抹茶×ミルクの魅力
昔からよくカフェに行きます。
しかも、ひとりで。
お茶室でお抹茶を飲むよりも、カフェに行ってコーヒーを飲むことのほうが圧倒的に多いです。その理由はコーヒーが好きだから……というわけではなく、勉強をするためです。
今でもよくわからないのですが、カフェというのは半公共・半プライベートの空間だからこそ、リラックスもできるけれど人目があるから身が引き締まります。結果、自宅よりも断然、勉強に集中できる気がします。
私がよく足を運ぶのは、スターバックスコーヒーです。スタバにはいろんなメニューがありますが、普段はマグカップにたっぷり入ったドリップコーヒーばかり飲んでいます。
国内でもいろんなコーヒーショップがあるなかで、なぜスタバなのかというと、ひとつ目にポイントが貯まるからです。また、ドリップコーヒーであれば、2杯目の注文はかなりお安いからです。
スタバの上手なマーケット戦略にどっぷりはまっている感じです。
先日、ポイントの有効期限が近付いているというお知らせメールを受け取りました。スタバではある程度ポイントがたまると、700円を上限に無料で注文できるチケットと交換できます。
今日はそのチケットをゲットして、抹茶クリームフラペチーノを注文しました。700円まで無料ですが、700円以下の商品を注文した場合お釣りはでないので、せっかくなのでサイズはトールよりも大きいヴェンティサイズ、抹茶パウダー多め、ミルクは一般のものよりもうんと濃厚なブレベミルクに変更するなど、いろいろ追加をしてみました。
じゃん。
抹茶とミルクを氷で撹拌したものにホイップクリームがたっぷり乗っています。
このフラペチーノは定番ものなので、もはや珍しくもなんともないかもしれません。しかしこうやって見てみると、茶の湯のお抹茶とはまったく別物だなぁと改めて感じます。そもそもお抹茶は温かい飲み物ですが、フラペチーノはかき氷の進化版のようなものです。
ふと、海外にも抹茶の飲み物が売っているのか調べてみたところ、本場アメリカでは抹茶クリームフラペチーノはもちろん、抹茶ラテも定番化している様子。フランスではフラペチーノは置かれてないものの、抹茶ラテは定番商品としてラインナップされているようです。
この商品に限ったことではないのですが、抹茶の甘さとミルクのコクって、とてもあいますね。
この組み合わせを最初に開発したのはきっと、茶の湯を知らない人なのではないかと思います。 だって人は、中途半端にでもその道を知ってしまうと、なかなかイノベーションを起こしにくいんじゃないかと思うのです(突然どうした)。
気取らない格好でPCとにらめっこしているZ世代の若い子たちに挟まれ、紙のテキストを開いてせっせと3色ボールペンを動かし、時にフラペチーノの甘さに癒されながら、しばらく勉強に励みました。
いくら春めいてきたとはいえ、飲み終えた頃には若干寒気を感じました。
熱々のお抹茶のほうは、しばらくいただけていません。
お抹茶が少しだけ恋しくなりました。来週こそ、お稽古に行こう。