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NAGISAにて/フジファブリック
大好きなフジファブリックの曲達を
語彙力ないながらに、
1曲ずつ思っていることを
投稿していこうと思います。
第54弾は
NAGISAにて
2004年7月14日発売のシングル
陽炎のカップリング曲になります。
陽炎の曲調とは対照的なアップテンポ。
イントロから耳に残る
“チャイナっぽい”、“カンフーっぽい”
繰り返されるメロディー。
イントロのドラの音もそれを際立てて、
全体的に熱くノレる
ロックな曲になっています✨
曲について
曲が出来た経緯について
過去のインタビューを
下記に紹介させていただきます。
ーーC/Wの 「NAGISAにて」は、いつ頃作った曲でしょう?【インタビュア】
「陽炎」よりも後だったから、去年の秋か冬くらいだったと思う。この曲を作った時は、チャイニーズっぽいリフが面白いなっていう感じで。 それに合わせた歌詞を付けても良かったけど、それは違うと思って。 それで、「陽炎」よりも、もう少し派手な夏の歌にしたんです。(志村正彦)
この曲は、難しそうだなと思っていて。やってみたらやっぱり難しかった(笑)。 レコーディングの時も掴みきれていなくて、1回録ったけど納得いかなくって、翌日にもう1回トライしてみたら1〜2回で録れました。(加藤慎一)
ーーサビで、 高速のスカっぽいウォーキング・ パターンを弾いたりしていますからね。 しかも、 後半のサビでハイポジを混ぜているでしょう?【インタビュア】
そこは外したくなかったんです。 最後にああいうフレーズが出てくると、 盛り上がるじゃないですか。 こうあるべきだと思ったので、頑張って弾きましたよ(笑)。(加藤慎一)
ーー音作りも難しかったんじゃないですか?抜けを良くしないとダメだけど、硬くし過ぎるとニュアンスが変わってしまって。【インタビュア】
そうですね。 だから、 トーンのセッティングには気を遣いました。スカ系の音源を聴いて、 参考にしたところもあったし。いろいろ試してみて、ちょっとハイを上げ気味にしたら上手く馴染んでくれたんです。(加藤慎一)
ーー歌録りはどうでした?【インタビュア】
この曲は、歌をダブルにしたんです。 それでちょっと苦労した。 それに、コーラスが二〜三声くらい入っているんですけど、それも全部ダブルにしたから。 もう、凄い量を歌いました(笑)。 今まで、ダブル録りはしたことがなかったんですよ。ダブル的なニュアンスにしたい時は、エフェクターで処理していたんです。プリプロの時に、“もうちょっとヴォーカルにパンチが欲しいな”と思って。 それで、とりあえずダブルにしてみたら、それが好評だった(笑)。 それで本番でも活すことにしたんです。(志村正彦)
ーーサビでは、力強いハイトーンを披露していますね。【インタビュア】
そこも大変だった。 キーが高くて、テンポも速いから。 でも、激しい曲のサビで高い声を出すのは、割と平気なんですよ。 高い音を柔らかく歌わないといけない時が、一番ストレスが溜まる(笑)。 そういう意味では楽でした。(志村正彦)
「NAGISAにて」は、イントロのドラが聴き処かなと(笑)。 最初はギャグだったんだけど、それが意外に好評で(笑)。そのまま活かしました (笑)。(志村正彦)
「NAGISAにて」は歌詞に描かれた情景を、じっくり味わって欲しいです。(加藤慎一)
ーー2曲目の「NAGISAにて」はいつごろ出来た曲なんですか?【インタビュア】
これも昔の曲なんですよ。(足立房文)
去年の夏ごろに。(志村正彦)
ーー去年の夏用に作ったんですか?【インタビュア】
夏用に作りましたね(笑)。(志村正彦)
ーー夏といえども、“アチャー!”みたいなカンフー系じゃないですか。【インタビュア】
中国ノリですね。これも歌詞を作る前は、カンフー映画のような演奏に中国っぽいメロディだったので、そのままだと中国系になってしまう。〈なんとかチャイナ〉って歌詞にするとすごい普通になってしまうじゃないですか(笑)。だから中国ノリはあくまで要素として、渚…夏っぽい感じにしたんですよ。(志村正彦)
ーー(笑)なんで、中国から渚に行ったのかがわからないんですけど......。【インタビュア】
……なんか熱い感じが(笑)。もともとフジファブリックって、ここまで激しい曲ってないんですよ。そんななかで久々に出てきた、熱い感じで。だったら、夏に出してもいいんじゃないかというのはありましたね。(志村正彦)
