、これが正しいとすると、完全に似て非なる能力だと言える。

おわりに

ディズニープラスでドラマ版七夕の国を見ていて、「順番が逆」とのセリフから今回の考察を思いつきました。
ドラマの方は中々デキはいいけれど、ナンマルくんもうちょっとアホな方がよかったなぁ。
あと幸子ちゃんは広末系の子にして欲しかったというか。
東丸の兄ちゃんは性格変えすぎ。頼之さんの長髪ワロタ。
東丸家の追加話はいらなかったけど、他は中々うまく作ってるんじゃないかなって思います。
最後は七夕の国の感想だなこれ。
それではまた。
天の川の彼方より、誰かが迎えにきてくれることを信じて。

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