メンタルが不安定になる人はこの二つのギャグを覚えておくといい
メンタルが不安定になりがちな人に覚えてもらいたいギャグが二つある。
とても仏教的であり、生き方の本質をついたギャグがあるのだ。
まず一つ目は、昭和のいるこいる師匠のギャグ「しょうがね、しょうがね、しょうがね」だ。
知らない人のために説明すると、昭和のいるこいるは漫才師であり、芸風は簡単に言うと「適当男」である。現代の近い芸風でいうとアンタッチャブルのザキヤマさんみたいな感じだろうか。
適当男の「こいる」さんは、相方が真剣な悩みなどを相談してきても「へーへーへー」「ほーほーほー」「しょうがね、しょうがね、しょうがね」と適当に受け流す。
相方の「のいる」さんに「ちゃんと聞いてんのか!」と突っ込まれて笑いが起きるという構図だ。間の取り方が絶妙で幅広い世代にウケる漫才師だったのだが、今回お伝えしたいのはその面白さの部分ではない。
この「こいる」さんの「しょうがね」というギャグが非常にメンタルにいいのだ。
「しょうがね」とは過去に向けた言葉である。
起きてしまったことをあれこれ考えても意味はないし、人生のやり直しはきかないから「しょうがね」と思うしかないという本質をついているのだ。
仏教でも過去や未来に執着することは心を苦しくするだけなので、「今ここ」に集中しようという教えがある。マインドフルネスなどは「今ここ」に集中して雑念をなくすという意味である。
仏教的にも過去に起きたことを「しょうがね、しょうがね、しょうがね」と受け流していくことは理にかなっている。
起きてしまったことへの後悔や、元彼への執着で苦しい方は大きめの声で「しょうがね、しょうがね、しょうがね」と叫んでみてほしい。マインドフルネスよりも効果的で即効性があるだろう。自分で笑えてくることもあるはずだ。
一方で、未来に向けたギャグもある。
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