ーー足立さんはどうですか?アップ・テンポなロック・ナンバーですが。【インタビュア】
いいっすよ。イントロのドラが“ゴワーン”って。ウチのサンプラーで録ったんです。志村くんも言ってたけど、最近あまりないおもしろい感じで、いいなと思います。(足立房文)
――かたや、カップリングの「NAGISAにて」は、まず“渚”が“NAGISA”と表記されてるけど。【インタビュア】
なんか、強そうな感じがするかなと思って、そうしたんですけど(笑)。だから、なんとなくですね。 でも、そのなんとなくっていう感覚は大切にしてるんですよ。(志村正彦)
――この曲はカンフー系というか、チャイナ・ロック・ディスコって感じの曲になってて面白いよね。【インタビュア】
昔からマジメな曲でも変なフレーズはあったりして。だから、この曲は初めからあった変なフレーズそのままに違和感なくなりゆきでできましたね。(志村正彦)
2003年の夏以降に曲が出来ていた。
陽炎は真面目な曲というのに対し、
NAGISAにては遊び心を混ぜていて、
フジファブリックらしさが出ている印象。
“渚”を“NAGISA”表記にしたのは単に
強そうだからという思いつき(笑)
あと、加藤さんが当時、
ベースの演奏に苦労したという…
貴重で面白いインタビューに
なっていますね✨
歌詞について
ここからは個人的な歌詞解釈になります。
上記の歌詞リンクを見ながら、
温かい目で見ていただけると幸いです。
歌詞はカンフー風ではなく、
普通に夏を意識したという。
NAGISAにて。
男が泣いてる女に出会い、
ハンカチを渡して慰めるも、
次の一歩の“気晴らしの散歩”に誘えず、
ただ渚の潮風を感じながら、
肩を震わせて涙を落とす女の姿を
眺めているだけの1コマ。
男の情けなさが…
際立っています(笑)
そんな解釈ってところでしょうか…
曲がアップテンポでかっこいいのに、
歌詞が情けない感じのギャップが
フジファブリックの良さでもありますね✨
一筋縄では行かない…でも、
かっこよく連れ去ってよと
言いたくもなる歌詞(笑)
人柄が出てきていますね(笑)
個人的な話
![](https://assets.st-note.com/img/1655035828965-HTi7IC5OsY.jpg?width=1200)
休みが合うのがこの日しかなかった。
結果的にこのライブの次の日に
富士吉田へ赴いたのも良い思い出✨
私がNAGISAにてを初めてライブで聴いたのが
残念ながら志村さんが亡くなった後で、
3人体制で始動して、1年後のツアーでした。
まだ3人体制になってからの曲が
STARのアルバムと
シングルの徒然モノクローム、流線形の時で
過去の曲も積極的にやっていた頃。
私が行ったライブで聴いたときは
本当に色々盛り上がりすぎて、
NAGISAにてをやるときに
勢いづいて曲の入り失敗して、
やり直しコールをしていました(笑)
そして気を取り直してからも、
めちゃくちゃ盛り上がってたし、
もみくちゃになりながら、
この曲聴いてました。
イントロのかっこよさ😍
加藤さん側だったので、
ベースもめちゃくちゃかっこよかった。
なんで、この時のライブしかやらないの?
って思うくらい…
勢いづいて失敗するくらい
早いからなのかな?
加藤さんもインタビューで
ベースラインが難しいって言うくらい
苦労したんだろうけど…。
苦労した分、こっちは…
かっこいい演奏に痺れたよ😍
そんな初のライブバージョン
NAGISAにてでした❤️
ちなみに3人体制の
NAGISAにてのライブ映像は
FAB LIVE ~Special Limited Edition~ [DVD]に
収録されています。
こちらも、今やレアなDVDなのかも…。
あと志村さんの時の
NAGISAにてのライブ映像は
Official Bootleg Movies of “デビュー5周年ツアーGoGoGoGoGoooood!!!!!”や、FABBOXに
収録されています。
是非手に入れて頂いたらと思います✨
いかがだったでしょうか✨
NAGISAにてを
紹介させていただきました。
これ読んで伝わらなくとも、
曲を聴いてくださって
フジファブリックの良さを
楽しんでいただけたら、
とても嬉しいです✨
また次も気まぐれで
一曲ずつ紹介と思ったことを
投稿したいと思います✨
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