中小企業が成長するには
日常業務に追われてしまう中小企業。
日常業務をしているだけでは、中小企業が成長することはありません。
中小企業が成長するためにはもうちょっと時間の使い方を変える必要が
あります。
人生のバイブル「7つの習慣」の第3の習慣「最優先事項を優先する」
を学ぶと時間の使い方が変わります。ざくっと話をしていくと7つの習慣では
緊急軸と重要軸でマトリックスを作ります。
第一領域は、緊急で重要
第二領域は、緊急じゃないけど重要
第三領域は、緊急だけど重要じゃない
第四領域は、緊急でも重要でもない
です。
それぞれ仕事の具体的なことに置き換えていきます。
第一領域
緊急で重要とは、期限、納期がある仕事です。
日常業務のほとんどが第一領域です。中小企業はほぼ全て第一領域で仕事が終わっています。
第二領域
緊急じゃないけど重要とは、未来に向けた活動です。
教育、営業、投資、仕組み化などです。教育も、新規の営業も、投資も緊急性はありません。そして期限もありません。しかし第二領域が組み込まれないと会社の未来はありません。
第三領域
緊急だけど重要じゃないとは、例えば電話です。ほとんどの架かってくる電話に緊急性はありません。しかしそれが上司からだったり、お客様からだったり、仮にそうでなくても架かってきたら出る人がほとんどかもしれません。
第四領域
緊急でも重要でもないとは、SNSとは、ゲーム、喫煙でしょうか。すでに仕事でもないかもしれません笑。
中小企業で一生懸命仕事をしているけど、なかなか成長できない会社は第一領域で時間が消費され、第二領域に時間を割けないからです。第二領域をやろうとしても、第一領域に支配されてしまい、第二領域に辿り着けなかったりします。でも毎日全力で一生懸命仕事(第一領域)をしているのに第二領域をやる時間なんてないよというのが本音でしょう。では7つの習慣ではどうしたら良いと言っているか?
それは第二領域を先に時間をブロックする
です。7つの習慣の2日間の講習に行くと大きなバケツに大きな石と小さな石を入れる動画を見ます。小さな石は日常業務、大きな石は第二領域です。先に小さな石を入れると、バケツはパンパンになってしまいます。しかし、大きな石を先に入れておいて、そこに小さな石を流し込むと不思議なことに、全て入ってしまうのです。(動画を探したのですが、類似のものは出てきましたが、同じものがなく文章での説明ですいません。本当は動画を見て欲しいです)
もっと具体的に書くと第二領域、例えば教育、投資、営業の時間を先にブロックしてしまうんです。サポート先には、週に何時間か2時間、3時間と営業時間としてランダムにブロックしてもらってます。仮に営業が入らなくても、その時は日常業務をやれば良いです。または営業に関連した、例えば営業資料の改善の時間にしても良いでしょう。
月間で、年間で先に営業時間、教育時間、勉強時間、それらを含めた予算を先にブロックできると、中小企業は確実に一歩前進します。
もう一つ付け加えておくと、会社では電話の受電(第三領域)を外注していました。中小企業では電話を誰が取る問題が常にあります。ランチ時間に当番があったり。そして小さな不満として誰々さんが電話を取らないというものもあります。もっと割り切って受電を外注し、必要な架電は折り返せば良いだけです。もし日常業務以外で時間があったら、どんなことをやりたいですか?
ホームページの改善?
営業スクリプトの改善?
読書?
調査?
現場のアセスメント?
まずはしたいことを考える時間にしても良いかもですね。まずは第二領域の時間を週に2時間ブロックし、何もしないことから始めて見ても良いと思います。
日常業務だけで仕事が終わる日々から脱しましょう。