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好きなレトロゲームを懐古する話


懐かしのゲーム大好き懐古厨アラサー女が、好きなゲームを好き勝手に懐古する話です。
長いです。



【審議】レトロって何だ?

( ´・ω) (´・ω・) (・ω・`)←これもレトロ?



小さい頃やっていたゲームを「レトロゲーム」と呼ぶの、なんだかなんとなく違和感があるんですよね。タイトルにしておいてこんなこと言うのもって感じですが。


理由としてはまず、私にとってのレトロゲームのイメージが「ファミコン」だからですね。

私はゲームボーイや64、PS世代で育ったので、ファミコンとスーファミにはほぼ触れたことがなかったんです。

と、いうわけでここでひとつ判明してしまいましたね。はい。この記事にファミコンとスーファミは出てきません。ファミコンとスーファミが好きな方、大変申し訳ありません。


話を戻しましてもうひとつの理由は、「レトロという認識がない」からです。
「小さい頃やってた」ではなく「小さい頃からやり続けている」から。

久しぶりにプレイすれば、もちろん「懐かしい」という感情は出てきます。が、ずっとやっていると「うわっ懐かし~!!!」というほどではなくなってくるんです。この違い、割と大事。

当然、「あの頃こんな風にやったな」「母や兄に教えてもらったな」なんて思い出もたくさんあるし、忘れたわけでもありません。
そして、決して懐かしがらないわけでもありません。というか、どちらかというと懐かしがりたいんです。

話がややこしくなってきてしまいましたが、要するに「昔のゲーム大好きすぎてずっとやっちゃうけどたまには懐かしさも感じたいから時々やるようにしてる」って感じです。伝わりますか?伝わってほしい。


ありがたいことに、懐かしのゲームを一緒にやるお友達が私にもいるのですが、皆さん決まって「「うわぁ懐かしぃいぃいぃ!!!」」といった反応をしてくれます。そして私はその反応を見るのがとっても大好きです。

ただし残念ながら私は懐古厨なので、引かれないように一緒になって「ヤバッ超懐かしいやんけこれ」と発言したりしますが、本当は「せやろ?懐かしいやろ?レトロゲー最高やんな?そういえばあのゲーム知ってる?てかLINEやってる?笑」みたいなことを考えています。最後のは嘘です。

しかしマジで気持ち悪いですね。キモオタ特有の早口は心の中に留めておくべきですね。でもそういうのって結構無意識に出ちゃってたりするんですよね。


もちろん「レトロ」という言葉の意味は「懐古趣味」であるとウィキペディアさんも仰っているし、レトロであることを否定するわけでもないのですが、ただ「懐かしいもの」として終わってしまうのがちょっと悲しいな、と思ったりする。
いつまでも子供の頃の気持ちでゲームをしていたいという感覚もあるかも。

なので最近はWiiUのVC(バーチャルコンソール)やNintendo Switch Onlineなど、新世代のハードで昔のゲームを気軽に遊べたりする傾向があるのが嬉しいですね。新しい世代の子供たちにとっては、懐かしいものではありませんから。古い!だのカクカクでワロタwとかいう悪口はあるかもしれんけど…


自分の中では、古いものという認識はないからレトロではない。
でも、懐かしいものが好きという感覚があるのも確か。
いやしかし、懐かしいから好き…というと、語弊がある…。

話が本当に意味不明になってきたので強制終了しますが、今回はそんなレトロのようでレトロでないやっぱりレトロなニンテンドー64プレイステーションのゲームから私の大好きな作品を2作品ずつ、脳死で喋っていきたいなと思っております。
よろしくお願いいたします。


【永遠の青春】ニンテンドー64


まずは言わずもがな、このゲームなしでは私という人間は誰にも語れませんが別にあっても誰も語りません。

星のカービィ64 (2000)

私がカービィを好きになった一番のきっかけはコロコロコミックで連載していた「星のカービィ デデデでプププなものがたり」なのですが、ゲームとしてはこちらがぶっちぎりでナンバーワンです。

吸い込みで能力をコピーしたり横スクロールでゴールを目指したりと、操作は歴代のカービィシリーズとだいたい同じ。
3Dスティックがウリだった64なのにあえて十字キーでの操作となっているのも歴史を踏襲しているなぁと感じられてお気に入りです。当時は歴史なんて知ったこっちゃなかったけど。

