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その悪魔的サウンド〜マイルスデイビス『ダークメイガス』
マイルス・デイビスはジャズの帝王の異名を持ち、言わずもがな名盤は数知れなくあり、僕自身好きなアルバムもたくさんある。
その中で、今回僕があえて語りたいのは、『ダークメイガス』についてだ。
このアルバムは、エレクトロ期の中でも過度期のライブ盤で、もしかすると、マイルス好きの中でもこのアルバムは余り聴いてない人が多いのではないか。
実は僕にとってのマイルスのファーストインパクトがこのアルバムで、
レジデンツ〜世にも奇怪な音楽
レジデンツを説明するのにどう表現したらいいだろう。
なにせ正体不明ということがバンドコンセプトのような連中なのだ。本名や顔も明かさず、決まった音楽スタイルもない。だけど、魅力的なのだ。
僕がクラゲナスを始めた当初、彼らのようになりたいと本気で思っている時期があった。
そのつかみどころのない、それでいて実験精神に溢れ、百面相のように作品によってコンセプトを変えるスタイル、目玉のおやじのようなビジュ
世界が変わる、本当に信じたあの日
僕の世界を一変させた一曲がある。
それは当時、僕は中学二年生で、進級して最初の英語の授業だった。26歳のキレイな女の先生(可愛い先生だったなぁー、笑)で、その人の授業を受けるのもその時が初めてだった。
その先生は、授業の最初に洋楽の歌を流すスタイルをとっていた。勉強嫌いの生徒にも英語に興味をもってもらう意図だったのだろう。
まず、英語の歌詞とその和訳が両方書かれたプリントが配られて曲が流された。
その闇の輝きに惹かれるワケ
個人的に、ポストパンク〜NEW WAVEに流れていく中で生まれた音楽群には特別な思い入れがある。
恐らく世界的にも変化のスピード感のある過度期だったのだろう。
ジムフィータス、ディーヴォ、ポップグループ、レジデンツ、スロッピンググリスル、まだまだあるが、あの辺の音楽には不安定で代替不可能で、あの時代にしか生まれえなかった作品がたくさん残されている。
音楽史的に見ると、ロックがハードロックやプロ