これから「支持される雑誌」に必要なこと
外出自粛によって軒並み店舗が閉まり、出勤する人も大幅に減少した。
このあおりを強く受けているのがファッション誌である。
大口の販売チャネルである書店が閉店していることに加え、人と会う機会が減ったことでおしゃれへの関心も低下。
販売どころか次号に向けた撮影もままならず、苦肉の策として6・7月を合併号にする雑誌も出てきた。
ファッションブランドも軒並みダメージを受けているため、今後広告もガクッと減るだろう。
長らく不況と言われてきた雑誌業界が、大きな危機に晒されている。
一方で、雑誌というフォーマット自体はなくならないだろうと私は考えている。
成功したWebメディアやユニクロやディーン&デルーカといったブランドが雑誌の発行に着手したように、雑誌というパッケージにしか表現できないものはある。
ではこれからの自裁に支持される雑誌となるために何が必要なのか。
いち雑誌フリークの視点から雑誌の未来を考えてみたい。
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