#買ってくれたあなたへ に見る、今お店が語るべきこと
ほぼ毎日チェックしている『 #買ってくれたあなたへ 』のハッシュタグ。自分でお店をやっているクリエイターさんたちを増やす取り組みはまだまだこれからとはいえ、日々素敵なnoteが上がってくるのを楽しみにしながらチェックしています。
そしてお題企画のハッシュタグがついたnoteを読みながら改めて思ったのは、『買ってくれた人へのコミュニケーションこそが最高の宣伝になる』ということ。
たとえば改めてブランドのコンセプトや目指す世界を知って欲しいだったり、
なぜこういうセットを作ったのか?という製品開発のプロセスだったり、
業界への思いやブランドの志だったり。
あと、個人的に面白いなと思ったのは『こんな使い方もありますよ』という提案note。
これを読んで実際に使ってみたら本当に便利だったので、思わず私もツイートしてしまいました。
そういえば使い方の例はTENTの青木さんもよくツイートしてらっしゃるよなとふと思ったり。さらにフライパンジュウユーザーの方のアイデア料理もRTで流れてくるので、『こんなにいろいろ使えるなら買っちゃおうかな…』という気持ちにさせられます。
こうした発信をみていて思うのは、今はブランドのコミュニケーションが『買ってもらう』ことを意識した広告的コミュニケーションから、『関係を深める』SNS的コミュニケーションに移りつつあるのだなということ。
以前EC CUBE DAYに登壇した際に『ファネル型から循環型へ』という話をしたのですが、一回のコンバージョンを起こすために着飾ったアピールをするのではなく、一度買ってくれた人や関係を持ってくれた人たちと丁寧に関係を築いていくことこそが、結果的にファンも売上も増やすのではないか、と私は考えています。
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『 #買ってくれたあなたへ 』のハッシュタグを決める際、実は他にも『自慢の一品』や『おすすめ商品』といった案を考えていました。
しかし、結果的に『買ってくれたあなたへ』というすでに関係性ができている相手に対して伝えたいことを募ったことで、とてもnoteらしいコンテンツが投稿されてきたように思います。
以前深津さんと話していたとき、『毎日書こう』ではなく『毎日思いを伝えよう』をスローガンにしたい、と言われたことがあります。
『発信』というととにかく知らない人に知ってもらうためのものだと思ってしまいがちですが、本来どんな発信も誰かとつながるためにあるものです。
だからこそ自分が伝えたいことを押し付けるのではなく、届けたい相手が知りたいであろうことを想像しながら、そのテーマに対する自分の考えや持ちうる情報をしたためていくことこそが、関係を作るための発信なのだと思います。
そういう意味では、今回の『買ってくれたあなたへ』というハッシュタグは相手の顔を想像しやすい上に、すでに買ってくれている人だからこそ売るためのコミュニケーションではないnoteにつながったような気がしています。
今後、お店を持つクリエイターさんたちのnote活用を支援していく中で、こうした健康的でサスティナブルな関係性を築くための取り組みを増やしていけたらと思っています。
ちなみに、10/31(木)のイベントではまさにこうした『伝える』と『売る』のシームレス化や今後のショッピングUXについて深津さんとトークセッションをする予定なので、興味のある方はイベントページをのぞいてみてください。
当日、私と深津さんのパートではこんな感じの話をする予定です。
①これからのショッピングUX
・ECで実現すべき「体験」とは?
・SNS時代の「売り方」
・「伝える」と「届ける」をシームレスにするために
②noteが目指す世界
・note for shoppingをはじめたきっかけ
・noteクリエイターの「出口」としてのお店
・今後note for shoppingでやっていきたいこと
『買ってくれたあなたへ』や『お店の未来』、『小売』『お店』などのハッシュタグも日々チェックしているので、お店やブランド関連のnoteを書いた際にはハッシュタグをつけて投稿していただけると嬉しいです!
今日も素敵な作品がnote上にたくさん生まれますように。
★noteの記事にする前のネタを、Twitterでつぶやいたりしています。
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