コピー能力をふたつ組み合わせてミックスできたり、3Dになったカービィたちの旅の様子がムービーで観れたりと、もちろん64ならではの要素も豊富です。

100%クリアのためには各ステージに散りばめられているクリスタルを回収する必要があり、そのクリスタルの回収のためには更に特定のコピー能力が必要なものがあります。
そいつは例えば黒い岩にはボム、黄色と緑の檻にはスパーク×カッターのミックスなど比較的色で判断しやすいものから、暗い場所をスパークで明るくしたり、溶岩を氷で壊したりなどの一種の謎解きのようなものまで様々。

ストーン×カッターのミックスで「星のカービィ3」に登場したキャラクターに変身できるのですが、その能力でリックの姿になって登らないと取れないなんていうクリスタルもあったりして、そんなん新参泣かせやんけボケが!とキレそうになったことがありましたね。
あれから20年弱たった今、Switchで星のカービィ3やってます。おもろい。


また終盤になるとステージや敵キャラクターの雰囲気がどんどん不穏になるので、当時トラウマを植え付けられた人も多かったのではないかと思います。
私も即死ゾーン大量の工場ステージにはビビり散らしまくったし、スカーフィという一見かわいいのに背中を向けると恐ろしい顔になって追いかけてくる敵キャラが特に怖かった。やり込んだ今でも嫌いです。


では私がこのゲームをどれだけ好きであるかというところですが、小学生の頃はDS、中学高校の頃はWiiやPS3など、その当時流行していたハードには目もくれずひたすらこのカービィ64をやっていました。
64自体が好きなのでもちろん他のゲームも交えながら、それでも間違いなく一番やったのがこれでした。

高校の頃にはニコニコ動画でRTA(リアルタイムアタック)というプレイスタイルも初めて知り、お陰で更にやり込む羽目に。※責任転嫁

当然、動画や生放送で配信されているガチのマジの凄い方々に比べたら私の実力なんてたかが知れているのですが、当時録画環境を揃えていたら、きっとランキングの30番目くらいには入れたかも…というくらいの程度には微妙に頑張ってました。
今もどんどん記録は更新され続けているので、もう到底追いつけないレベルになってしまっているんですけどね。


そして星のカービィ64の最大の魅力といえば、やっぱりBGM。と、可愛さの影に隠れた不気味な雰囲気

カービィシリーズって本当に奥が深くて、シンプルでいてかつ含みのある場面が多いと言いますか、先程も述べた通りとにかく不穏なんです。
カービィのゲームを知らない方は、ただ「カービィかわいい♪」とお思いでしょう。決して間違ってはいませんが、実はカービィはホラゲーです(嘘)。

BGMもその絶妙な不気味さにマッチしていて、明るい部分と暗い部分が交差している感じ。うまく表現するのが難しいですが、それほど私も未だにカービィの世界観を理解できていません。

星のカービィ64では、仲間たちがダーク・リムロという完全ホラーな黒い球体の敵に飲み込まれてしまったり、平和なステージかと思いきや一気に暗闇に包まれたりと、見た目のゆるさも相まって余計不安になるんですよね。ギャップってやつ?

しかしどんな恐怖に包まれようが、どんな過酷な状況に追い込まれようが、ただ一生懸命立ち向かうのがカービィさんなんです。
平和な世界でごはんをたくさん食べるためにたたかうカービィさん。怖くないのかな?と考えるときもあります。
なんと(なんと?)エンディングでは、そんなカービィが世界を救って安堵する幸せそうな姿が見れるんです。

私はもしかしたら、不安になるような世界観の中、カービィのこの優しいお顔が見たくてプレイしていたのかも知れません…。

あ、なんか良い感じにまとまった。




ではお次へ。


ディディーコングレーシング (1997)

すみません。任天堂さん公式の動画が見つかりませんでしたので、しもふりチューブでご勘弁を。(めっちゃおもろいので是非観て欲しい)

そして思ったより星のカービィ64を語りすぎてしまったので、ちょい駆け足で行きます。


こちらは、みんな大好きレア社発のレーシングゲーム。
霜降り明星のせいやさんは「ディディーコングレーシング」や「ドンキーコング64」などの開発会社であるこのレア社のファンなんだそうで。
意外とレア社ファンの方って多いですよね。

私がプレイしたレア社のゲームはこの他に「バンジョーとカズーイの大冒険」シリーズがあるのですが、こちらも知る人ぞ知る神ゲーといった印象が強いです。
尚、バンカズは幼き頃にプレイして以来ほとんどやっていないので、いわゆる私の中での「レトロゲー」ですね。兄やイトコとよくミニゲームやったなぁ。

