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離婚危機??
実は今私たち夫婦は一言も会話をしていない。
普段からあまりべたべたする夫婦でもなく、何か話し合うと喧嘩になるからだ。妻は私に呆れている部分もあり、私も呆れている。
絵に書いたような普通の家族ってすごい努力と、幸運で成り立っていることを知ったアラサーです。
価値観の相違
ありきたりなテーマだと嘲笑した人はそのままニコニコしてて。
どんな夫婦でも価値観の相違はあるだろう。
価値観ってイコールこだわりだと最近気づいてきた。
これはこうするよね、いやいや、これはこうするんだよ。
って大体喧嘩になる。
そこで、ああそうするんだね、面白い。と言える人は強者だ。
私は外国人の妻を持つアラサーだ。
妻と出会った当初はまだ私も頭が柔らかかったが、今はお互いにカチコチ
頑固おやじ/おばはんとなってしまっている。
おそらく子供が生まれてきてからであろう。
教育観は特に揉める。
日本と妻の国では正反対と言っていいほど、教育の仕方が異なる。
日本の教育って特殊?
日本では小さい頃から、人様に迷惑をかけてはいけない、他人に
気を遣った、他人(社会)中心の生活、考え方が基礎となる。
親も子にそう教えるであろうし、義務教育でもそう教えられるはずだ。
しかし、妻の国では他人に迷惑をかけるのは当たり前。
この世界は助け合いで成り立っているんだから、困ったときはお互い様。
だいぶ良く聞こえるし、それはその通りなのだが、そうは言っても、
なるべく迷惑はかけないよう努める前提だろう。
妻をはじめ、妻の国に住んでから様々な人から「日本はルールが厳しすぎる」、「日本人は真面目過ぎる」、「旅行はしたいけど、仕事はしたくない」と言われる。
確かにその通りだと思う。
実際私も海外に住んでみたかった要因の一つに、日本での生活の息苦しさがあった。どこでもルールがあり、ルールを破れば冷やかな目で見られ、
人様に迷惑をかければ、時には罪人扱いだ。
でも海外に住んでみて、外から見た日本は、統制ができており、ある程度
共通認識の元に社会が成り立っており、お互いがお互いを牽制することで
色々なことを抑止できているすごい国だと思った。
妻の国では基本的には個人主義だ。社会規範もあるが、自分が思ったことや
考えていることは”絶対”という思いが強い。
それは良いことでもあるのだが、組織においてはしんどいのだ。
カルチャーショックはお好き?
先ずこの国には時間を守るという意識は日本よりはるかに低い。
交通機関がそこまで発達していないということも理由の一つだが、
そもそも時間通り、時間前にどこかに到着することはない。
一番許せないのは、自分の子供の登校時間を妻が守らないことだ。
私は朝6時に出勤してしまうため、妻に学校の送りは頼っている。
しかし、最近は妻が朝起きない為、義理の父が朝8時頃に家に来て
子供を学校まで送ってくれる。
そもそも、子供の学校の時間に起床しない時点で母親としてぶっとんでいるだろう。誰でもたまに疲れて寝坊するときもあるだろう。
いや、うちは毎日だ。
やはり子供には時間を守るということは教えたい。
何故時間を守るかという概念的なものではなく、日本に住んだ時にしこたま怒られる、社会から疎外されてしまうからだ。
しかし、元々時間を守ることができない妻はもちろん子供にも時間を守る
ことの大切さは教えない。むしろ、今日はゆっくりママと寝てようと
寝かせにかかるほどだ。
書きながら、面白くて笑ってしまった。
自分が小さい頃は寝坊なんてしたら、両親にどつかれていた。
それが正しいかどうかは分からないが、人の時間を奪うことはあまり
良いことではない。
妻としてではなく母親として
妻としてこうしてほしいとかは一切ない。
自分で惚れ込んだ相手はありのままでいてほしい、自分が惚れた人が目指すものや努力していることは応援する。
しかし、母親として子への教育、一緒に過ごす時間の確保など、そこには
もっとこうしてほしいということが多々ある。
今の世の中、ジェンダー、男女平等が色々言われているが、父親、母親には
夫々の役目があると思う。
それは父親だから外で働き、お金を稼ぐべきとか、母親だから子育て、家事
をすべきとかではなく。
父親と母親が子供を育てるわけだから2人で必要なタスクをこなしていかなければならない。
私は幼少期から自分の母親が父親に下にみられていることがいつもかわいそうに思って育った。だから、女性もバリバリ仕事して、キャリアを積んで、成功し、良いものを買ったり、生活を支えたり、贅沢していいと思ってる。
むしろ私はあまりそういうのは興味なく、平和な生活ができれば幸せと思ってるので、妻には好きなようにやってもらいたい。
しかし、それは子供がいる場合は、子供を気にした上での話になる。
大前提、親は2人しかいないので、どちらかが子供を育てなくてはならない。共働きであればなおさら、協力し合っていく必要が有る。
仕事はとても大切だが、母親としての仕事をやらなくていいわけではないと思う。
今は私と義理親が育てており、特に問題は生じていない。
別に私も子育て、子供と一緒にいたり世話をすることは当たり前だと思っているので、全く苦ではない。(ジム行けるだけで大満足)
しかし子供は母親を求めていることは確かで、それに応えてやれないことが
心苦しくなる。母親の役目は父親には務まらない。父親の役目は母親には務まらない。
じゃあ片親の家は?となるが、それはいるべきものがいないわけなので、一人の親が両方の役目を果たしたか、子供が目をつぶり我慢をしたかだと思う。
何故離婚危機に?
