心の傷のバンドエイドは、映画音楽かも知れない
心が沈んだとき、折れたとき、いい思い出を連想させる音楽を聴くのがいい。自分でする心の手当てになります。
想い出がよみがえる映画音楽やサウンドトラックは、心地いいタイムマシン。
明るい過去のイメージは、ホルモンやアドレナリンを分泌して、脳を活性化します。
(74年の映画もあり、70年代生まれはどうするんだ問題もありますが知りません)
小学生の頃、異性の先生が好きになったことがある人におすすめです。
🌿年上の女性に恋するのは、少年期の病気みたいなものだった「マレーナmalena」(2000)
相手に何も求めなかったアガペーの愛だから少年も傷つかなかった。
サンタを信じていた。お化けが怖かった。お菓子屋さんになりたかった。友達と一緒に宿題をした。遠足の前の晩は眠れなかった。子供の頃の楽しい思い出はたくさんあります。
そんなプライスレスな時間を思い出しましょう「スタンドバイミーstand by me」(1986)。原作者スティーヴン・キングが激賞した映画
金曜日の夜は、ダウンタウンをクルージングして女の子とデートするのが、
60年代、地方都市のお決まりだった。監督のジョージ・ルーカスのいたカリフォルニアの街もそうだったようです。
🌿高校卒業日の夜は、別れのときにもなった「アメリカン・グラフィティamerican graffiti」(1973)サウンドトラック
あなたにも高校卒業で別れていった友達がいたことでしょう。そんな友に想いをめぐらせながら、この映画を観るのもいい。そして、facebookでその人を探したりして、あなたにとって新しいドラマが始まるかもしれません。
なにげに始まった。ひょっとしたら好きかもしれない。そんな消去法のような鈍感な恋はたくさんある。
ここでは違う。息苦しくなるような、胸を焦がす恋がしたいと思う存在を意識した。パソコンのスイッチを押すように、20代の恋が始まった。
🌿♪take my breath away(愛は吐息のように)♪胸苦しくなる恋は
「トップ・ガン」(1986)
映画「sex and the city」で、サラ・ジェシカ・パーカーの友達がこぼしていた。”いい男は、たいていゲイよ”。
🌿カウボーイが、ゲイであっても不思議はない「ブロークバック・マウンテンbrokeback mountain」(2005)サウンドトラック
婚約なんて単なる約束、フランスでは、ほぼ誰も守らない。そもそも、婚約の際
かわす指輪の起源は、紀元前のエジプトで、”我が家の奴隷”の印にした指輪から
始まっています(錆びる鉄と、綺麗な銅があったようです)。
🌿婚約なんて信じない自由なフランス人が巻き起こす「フレンチ・キス」♪someone like you♪(1995)。
生まれも育ちも違う二人が一緒に住むと、喧嘩も起きます。妻が常に勝つデフォルトになっている、それです。
「ブルース・ブラザースblues brothers」(1980)
🌿「いまの仕事を辞めたい」という夫を問い詰めるアレサ・フランクリンの♪think♪
旅から旅へ、ロードムービーというジャンルがあります。それが殺風景な風景であろうと、見たいと私は思うときがあります。なんかの病気ですね。
🌿アメリカ中西部を横断するルート66をたどる。カリフォルニアからテキサスへ展開する、離れ離れになった夫婦と子供のストーリー「パリス.テキサス」(1984)サウンドトラック。ライ・クーダーのギターがむせび泣く。
長い人生、かなわぬ恋をすることもあります。レスビアンの女性に恋した友達(ひょっとして自分?)がいましたが、やはり無理でした。
一等船室のお嬢様と、船底の窓からは海面スレスレの波頭が見える三等船室の絵描きの青年の恋。
🌿かなわぬ恋の結末「タイタニック」(1996)♪my heart will go on♪セリーヌ・ディオンが、悲しい離別を歌い上げた。
(映画ではありませんが)深夜放送を聴いていた方は多いでしょう。
🌿その一つに、1967年に始まったFM TOKYO「JET STREAM」がありました。
DJは城達也。深夜24時オンエア。スリープタイマーをつけて聴きました。
いい夢を見たご自分を思い浮かべてください(目を閉じて、音楽とナレーションをお聴きください)。
効き目には個人差があります。ああ、そう言えばという時間差もあります。
ご高覧ありがとうございました。