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遊び心はビジネスマンに必須のスキル/書評『ユーモアは最強の武器である』

私は幼少期から遊び心というものに憑りつかれている節があるんです。これは恐らく、私のたわいもないおふざけに対して、気の利いた両親が沢山笑ってくれたことが起因していると思います。結果、蒙古斑が取れた後も、はたちを過ぎても、くだらないことに現を抜かし、一人で笑い転げているのです。
ということで、仕事に遊びに生活に遊び心(ユーモア)を取り入れることは効果があるのだと、反証的に証明してみましょうか(* ´艸`)クスクス
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本書の目的

本書は、ユーモアの行動科学とコメディーの原則をうまく組み合わせて、ビジネスに役立つように応用できたら?という視点に立ち、ユーモアのメカニズムや効果を科学的に説いています。
本書の指摘するように、日本の職場では遊び=悪とみなされ、しばしば人間的なコミュニケーションが蔑ろにされています。ユーモアの効用に関しては、真面目さと陽気さは相反するという誤った思い込みがあるためです。つまり、多くの日本人が、真面目に働くことと、遊び心は水と油の関係だと思っているのです。
しかし、実際には私達が気難しく考えることをやめると、ユーモアの妨げとなるストレスが緩和され、同僚たちと有意義な関係を築けるようになったり、革新的な解決策に取り組む姿勢が湧いてきます。本書を読むことで、なぜユーモアが強力なのか、なぜ十分に活用されていないのか、どうすればあなた自身がユーモアを活用できるかわかるのです。

本書による気づき

本来本書を読むべきは、ユーモアを毛嫌いし、毎日シリアスな表情で背筋をピンと伸ばしている方です。しかし、私のように遊び心(ユーモア)信者にも読んでもらいたいです。真面目に取り組めば取り組むほど、おふざけしたくなったり、緊張感のある雰囲気ほど壊したくなる性分の方は、本書を読んで救われるのでしょう。それは、意図せず行ってきたおふざけが、意外にも科学的にイケてるからです。ただ、自然体で行ってきたことを今度は意図して行うことで、空回りするでしょう。歩き方を改めて教わると、手と足が一緒に出てしまうように。

本書の特筆すべき主張は、「ユーモアはセンスではなく、人間性」であり、誰でも発揮できると説いていることです。犬には犬の、猫には猫の、うんこにはうんこなりのユーモアの発揮の仕方があるのです。
本書のバックボーンとなっている研究は、死を目前に控えた人の後悔です。人々の最期の日に口にした願いごとは、「大胆さ」「自分らしさ」「いま、この瞬間」「喜び」「愛」の5つです。ユーモア、陽気さはどの願いを叶えるにあたっても、強力なツールになるのです。
目的と意義のある人生には、笑いと遊び心に満たされているということでしょう。

思い返すと小学校のころは、消しゴムを食べるだけで周囲の友達たちは笑ってくれました。それが今はどうでしょう。間違いなく変態扱いされます。
ギャラップ社の調査では、1日に笑う/微笑む数は23歳頃から急激に減り始めるそうです。(世界のユーモアの崖より)
ゲラは軽視されるべきではなく、幸せの象徴です。誇るべきゲラなのです。

今日も明日も、たくさん笑っていきたいですね!
以上、簡単な書評になります。ありがとうございました!

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