今私たちは1週間程、口をきいていない。
業務連絡は一応するが、それ以外は一切話さないし、寝床も別だ。
1月1日に遡る。
この日は住んでいる国も1日だけは祝日の為、家族みんな家にいた。
昼頃に義理親から夜は日本食でも食べに行こうと誘われ、市内にある日本食
レストランを私が予約した。19時に予約した為、18時過ぎには出る必要が有った。
夕方17時頃、妻がバタバタし始め、突然着物を着たいと言い始めた。
24年の冬に日本に一時帰国した際に私の祖母から着物を一着、妻に受け継がれたものがあったため、妻もいつか着たいと思っていたがタイミングもなかった為、クローゼットにしまいっぱなしだった。
ご存知の通り、着付けは非常に困難だ。
いくら時間が経っても終わらない。ついには出発予定時刻の18時過ぎになってしまった。レストランには謝罪の電話と遅れることを伝え、更に1時間ほど待った。時間は19時過ぎだ。
私も少しばかり手伝ったが、YoutubeでHow to動画を観ても全くわからなかった。結局妻は諦め19時半頃に出発した。
20時頃から21時半頃まで食事をし、22時には家に帰宅できた。
しかし、次の日から子は学校、私は仕事だったので早く寝支度をしなくてはと、寝るまでの段取りを頭でフル回転させて考えていた、そんな折、妻が驚きの言葉を口に出した。
「これから友達が来て、着付けして写真撮ってもらうから、子のお風呂、
寝支度、寝かしつけ、全部頼む。」と。
正直唖然としていた。何を言っているのか意味が分からず、一瞬ぼーっとしていた。妻は着付けを諦めていなかったのだ。
流石の私も「今から友人を呼ぶのはやめてくれ」と直ぐに頼んだが、もう来てるし、もうすぐ着くと言われ、その2分後くらいには呼び鈴が鳴った。
子供はお風呂に入れる必要が有り、寝支度、寝かしつけもある中、時間は既に22時半頃。二匹の豚さんもやっと帰った来た飼い主たちと遊ぼうと部屋を駆けまわる。妻はもう着付けに取り掛かっていた。
私は別の階にもう1室部屋を持っていたため、「そこでやってくれないか、
俺が子供たちの寝かしつけをやるから。」と言ったが、それも拒否された。
部屋はカオスそのものになっており、私の怒りも頂点に達した。
私の話は妻は基本的に一切聞かない為、義理の母に連絡し、友人を帰宅させてほしいと頼んだ。結局妻は義理母と電話で話し、次第に涙を流しながら、発狂し始めた。
私の怒りのボルテージも収まっていない為、早く友人に帰ってもらってくれ
と妻に立て続けに言っていた。
場を察したのか、友人は一旦離脱していき、私は暴れまわる犬たちをなだめ、子の歯磨きをし、ベッドに入り寝かしつけた。
その間に妻は家を出て、着付けをしに行った。
つまりは最初から最後まで私がすべきタスクを全て終わらせたのだ。
彼女は投げ出し、自分がやりたいことを優先させた。
かなりショックで、その日は子供を抱きしめて寝た。
親としての役目と親のわがまま
彼女は自分がどうしてもその時にやりたいと思ったことは先延ばし
にしたりできない質だ。それはわかっていたし、そういうことは
ある程度皆あることだとも思っている。
しかし、夜は子供は早く寝るべきと普通考えないだろうか。
子供はそんな状況下で寝れるわけもない、豚さんたちも興奮して、
部屋はぐちゃぐちゃになっている中。
子供のために自分の意思や希望を曲げなくてはならない時はある。
なぜなら全て子供優先であるべきだから。
それが親としての最低限の役目、子供への愛だと思っている。
周りの協力で自分の時間ができたり、たまに自分を優先することは
とても有意義なものになるだろうが、毎日家を空けていて、久しぶりに休日に家族の時間を取れていたにもかかわらず、急な友人の登場は衝撃だった。
最後に
私は自分が間違っていると思うことは正しいとは言わない。
自分が正しいか迷うときは相手の意見を尊重する。
ただ、今回は自分が父親として間違っていることをしたとは思えなかった。
夫として妻の希望を叶えてあげることはできなかったかもしれないが、
夫として妻に少し目を覚めさせることが、私のすべきことだと思った。
結局人によって正義は違うから、彼女からすれば私は悪だった。
それは仕方ない。分かり合えないところがあるのも仕方ない。
1日の会話はもっとひどかったがここではさわりだけ書いた。
次の日のジムは大変有意義なものだった。
私は自分で線を引いている。
妻のわがままは仕事であれば全て許容する。
プライベートや趣味の場合は口を出す。
なぜなら、私たちはたった二人の親だから。
親の仕事は親しかできない。
だからこそ、子供たちに悪影響を及ぼすようなことは絶対に許さないし、
口を出しまくると決めている。
※皆さんの意見やこういう時どうしてるとかも聞いてみたいので、
是非コメントください。