駆け足とか言いながらまたどうでもいい前置きを書いてしまった。


ディディーコングレーシング、略してディディコン。
これもガッツリやり込みまくりましたし、今でも実機の64でたまにやっています。
みんなでやるモードはもちろん、1人プレイのやり込み要素もかなり充実しているので、とことん極めてみたいという方にはホントおすすめしたいゲームなのです。

ということで、ディディコンの良さを3つにまとめてみました。

① テンションが良い感じ
②シンプルなゲーム性
③デビッド・ワイズは神


はい。
まともなことを言ってるのが②しかないのは自分でも承知していますので順番に解説します。


①テンションが良い感じ

…これはレア社のゲームを知っている人ならきっと伝わるのではなかろうか。
テンションがなんか良い感じなんです。

海外企業が制作していることもあり、他の日本製ゲームとは雰囲気が違うというのもあるのですが、キャラクターのテンション、BGMのテンション、言ってしまえばもうゲーム全体のテンションが私の好みにドンピシャ。

これに関しては実際に観て聴いてもらうのが一番かと思いますので深くは語りません。
ただひとつ言わせてもらうと、わたくし、ディディーとバンジョーのモノマネは結構得意です。

② シンプルなゲーム性

レーシングゲームといったら当時は「マリオカート」が最も人気だったのではないでしょうか。
確かにマリカもめちゃめちゃハマりましたが、やっぱりディディコンの方が好きだなぁと思うおいらです。

何と言っても、圧倒的に実力勝負である部分がデカい。

マリカはアイテムの種類が豊富で逆転しやすく、ゲームが苦手な人でも楽しめるのが特徴であるのに対し、ディディコンに登場するアイテムはたったの5種類とめっちゃシンプル。その上、出現アイテムはランダムではなくバルーンの色で決まっているので、狙ったアイテムが確実に拾えます。
主に設置されているのもダッシュとミサイルがほとんどなので、一度距離を空けると縮めるのが中々難しく、実力試合になりやすいレースゲームと言えるでしょう。


③デビッド・ワイズは神

ご存知でしたでしょうか。デビッド・ワイズは神です。

真面目に書きますとこの方はディディコンのBGMを制作された元レア社の開発スタッフ。
ゲーム音楽大好き侍であるこの私が特に好きな作曲者のひとりとして知られていませんので是非知ってください。

ゲーム音楽というより、普通にめっちゃカッコいいポップなんですよ。
日曜の昼にドライブしながら聴いていたい曲って感じ。それがレースゲームのBGMになってるもんだから、そりゃゲーム内での運転も楽しくなりますわな。

ネット上では公式音源が無いためこちらには載せることが出来ませんが、先程のしもふりチューブさんや他の実況者さんなどの動画で是非ゲームごと体験してみてもらえたら嬉しいです。
Switch Onlineの追加パックにもいずれ追加されると良いですね。


というわけで64部門は以上となりますが、語りきれない作品もまだまだあるので、簡単に紹介させてください。

マリオテニス64 (2000)
 神ゲー。小さい頃は兄にひたすら鍛えられました。「さいきょう」のCPUと定期的にダブルスを行うことで今でもしっかりリハビリし続けてます。1人用モードでとことんやり込めるのが良いですね。

■ がんばれゴエモン~ネオ桃山幕府のおどり~ (1997)
 コントローラーパックにセーブするタイプのゲームだったため、紛失して以来一生最初からしかできません。が、神曲である序盤のお城のBGMが聴けるのでよし。おみっちゃ~~~ん!

マリオストーリー (2000)
 最高の名作。愉快な仲間たちとおもちゃのような世界を旅するのがめっちゃ楽しい。このゲームのお陰で、当時苦手だったキノコが食べられるようになった。完璧なRPGだと思います。

どうぶつの森 (2001)
 64のこの村でたくさんの季節をどうぶつたちと共に過ごしました。かんゆとタンボは、私の永遠の友達。ふたりが引っ越してしまった時の悲しみは忘れられない。ぺりみが怖い。



【起動音が魅力的】プレイステーション


では、続いてPlayStation(初代)にいきたいと思います。
64で長々と書きすぎてしまって反省。でも書きたいから書く!

