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6/25〜6/29

6/25(日)

『彼女たちの20代』を読み終える。

誰もが知っているであろう女性13名の20代は、みんな必死で、切実で、泥臭くて、でもかっこよくて…。

自分の頭で考え、自分の身体で行動する力。
弱みを強みに変換させる力。
それこそが素敵な人を素敵な人たらしめているのではないか。
彼女たちの言葉からパワーをもらったのはもちろん、伝記としてめちゃくちゃ面白かった。20代だけとは言わずにその人の一生を書いてほしいと何度も思った。

帰宅したのちお腹を下す。
心当たりなし。


6/26(月)

今日は一日中下していた。
なんとか息子のお迎えやら習い事の送迎をこなしたものの、あとはずっとトイレと仲良し。
お手当を施して様子見。

まったくもって言うことを聞かないお腹を抱えながら、頭木弘樹さんの『食べることと出すこと』を読み始める。
これを読むなら今しかない。


6/27(火)

やっと少しずつマシになってきた。
熱や嘔吐こそないものの、もしや胃腸炎?と思うほどの下し方。
でも症状があるのは私だけ。
病院へ行くべきか迷ったものの、このお腹を抱えて運転することや病院での待ち時間を考えたら憂鬱になりやめる。
ひたすらお手当をして過ごす。

今日も『食べることと出すこと』を読む。
面白いけど、これは面白いと言ってもいいものなのか。でもキリキリと痛むお腹を抱える今の状況にはピッタリで、痛みをやり過ごすためにもひたすら読む。


6/28(水)

ほぼ回復。
食欲も少しずつ出てきている。
初めてこんなに長く下した気がする。
身体からのサインとして受け止め、引き続き養生に励む。

『食べることと出すこと』を読み終える。
頭木さんの痛みに比べれば私の腹痛なんて屁でもないだろうと思いつつ、それでもこの痛みの何十倍、何百倍もの痛みが果てることなく毎日毎日常に自分と共にあるというのは壮絶としか言いようがない。

今回の腹痛と共に印象に残る本となった。


6/29(木)

なんとなく復活。

朝一で歯医者へ。
寝ている間の食い縛り防止のマウスピースを受け取るため。一つ目があっという間に破れてしまったので少し厚めにしてもらったものの違和感が半端なく、その場で少し調整してもらう。やはり違和感は残るが慣れるしかない。

『読書会という幸福』(向井和美/岩波新書)を読み始める。
友人のMさんがプレゼントしてくれたもの。
とても忙しそうで、体調を崩してないといいけれど…と心配しつつ。

ただ、当時のわたしには「本を読むこと」と「人生について語り合うこと」が結びつくとは想像もできなかった。小さいころから読書にのめりこんではいたものの、それはひたすら自分の深みへと内向していく読みかたでしかなかったからだ。いや、人とつながること自体を避けていたあのころのわたしには、もしかしたら読書会という語り合いの場は、まだまだ時期尚早だったかもしれない。人生の経験を重ね、数々の挫折も乗りこえ大人になった今だからこそ、ほんとうの意味で「本をとおして人とつながる」喜びを味わえているのかもしれない。

『読書会という幸福』向井和美 p.6

激しく共感。

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