時給700円の元コンビニ店長が未経験で年収500万円のホワイト企業にまで転職出来た話
はじめに
この記事を訪問して頂きありがとうございます。
この記事では、時給700円の元コンビニ店長が未経験で年収500万円の企業にまで転職出来た、私の体験を書いています。
これから転職を考えている方、再就職をお考えの方に少しでも参考になって頂ければと思い筆をとりました。今後いくつかの記事に分けて、投稿をしていきたいと思います。
また、私の転職軸としてなるべくプライベート優先だったので、バリバリ働いて高収入を目指す!方やハイクラス転職をしたい!という方には参考にならないと思います。その点ご了承いただければと思います。
私の転職の歴史
会社選びを間違えた新卒時代
私は、新卒で某コンビニの法人フランチャイズの社員としてある企業に入社しました。当時は、店舗経営に興味があったのと実績さえ積めば役職にも若いうちから出来るということもあり、給与も新卒にしては高めの設定だったため当時の私は特に労働条件等もろくに確認もせずに後先も考えず、意気揚々と入社しました。
入社1年目で運よく店長に昇格したものの、正社員人数が少ないせいで店舗には私以外全員アルバイトという構成になりました。当然私の休みは、バイト君たちに委ねられるわけですね。なので、バイト君がシフト飛んでしまうとそのまま自動的に残業となります。但し、店長という役職があるせいで残業代はありません。月の休みも4日取れれば良いほうという状態になりました。周りの友人は土日祝日の休みがきちんと取れているのに自分は取れていないことに劣等感も感じました。また、給与やボーナスの話題も出たりしますが当時はボーナスもなかったので恥ずかしくて言えない状況でした。
しかし、正直転職できるスキルも何もなかったので我慢して働くしかないかと思っていました。
が、ある日の休みにふと自分の時給計算してみたら時給700円で働いていたことが判明。※13時間労働で月4日休みで残業代なしで計算してます。
流石にこれまでの不満がここで爆発して転職活動を決意しました。
新卒という重要なカードを安易に使ってしまったことを本当に後悔しています。今の若い方は、SNSやネットを利用して様々な情報を得られるいい時代になりました。
もちろん、中には悪い情報もありますがしっかりと見極めて新卒という未経験でもいろんな企業に入れる唯一のチャンスをしっかりと活かしてください。
そのためには、大学生活を有意義に過ごすことが重要です。この時間をしっかりと有効活用できた人が成功すると感じます。私のように新卒から別の意味で厳しい思いをする必要はないので、会社選びはキチンとしましょう。
会社を選ぶのは自分です。後悔のないように。
私のように誤った選択をしてしまった方も安心してください。
まだ20代~30歳までなら未経験でも何とかなります。
転職方法や会社選び方については、私が転職活動の中で大事にしたことでご説明します。
様々なスキルアップが出来た1度目の転職先
さて、残念なことに新卒カードを無駄にしてしまった私は転職活動をすることになったのですが、次の転職先をWEB業界へと決めていました。理由としては、当時スマホが爆発的に普及して様々なWEBサービスが世に出ていたこと、メルカリやECのコンビニ受け取りサービスの取り扱いが増えて需要が見込めたこともあり、WEB業界が今後盛り上がるのではないかと思ったためです。また、ワークライフバランスの取れている企業が多かったことも理由の一つです。
そこで、私は履歴書と職務経歴書を書き様々な企業に応募しました。
結果は、書類選考ですべて不採用でした。
一人では、流石に転職活動にも限界があったため、転職エージェントに頼りました。しかし、エージェントさんが進めてくるのは、どれも以前までいた小売業界ばかりでした。事情を聞くと「同業界のほうが転職がしやすいからです。現在のご経験ですと異業種で異職種は難しいかもしれません」
と仰られました。今思えば当然の回答かなと思いますが、当時は結構ショックでやはり未経験での転職は難しいのかなと諦めていました。
しかし、地元で運よくECやWEB制作を行っている企業が採用募集をしていました。そこにすぐに応募したところ、小さい企業のため未経験でも雇って頂けることになりました。
最初はECの担当者としてECで販売している商品ページに間違いがチェック作業から入りました。当時は、パソコンもネットサーフィンぐらいしか出来なかったのでスキルは全くなしの状態からのスタートでした。
