見出し画像

初note 休職について

34歳、独身、我が人生に絶望している。

現在、私は休職中である。実はこれでもう3度目。
来週には復職するかどうかの決断をしなければならない。

自分を整理するためにも文字に起こすことにした。

初めての休職は、1社目で入社1年目の時だった。
仕事のストレスに家庭でのトラブルが重なり、初めて精神科というものを受診した。
数分話しただけで、とりあえず診断書出すから会社に出して、しばらく休んでと言われ、その頃の私は先のことを考える余裕もなく、休むことにした。

診断名は「うつ状態」
眠れない、イライラする、涙がとまらない、希死念慮等の症状があれば、診断は簡単にくだるものなんだと後から知ることになる。
処方された薬を飲み、ただただ、眠り続けた。

1ヶ月経とうとした頃、上司から連絡があり、このまま休職していると退職扱いになるから早く戻ってきてほしいと言われた。
保険会社では、月間、年間それぞれノルマ(今は目標というべきか)があり、それらを達成できなければ、減給、最悪、解雇になるケースもあった。
休職に入るタイミングが悪かったのだろう。
存続選考の時期が近く、復職したとしても非現実的な残ノルマがあった。
私はとても悩んだ。
心身ともにまだしんどい。
戻っても、まともに営業活動できる自信がない。
でも、上司や先輩たち、お客さまにもいい人が多くできるなら戻りたいと。
話し合いの結果、
予定よりも早く復職することにした。
産業医の面談では、強くとめられた。
せめて、週3くらいから時短でと言われたが、そんな働き方が通用するわけもなく、無理やり復職した感じにはなった。

存続選考まで残1ヶ月、泣いても笑っても1ヶ月。
とにかくがむしゃらに頑張ってみた。

通常なら嬉しいはずのご契約手続き。
来月にはもういない可能性の方が高い私が契約をいただいていいのだろうか…複雑な思いだった。
なので、お客様には契約前に正直に伝えていた。

「それでもいいよ、頑張ってね。」

ご契約をいただいたからには最後まで責任を持って担当していきたい。
締切前日、いい線まではいけたが、足りない。
ここまでか…と落胆していた。

最後のアポ。
半年前からご提案しているが、なかなかイエスと言ってくれないお客様だった。
この契約がもらえたら、残れるくらい大きかった。
がつがつ営業が苦手な私なりに必死に頑張った。

「よくわからないけど、今日がいいんだね?
 わかったよ。」

言葉にこそできなかったが、滲み出ていたのかな。
そのお客様のおかげもあって、ノルマ達成ができ、存続することができた。

その時、学んだことは
「こつこつが一番の近道」だということ。
種まきしていたからこそ、花が咲いた。

私以上に周りの人たちが喜んでくれたのが嬉しかった。
自分のことは嫌いで、自己肯定感も地面にめり込むくらい低いが、唯一自信があることがある。
それは、自分の周りにいる人たちはいい人が多く、人に恵まれているということ。

それから、8年ほどお世話になった。
いろいろなことがあったけど、初めての会社がここで本当によかった。感謝。
               2022年12月 退職

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?