自分が好きな人と自分を好きになってくれる人

今までの恋愛。


自分が追いかける恋愛は大体間違っていた。

だから自分を好きになってくれる人と付き合えば

幸せになれると思った。


私の恋愛はなぜか自分が好きな人と

好きになってくれる人が同時に発生する。


学生時代の私は

自分が好きじゃないと始まらない!と思い

好きになってくれる相手に目もくれなかった。


今思えばなんて惜しいことを、なんて。

たらればが始まる。


社会人になって、

また好きな人と好きになってくれる人が

現れた。


あえて自分のことを好きになってくれる人と

付き合ってみた。


会社の同期で

入社当時から好意を持ってくれていることは

なんとなく知っていた。

いい人だし優しいから大事にしてもらえそう。

そんな軽い気持ちで付き合い始めた。


失敗。


相手からの圧に追い込まれてしまった。

なんで失敗だったかと言うと

まだ自分が好きになれてない段階で

付き合ったからなんだと思う。


「今日はどこで飲んでいるの?」

     「○○らへん」

「何時に帰るの?」

     「今飲み始めたから分からない」

「終電までには帰るの?」

    「わからない、また連絡するね」

「まだ飲んでいるの?誰がいるの?」


どんどん返事が出来なくなった。

終電関係なく

いろんなお店を飲み歩くのが

月1回の私の楽しみだった。


でもお酒を飲まない彼には

理解してもらことが出来なかったし

反対されてしまった。


どこに行くのも何をするのも

誰といるのも知りたい人だった。


出かけるたびに質問攻めにされることに

疲れてしまった。


一緒にいるときの彼は

穏やかで温厚なのに


一緒にいない時の彼は

少し攻撃的とまで言えた。


数ヶ月、好きでいてもらうって

そんなもんなんだと思ったけれど


出会ってしまった。

自分が追いかけたい人と。


その人を追いかけたくて

彼への返信をどんどん蔑ろに

してしまっていった。


それでも好きでいてくれる

彼への罪悪感に押しつぶされそうになり

自分の気持ちに嘘が付けなくなった。


今の彼は

きっかけは私からだったけれど

今は彼も好きが増えてくれていると思う。


いろんな恋愛をしてみて

何が間違ってて何が正解かは

正直いまだにわからない。


自分が好きな人と自分を好きになってくれる人

どちらとも付き合ってみたけれど

何よりもタイミングだったのかな、なんて。


いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集