「有害な人」にどう接するか
有害な人に対する接し方を解説していこう。
「有害な人」とは文字通り人に害を与える人だ。
恋愛関係においても恋人があなたに害を与えてくるケースもあるだろう。暴力や暴言などはその典型だ。他にも人の物を盗むとか、騙す行為なども有害だろう。
こういう時に「人」を責めてしまったり、人格否定をする人がいるが、それはあまりにも人間というものを知らない。
人間が有害な行動を取る理由の多くは遺伝子、家族史、社会的や文化的な影響などの本人にはコントロールできない要因がある。
つまり、誰にでも「有害な人」になる可能性はあるのだ。
だから人など責めても仕方ない。人ではなくその行為に注目していく必要があるのだ。
仮に、人格否定などをしてその「有害な人」を社会から排除したところで別の有害な人は現れる。
もう一度言う。誰でも「有害な人」になり得るからだ。「有害な人」も我々の一部なのだ。
そして、その「有害な人」の順番は自分に回ってくる可能性だってある。あなたも生まれた場所やタイミング、育った環境が違えば今と同じ人格は得られないからだ。
だから、有害な人も自分の一部だと捉えて、人を責めずに間違った行為だけ正していくようにするのが大事だ。
「罪を憎んで人を憎まず」というのはそういう意味だ。
自分の意思の力だけで今の自分があると思っている人はあまりにも人間の味方が浅はかだ。
「私だったら絶対にあんな有害なことはしない」と思っている人もいるだろうが、たまたま有害な行為をしない人生を歩めただけなのだ。遺伝子、家族史、社会的や文化的な影響にあなたは恵まれたのだ。
有害な人にならなかった人は、自分の運がいいことを自覚しよう。
そして、恋人に対する見方を改めよう。
ここから先は
¥ 100
Amazonギフトカード5,000円分が当たる
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?