世界が変わる、本当に信じたあの日
僕の世界を一変させた一曲がある。
それは当時、僕は中学二年生で、進級して最初の英語の授業だった。26歳のキレイな女の先生(可愛い先生だったなぁー、笑)で、その人の授業を受けるのもその時が初めてだった。
その先生は、授業の最初に洋楽の歌を流すスタイルをとっていた。勉強嫌いの生徒にも英語に興味をもってもらう意図だったのだろう。
まず、英語の歌詞とその和訳が両方書かれたプリントが配られて曲が流された。
それが、ジョンレノンの"イマジン"だった。
それは、もう世界がひっくり返るかのような衝撃で、自分の世界を一変させるものだった。
シンプルで美しいメロディ、そして、歌詞に込められたメッセージ。
"想像してごらん〜"
で始まり、世界を分断させるものを無いものと想像させるように促し、そして、
"人をは僕を夢想家だと言うかもしれない、だけどそれは僕一人じゃない、いつか君たちも加わり世界が一つになることを願っている"
と繋がっていく、あの歌詞に、政治のことなんて一ミリも知らない、でも多感度だけはMAXだった当時の自分は強烈な一撃に脳みそ撃ち抜かれて、「それは俺のことだ!」と思った。
その数日後には、近所のCD屋に走り、まずジョンレノンのイマジンのアルバムを買い、続いてビートルズのアルバムを買い揃えていった。
それまで、自分の中で音楽にさほど特別な位置を占めていなかったが、その一曲との出会いと、当時部活でやっていた吹奏楽部でドラムを叩くようになってその楽しさにハマりだしたのとタイミングが重なり、間もなく音楽が自分の生きる道だと信じるようになった。
あれから、時を経てアングラなのも含めて色んな音楽を聴くようになったが、あそこが僕の原点なのはまちがいない。
そして、色んな主義主張思想を超えて、時代も超えて、あの曲の持つ普遍性は変わらず響くと思う。
今でも、歴史上ずっとそうだったように、国同士は牽制しあい、偏見が人を隔て続けている。
僕が思うのは、金正恩も、バイデンも、習近平も、プーチンも、勢揃いで、宇宙船にのって、国境なんて見えないその高さから地球を眺めながらか首脳会談してほしい。イマジンを聴きながら。そうすれば世界は変わると思う。
さすがにこれは夢想家かな、笑
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