「なぜ買ってしまうのか」答えたくない時
モノをメカニズムとして書き続けて6回目です。
書いているうちに「モノを買う」という行為と、「心の在りよう」はとてもつながってるなぁと思います。
年度末が近づいてきて何かと忙しく変化が多い時期ではないでしょうか。
身体的にも残業が多くて疲れたり。
人の入れ替わりや制度の変更を考えると各種調整が必要で、人間関係で胃がきりきりした事はないでしょうか。
誰もがいいと思える事の方が難しく、お互いの合意できる着地点になるまで話し合ったり考えたり難しいんですよね。
そんな疲弊して何にも考えたくない時、家に帰った後「漫画でも読みたいなぁ」なんて考えます。
でもこういう「考えたくないから、現実逃避したい」で買った漫画は時間つぶしになっちゃって、「少しでもやるべきことすればよかったのに」なんて後悔をすることもしばしば…。
それでも動けなくて、ベットの上でゴロゴロして、今は疲れてるからと今度は動画を見たり。
体より心が疲れてると、帰ってきて例えばnoteの記事書こうと思っても難しいんですよね。
ご飯を食べて、お風呂に入って、ヨガをしても心が落ち着かない。
寝ればいいのにと分かってても
これはただの憂さ晴らしだと分かってても
モノを買ったり、現実逃避してしまう。
「何でこれ買った?」って思っても答えたくない。
考えたくないから買ったとか、意味が分からないから。
そして動いて先に行ける人もいるのに、とさらに憂鬱と不安が出てきます。
ああ、でも知っているんです。
この不安は未来へのまだ起こっていもいない、「妄想」という事。
私は知っているのですが、不安はほとんど「妄想」です。
これを思い出すだけで、また歩き始めることが出来ます。
特に明日~1年後までの近い将来への不安が強いんですね。
明日プレゼンで失敗したらどうしよう
来週の打ち合わせで怒られたらどうしよう
来年転勤になるかも
そして不安は準備をする事で回避が出来ます。前回の失敗から学んで次に生かすこともできます。
そして私は知っています。
失敗も怒られることも「私自身を卑下するものではない」という事。
ただ、心がざわつくのを止める事は出来ません…。
だから覚えておいてください。
その心のざわつきを無視しない事
漫画を読んだり現実逃避しても消えないんです。
モノを買って気持ちをそらしてもずっと残ります。
なので、そのまま嫌なものを嫌だと認識する。
受け入れるのが一番心の安定につながるという事を私自身ここ数日失念しておりました。
忙しかったり疲れてたりする時こそ
「疲れたね、忙しかったね、嫌だったね」と
そのまま感じる時間が必要と思います。
「私は頑張った!頑張った」とする事はありません。
え、頑張った?と私は不安になるタイプなので。
何かを「満たすため」に私たちは行動します。
満たされないものを、満たすために他の物を買ったりもします。
一番満たしたかったのは「心を受け入れる事」かもしれません。
忙しさとは人によって感じ方が違うので難しいと思います。
けど心がざわざわして苦しいなら、一旦「受け入れる時間を作る」とこわばっていた筋肉がほぐれます。
一晩中寝ても、ヨガとかあったかいお風呂でもほぐせない、奥にある筋肉なんだと思います。
次回は、まとめとなり「モノを買うメカニズムと心理」の記事は最後になります。
それでは、今日もいい一日をお過ごしください。