ECサイトは基本的にHTMLやPHPなどのプログラミング言語で書かれているので、商品ページの修正にもその言語を使い編集作業をしていくのですが、未経験の私には何が書いてあるのかさっぱり分からない状態で、仕事についていくのがやっとでした。また、私が入社後すぐにWEBディレクターさんが急遽退職することとなり、WEBディレクターも兼任することになってしまい、ますます知識がないとやっていけない状態になりました。
転職して1年はやはりかなり忙しく土日も独学で勉強しないとクライアントや外注先の制作会社にも迷惑をかけることになってしまうので必死に勉強しました。
ちなみに当時使っていた勉強サイトは「Progate」というサイトです。大変分かりやすくイラストが癒されます。無料版である程度学んだ後に有料版に切り替えることをお勧めします。
自主学習の成果もあり、スキルは徐々に上がっていきました。WEBディレクターの案件ではよくWordpressが利用されることもあったのですが、仕組みがいまいち分からなかったので、自分でレンタルサーバーを借りてWordpressブログも作成し、時間のある時に更新しています。
また、ECではよく利用されるAdobeのPhotoshop等のツールも使用できるようになりました。これもAdobe側でAdobe道場やYoutubeなどに情報がたくさんあります。勉強のポイントは、基礎の部分だけで大丈夫です。高度な処理をいきなり覚えようとするとほぼ確実に挫折します。未経験の場合はまず業務で必要な範囲内の知識で学んでいき、徐々にレベルを上げていきましょう!
まさかの会社倒産の危機で2度目の転職に
1度目の転職先では約6年間勤務し、給与面に多少不満がありながらもそれなりに様々な仕事を経験出来ており、職場の同僚にも恵まれていましたので、副業でもしながら収入を増やそうか考えていた矢先に、事件が起きました。
会社からの給与の振り込みが突然遅れ始めたのです。1回だけではなく複数回に渡り遅延が発生しました。満額が一度に振り込まれないということもありました。
また、取引先への支払いが遅延し、銀行からの融資の返済も滞り会社に借金を取りにくるなど、まるでドラマのようなことが目の前で起こり社員もかなり疲弊していました。
当の社長本人は雲隠れしてしまい、常にいない状態が続き社員だけがサンドバックのように怒鳴られたり怒られるという始末。
正直、お世話になったので潰れるまでは居たほうがいいのか悩みましたが、こんな状態では仕事も集中できないし、結婚もしており、子どもも欲しいと思っていた時期だったので経済面の不安を残したまま仕事も出来ないと思い、転職活動を始めました。
2回目の転職は、様々な仕事に参加できたこともあり1回目の転職よりもかなりスムーズに進むことが出来ましたが、2022年は、コロナ渦の影響もあり買い手市場でなかなか求人が出ておらず、自身の条件に合う企業がなかなか見つからないためそこに少し時間がかかってしまいました。転職活動の詳細な部分については、後ほど記載します。
2度目の転職は、実績が実を結び好条件の企業に内定
現在、就職先はインフラ系の中堅企業で約5000人規模の会社です。はじめは大きい会社だと身構えてしまい緊張しました。何せ従業員数が連結とはいえ以前の会社の100倍になったので。
ただ、実際に入社してみるとITスキルがない方が大半で、初日の作業はパソコンのセットアップとNASの設定をしてほしいという仕事からスタートでした(笑)
ここは業種によってかなり違うと思いますが、会社が大きいからとはいえ内部のITスキルが高いということではないようです。ですので、小さい会社からスタートしても努力さえすればいくらでも大きい企業に転職は可能です。
2回目の転職で、多くの企業様と面接出来た中で、ECのスキルやITスキルがそこまでの技量が求められていないのでは?と感じる企業や業種を後ほど記載します。
前職の努力の甲斐もあり、入社時の年収は500万円での契約で見事内定を取ることが出来ました。ホワイト企業ということもあり、ワークライフバランスも整っており、快適に業務を行えています。
終わりに
掻い摘んでお話をしたのであまり伝わらない部分もあったと思います。
転職活動は、自分次第でよい未来を切り開けますが、それまでの準備を怠ると返って今よりも環境が悪くなります。
次回記事は、これから転職される皆さんに転職活動で悔いのないように行って頂きたいので、私が行った転職活動の中で、これは良かったこれは悪かったなど経験談を記載していきたいと思います。お役に立てれば幸いです。