怒っていること

テレビを見て怒っています。スタイルがいいって何？　ニュース番組の半分がグルメ情報でいいの？

　私は温厚な人間です。
　人に対して声を荒げて怒ったりしたことがありません。
 
　先日、益田ミリさんの
『今日も怒ってしまいました』
　という本を読んでいました。
　そうするとですよ。
　そうすると、これがまた芋づる式に日々自分が怒っている事柄が出てくるではありませんか。
　今日はそれを書いてみたいと思います。
　長くなりそうなので、3部構成でどうぞ。

 
　怒っていること　その１
 
　テレビを見ながら怒っています。
 
　ある日、往年のアイドルという人がテレビに出ていました。
　昔の面影を残し、年齢を重ねた姿はまあいいのです。
　ただその人、すっごくやせてカリッカリだったのです。
　そしてアナウンサーは彼女を見て何て言ったと思います？
「なんてスタイルがいいんでしょう」と言ったのです。
　びくりしました。
　カリッカリにやせた人間に向かって、スタイルがいい。
　私には違和感しかありませんでしたが、世間一般にはそうでもないのでしょうか。
　やせてりゃイコールスタイルがいいっていうことでしょうか。
　どうも納得がいかない私であります。
　だって、どう見てもスタイルはよく思えなかったんだもん。
 
 
　怒っていること　その２
 
　再びテレビを見ています。
　
　夕方、ゲームをしながらのながら視聴です。
　まあ、ながら視聴だから何でもいいんですけど、できればこういう機会にムズカシそうな政治とか経済とか国際情勢とか、ちょっと耳に入れておきたいじゃないですか。
　で、テレビをつけるわけです。
　夕方のニュース番組です。
　ニュース番組です。
　の、はずだが。
　テレビの中でやっているのは、グルメ、グルメ、グルメ。
　
　夕方は各局ニュース番組と思っていたのは、私の勘違いだったのでしょうか。
　それともニュース番組の半分はグルメでも誰も文句を言わないのでしょうか。
　そんなに政治や国際情勢が好きなわけではありませんが、やっぱりこの比率、おかしくないですか？
　そんなにおいしい店の情報が欲しいですか？　人が物を食べているところが見たいですか？
　
　温厚な私は、テレビを見ながら毎日ちょっと怒っています。