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Wordと分身問題

 Wordでページをコピーするとき、次のコピーは区別するために次の数として2という自然数をつけてコピーは誕生するが、元々、何の数字もなかったwordファイルは1という自然数がつく。そこで、wordファイル1を消すと、なんと、コピーのwordファイル2はwordファイルになるのだ。
 これを例題として、Aさんという人間をコピーして、もう一人のAさんを作り、その後、オリジナルのAさんは自殺し、死亡すると、もう一人のAさんは一体、どういう存在と呼べるのか?というものだ。ちなみに、オリジナルのAさんの死亡と共にコピーが消えることはない。
 ここで各々それぞれの答えを持っているが、自分自身の意見を出すと、オリジナルが死んだ後のコピーはオリジナルと同じ情報は持っているが、同じ存在かといわれると、疑問符がつく。なぜなら、wordの話に戻すと、コピーしたファイルはオリジナルが消えたら、無印のファイルになるが、元々は2の番号をつけられたファイルなのだ。とても同じ存在とは言えないだろう。名前が変わっただけだろうと言っても、名前も存在を構成する大事な要素なので無視はできない。話を戻すと、オリジナルのAさんはコピーしてもそれはもう一人のAさんというAさんの分身もとい模造品であり、とてもAさん本人とは言えない。さらに、カメラでAさんの写真を撮っても、それはAの「過去」の姿の一瞬を残しているだけであり、「現在」のAさんではない。よって、これも全く同じ存在とはいえないというのが自分の出した結論である。


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