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新年の目標設定では、始めることの2倍、辞めることを決める

年の年末は友人4人で、4日間の台湾旅行をしました🇹🇼帰りの✈️にて書いています。

毎年恒例の年末4人旅行。
親友たちとの会話の中で出てきた、何気ないけれど心に響く言葉を備忘録としてここに残しておきたいと思います。

「何か新しいことを始めるなら、2倍のことを辞めようぜ」

これは、自分がこれからの人生を豊かにするために、ぜひ心に留めておきたい考え方でした。

毎年張り切りすぎる目標設定

私は例年、年末年始になると、新しい目標をたくさん立てたくなります。
昨年も例外ではなく、大谷翔平選手の曼荼羅チャートを参考に、81マスを埋め尽くすほど細かく目標を設定しました。

実現できたこと、できなかったことがあるものの、そのおかげで2023年は刺激的な1年になりました。
本業のコンサルティングで新しいチャレンジをしたり、9月からはスタートアップに出向して挑戦を続けたり、新たに学び始めたコーチングではCTIの上級コースまで進みました。さらに、交友関係も広がり、毎週2〜3回は誰かと食事をしました。

プライベートでも充実した時間を過ごすことができまし。スパルタンレース出場や友人の結婚式への参加9回(うちスピーチ4回余興1回)、wifeとの9日間のロサンゼルス・ニューヨーク旅行、会社でのニューオーリンズへの出張、そして年末のこの台湾旅行など、遊びにも全力で取り組みました。

noteも「月6本書く」という目標を掲げ、コツコツ続けてきた結果が、いまのアウトプットにつながっています。

しかし、すべてを全力でこなそうとすると、やはり限界が訪れます。
目標を掲げてそれを追い続けることは、自分の時間が目標に縛られることでもあります

特に昨年の10月から12月にかけては、心と体が悲鳴を上げていました。

適応障害を経験してわかったこと

今回一緒に旅行をしている友人たちも、みな働きすぎて身体や心を壊した経験がある人たちです。
例えば、ベンチャー企業を支援する弁護士の友人、新卒から大企業でミドルマネジメントを担う友人、そして過労で肺に穴が空いた経験のある友人です。

実際、私を含めた4人のうち3人が適応障害を経験しており、3人が躁鬱を経験し、さらに3人が胸痛で緊急搬送されたことがあるという、なんともボロボロな28歳です😰
(ちなみに、私は躁鬱と、緊急搬送の経験有りです)

適応障害に陥るまでの共通プロセスも話題になりました。
① 周囲に対する激しい苛立ちを持つ
② 怒りの矢印が自分に向く
③ 涙が止まらなくなる
④ 写真に映る自分の目からハイラインが消える
⑤ 発語症(吃音)が出る
⑥ タイピングができなくなる

私も、③〜⑤を経験しています😅
そんな状況も相まって、「お前、このまま自分の状態をケアせずに突っ走ったら、再起不能になるぞ」と友人達が釘を刺してくれました。

そして、そんな私たちが共通して重要だと感じたのは、「自分が弱い人間であることを認めること」と「辞めることの大切さ」でした。

年末年始に立ち止まって考えること

これまでの私は、年末になると目標を立て、それを追いかけることに一生懸命でした。
でも今年こそ、目標を立てる前に「辞めることリスト」を考えてみようと思います。

すべての人にとって、最も貴重なリソースは時間です。
とても幸せなことに、私は来年6月に家族が増える予定です。ライフステージが変わる中で、何かを始めるなら、その分何かを手放さなければならないと思います。

特に、自分で「手を挙げてやりたい」と思って始めたことほど、辞めるのは難しいです。
それでも、余白を持つことの大切さを意識しないと、知らず知らずのうちに自分を追い詰めてしまうと感じています。

心の平穏リストを作ってみる

20代はキャリアやライフスタイル、遊びを含め、目標を追いかけるフェーズだったと感じています。
だからこそ次の30代は、具体的な目標を追うだけでなく「心の平穏」も大切にしようと思います。

今回の旅行で気づいたのは、友人4人全員が同じように20代を駆け抜けた結果、30代になって「目標迷子」になっているということでした。
目標へのコミットメントが強い人ほど、気づかないうちに目標に縛られた人生を歩んでしまいがちです。
もちろん、ビジョンや信念、そして「ありたい自分(Being)」に基づいた人生は素晴らしいものです。
ですが、具体的な目標に囚われすぎると、自分らしさを見失ってしまうことがあります。

家庭でも職場でも、30代になると職責が上がり、自分ではコントロールできないことが増えていきます。
自然と「やるべきこと」が増え、心の余裕がなくなりがちです。
そんなときこそ、一歩立ち止まったり、一歩引いて自分を見つめ直すために、「心の平穏リスト」を作ってみるのはどうでしょうか。

例えば、「忘れたくないことリスト」を作るのも良いかもしれません。
私の「忘れたくないことリスト」を言語化してみました!
• いつまで経っても少年でいたい
• 「バカじゃないの?」と言われるくらい自由でいたい
• 子どもの成長速度に負けない大人でいたい

20代のようにアドレナリン全開で駆け抜けるフェーズから、30代では自然体でしなやかに生きるフェーズへと移行していきたいと思います。
心の余白を持ちながら、人生という長期戦を楽しむことが、次のステージなのかもしれません。

もちろん、年末年始に立てた目標に良い意味で縛られて、1度ぶっ倒れるまで頑張るのも一つの生き方です。
しかし、新年の具体的な目標を立てずに、「心の平穏リスト」や「忘れたくないことリスト」を作り、自然に流されることに挑戦してみるのも良いのではないでしょうか。

私自身も、30代になる頃には子どもがいて、自分の目標を掲げる余裕すらないかもしれません。
だからこそ、「どんな状態でいたいか」を振り返ることができるビジョンを作りたいと考えています。

ということで2025年、何を辞めようかな〜っっと、頭を悩ませます🤘

P.S.
写真は十份でのなんかエモいパシャリ📷

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