変身と変形についての考察

はじめに

大和撫子七変化(ライダーズハイ)などの自分を乗り物に創り変える変身。てのひらを太陽に(バイオハザード)などのように物質を創り変える変形。
ここでは念能力による変身や変形について考察したいと思う。

ビスケは変身といえるのか

姿形が変わるという点では、ビスケの肉体変化も変身といっていいだろう。
変化系であるユピーも身体を変化させていること。
変身能力を有するツボネも具現化系と変化系の中間に位置することから、自身に流れるオーラの変化に肉体(物質)もついてくる、これも変化系の能力なのだと仮定してみる。
元が魔獣の複合体であったユピーは、定形がないためにそれが顕著に現れた例だったのではないだろうか。
ビスケの場合、長年このような姿になりたいとオーラを形作っていた結果、肉体もそれに近い形へと近づいていったのだろう。
オーラの形状に合わせて物質の形も変化させる。
これはいわば形状変化の発展型
といえるのかもしれない。

ヒンリギの場合

この仮定が正しいとすると、ヒンリギのオーラを具現化したものに合わせて物質の形を変えるてのひらを太陽に(バイオハザード)は、具現化系と変化系両方の性質を持つと考えてみる。
具現化系と変化系は相性が良いため、もしくは(ヒンリギが具現化系と変化系の中間点に位置する能力者であった場合)中間点に位置する能力者だからこそ可能なのかもしれない。
その上で、具現化系の特殊能力として、変形させたものの性質や機能を維持するという能力なのではないだろうか。
この場合の変形させた動物(物質)は、具現化系が遠隔操作は苦手であることから、操作の念を込める自動型だと考えていいだろう。
これはオーラを使い切ると元の発信器に戻ると発言していることからも明らかだろう。
ちなみにこの変形だが、小さすぎても大きすぎても燃費の悪い能力だとヒンリギは言っている。
おそらく変化系、具現化系、操作系の複合能力であることから、通常の具現化系よりは込める念が多いためにオーラの消費が激しいのだろう。
さらに大きなものを動かすためには大きなオーラを必要とし、小さなものは逆にオーラを込めるのに限界があるのではないだろうか。
そのため、燃費が悪くなるのだと思われる。

ツボネの場合

さて、以上のことから具現化したものに自身の肉体を変化させる変身も、具現化系と変化系の性質を併せ持つといっていい。
それでは何故変身をするのか。
オーラでバイクを具現化することはできないのだろうか。
これはおそらく可能だと思われる。
自身のオーラでバイクを走らせることもできるはずだ。遠隔操作の念獣のような物だと考えればいい。
ただし、おそらくはそれだと速さ、持続力ともに限界があると思われる。
さらに先にも語ったように遠隔操作は具現化系にとって不得意だといっていい。
「動く」だけなら問題ないだろうが、問題なのは「推進力」である。
ここで思い出したいのが、ゴンの修行だ。
体内にオーラをためて、一気に吐き出す。
放出系の修行である浮手。
おそらく推進力については、この放出系要素がより重要になるのだろう。
そして放出系は具現化系と反対の位置に属する性質である。
ここからの結論として、乗り手のオーラを推進力として通常では難しい放出系による動力を具現化し、乗り手の操作によって動く自動型となるために変身をするのではないだろうか。
自分では動けない変身という制約によって、苦手な系統である放出系を用いた爆発的な推進力を可能としたのだろう。

ゴレムの場合

これに対してゴレムは、電源型の具現化系で、自身が乗り込むロボットを具現化していると考える。
さらには放出系と相互協力した上で具現化した武器を放出系の能力によって相互協力した相手へと転送するのだろう。
自分では動けないという制約はないので、自分で弾を撃つ放出系の能力は使えないが、ロボットの腕に武器として放出系能力者を搭載することによって、弾を撃つことができるのだろう。
おそらく、具現化した物質に特殊能力として放出系の弾の威力を高める能力があると思われる(これはロボット以外の具現化した武器にもいえる)。
変身ではないので、おそらく放出系以外を搭載しても威力はでないのではないだろうか。
このことから、ライダーズハイももしかすると放出系に限定すれば変身を必要としないのかもしれない。
ただし、彼女の場合は執事であることから、ゾルディック家の誰もが使える能力にしなければならないため、どんな系統でも使用できる能力にしたのではないだろうか。

バドイユの場合

誰それと思うかもしれないが、モレナの兵隊のひとりである解体工の人です。
その能力、凶器の錯乱(いま殺りにゆきます)も自分の肉体を変形させて具現化しているので一応。
彼をみる限り、やはり変形に関しては「こうありたい」という強い思いが肉体に働きかけることが能力としての根源なのかもしれない。
ビスケの場合は可愛い女の子であり、ツボネの場合は主人が使える道具だろうか。
そう考えると、カートンの船か車って一体……。いつか金持ちになって彼女を乗せるような存在になりたかった、とか?

おわりに

具現化系は考察することが多い。
電源式、電池式、自動型と遠隔操作、その得意不得意な系統。
こうかなという補助線を引くとわかりやすいかと。
ツボネのライダーズハイなどを考察して、改めて上記の補助線が正しいのではないかと思うんですが、正直動画を作るまではここまで詳しく考察しようとしていなかったんで、何度も言うように記憶だよりに勘で考察していたり。
なので間違いも多くて恥ずかしいから、NOTEを消したくなることもしばしば。
動画にした考察については、100円とか有料にしようかな。そしたらあまり見られなくなるかも。
でもハンターハンターという神漫画あっての考察なので、お金取るのも違う気がするし。
とまあ色々考えていますが、あくまでNOTEは動画の考察に至るまでのメモ帳だと思って読んでいただければ幸いです。

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