リバースパワー
〈リバースパワー〉
==弾性力==
物事を始めることは、全体の半分だというのも、アリストテレスがいうような名言につきる。
“端緒は実に、半ば以上である”
このことがいえても、まず気に掛かってくることがある。それは、はじめたがいいた、また、戻ってくる力だ。
この力を仮に、弾性力または、リバーズパワーと名付けた。
このことは、始める力に対して、さらに次に始める力といえるから、始めるたaが、次に始めるbまでの時間の長さのことをいう。
a;始め 時間
b;次の始め 時間
T
(b−a)=弾性力または、リバースパワー
では、始めることはすべてひとが割と簡単にできるが、そのまた次の始まりが遅い、つまり、b−a=弾性力がない状態に陥ることになる。
こうしたことは、半減期のように、どんどん弾性力はなくなっていき、ついには、次に始めることがほとんどない状態に陥って、飽きたことになる。
継続力を普通ひとが、指し示す時、この弾性力を問うように思う。
つまり、継続なのであるから、初めの始まりは、当たり前だから、計算に入れないということだ。そして、次に始めることが常に、問題であり、弾性力があるひとは、この次に始めることがはやく、そして、リバースパワーが短いということになる。
例を挙げてみよう。
Aさん;英単語12000語をはじめたaが、今、六千語まで終えた。
その期間は、実に、1年間であった。
すると、一万二千語の半分をたったの365日で終えたのであるということになる。
Bさん;力学500問題をはじめたaが、今、250問終えたところだ。
その期間は、実に、3年間であった。
すると、500問の半分を約1080日で終えたことになる。
このスパン、弾性力を上げるためには、どうすればいいかということを考えてみた。
するとこのようなことが考えられた。
①余韻を残さず、突き離す
②完成度をある程度諦める
③未完成こそが、良いとする
④イメージだけはしっかりとしておく