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【英語で】チェック柄

Q:画像の蝶ネクタイのようなチェック柄は何と言う?

A:plaidです。専門的になると「チェック柄」にはたくさんの種類がある様ですが、日常会話レベルでは大きく二つの単語の違いを知っていればいいかと思います。日本語でチェック柄というと格子状になったもの全てひっくるめていると思うのですが、画像の様に何種類かの色で幅の異なる縦横の縞が交差しているものをplaidと言います。

日本語にもタータンチェックと言う語がありますね。元々はスコットランド高地人が着ていた服地の柄のことですが、plaid=tartanと思っていい様です。厳密には違うそうですし、二つを並べて使うtartan plaidタータン式チェック柄と言う表現もあるのですが、普段の会話では区別なく使える様です。ただしタータンチェックは和製英語ですので、tartanのみかtartan plaidと言いましょう。

 two Scotsmen wearing tartan, which is a patterned cloth
with crossing horizontal and vertical bands in multiple colours,
forming simple or complex rectangular patterns,
particularly associated with Scotland


スコットランドのゲール語で毛布を指すplaideが語源で、元々この柄を持つウールのツイル(綾織)生地のことを指す語ですが、現在では生地の種類に関わらず柄を指す語としても使われています。

もう一つはcheckered(米)/ chequered(英)もしくはcheckedと言う語で、これはレースのチェッカーフラッグでわかるように、2色の正方形が並んだように見える市松模様ことです。

a black and white checked pattern

checkerはラテン語でチェス盤scaccariumが古仏語eschenquierとなり、それが中期英語に入ったexchequer(現在の意味は国庫・大蔵省など)が語源です。ラテン語からさらに遡ればペルシャ語で王šāhなんだそうです。checkerは元々チェス盤を指していた言葉なので、現在のcheckeredの意味も納得ですね。

さて、画像のワンちゃんが身につけているのは何と言うでしょう?
So, what is the dog wearing around its neck? A plaid bow tie. タータンチェック柄の蝶ネクタイ、ですね。

弓や蝶結び、蝶ネクタイを表すbowの語源は古英語でboga、曲げられたものが原義。以前の虹のエントリーの回で紹介しましたね。虹=rain + bowでした。




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