ちなみに起動音はガチで好きでした。カッコよくて起動するのが楽しみだった。


■ FINAL FANTASY VII (1997)

やっぱりこれですね。
FFはどの作品もそれぞれ魅力があって、一番なんて選べないくらいに愛が強いのですが、プレイ時間で考えると断トツでこのFF7が長く思い入れも深いです。本編を何周したかはもう覚えていませんが、カービィ64の次に周回しているゲームだと思う。

初めて触れたのは恐らく幼稚園くらいの頃。そこから小学生、中学生になっても時間の許す限りプレイしていました。

そんな中、兄が持っていたアルティマニアΩ(オメガ)というFFファンにとってはお馴染みである激重の超特大攻略本を読む機会があったのですが、それがもう本当に凄くて。
ただの攻略本と思いきや、ストーリーに沿ったキャラ毎の細かなセリフ分岐、別で出しても売れるんじゃないかってくらいの膨大な設定資料集、更には物語のその後を描いた小説まで付いてるんです。

私は特にその詳細に書かれたストーリーの部分の情報量に圧倒されまして、自分がFF7の物語を全く理解できていなかったことにここで気付いたんですね。
ストーリーを細かくプレイバックできるような構成になっていて、ただネタバレというよりも考察のヒントをたくさんくれるので、自分自身で物語を読み解いていけるんです。

正直クソガキだった私は勝手にFF7を理解しているつもりでいたので心の底から反省したし、お陰で更に深みにハマってしまいました。
そこから周回プレイに陥ったみたいな感じですね。



とにかく何度もハマった大好きな作品ではありますが、実はここ数年、クラウドが色々な場面に出没しているのを見ると少し違和感を覚えてしまうこととがあります。

スマブラだったりスマホゲーだったりと色んな場所に出てくるもんだから、「あれ?クラウドじゃん」「よっ、クラウドw」みたいなノリで見っけちゃうんですよね。いや、だいぶ盛りましたけどでも私の中ではそのくらい大げさに言えるほどの現象なんです。

違和感の原因は間違いなくFF7R(リメイク)からですね。
というかリメイクが出てからFF7自体が盛り上がっていたんですよね。

もちろん私も発売日の0時からプレイしていました。
面白かったし、原作に忠実な部分も多くて嬉しかった。時代を超えて新しくなったFF7をプレイできる喜びを噛み締め、感極まりながらやってました。
戦闘システムもなかなか面白くて、アクションとコマンドの融合といった感じで丁度良い難易度。BGMも当時の面影を残しつつ今風にアレンジされていてカッコよかったです。

それでも、やっぱりなんとな~くもやもやとしていて、とうにクリアした今でも根底にある違和感を拭うことができていません。恐らく、ここで私のクソスキル「懐古厨」が発動しているんでしょうね。

ということで、どうしても言いたかったことをここで吐かせてください。

あんなイケメンで髪の毛が一本一本細くて腕にちょっとスケベな黒子があったりするリアルなクラウド、私は知らんねん。

ワイが好きなんは「なんかカクカクしてて肩と手がえらいデカくて3頭身でメニュー画面開いた時だけノムテツのカッコかわいい顔になる」クラウドなんじゃ~~~!!!

もっと加えますとね。PS5を持っていないのでINTERGRADE(ユフィ編)はまだプレイできていないのですが、この「ユフィ編」とかいうの、マジ意味不明じゃないですか?ほんとに。ユフィって原作では隠しキャラなんですよ。まあ関連作品も出まくってるし原作ったって20年以上前だし今更隠したところでっていうのもあるとは思いますが、ならせめて登場時期は原作に合わせてミッドガル脱出後からにするとかさ、ていうかそもそもリメイクの本編がミッドガル脱出までってどういうことやねんて。前もって知らされてたから特にツッコんでなかったけどストーリー全体の3割にも満たないやろ!一体あと何十年かけてリメイク完成させる気やねん!えぇ!?


ゼェハァ…オタク特有の早口出ちゃった!!!

完全に愚痴になってしまいました。これは個人の意見ですので、マジでご了承ください。てかそんな不満あるなら別にリメイクやらなくてよかったんじゃないの?なんて辛辣な意見は真冬の海に飛び込んじゃうのでご遠慮くださいね。
でも誰がどう思おうが関係ない!ほぼ27年、FF7に触れ続けてきたんや!これがワイの気持ちなんや!なんかテンション上がってきた!今ディディコンやったら発狂しそう!

ユフィ編は私もいずれ必ずやるつもりです。FF7のファンとして。だからPS5くれ。
あとティファとバレットの茶色感が私本当に大好きなのですが、そこも全然変わってなくて安心したのを覚えています。

こんだけ書きましたけど、何だかんだFF7Rも好きなんですということですね。愛が故の懐古(文句)です。ノムテツさんこれからも頑張ってください。


ジャンピングフラッシュ! (1995)

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最後に大きく紹介するのはどう見ても怪しいこちらのゲームです。

公式の動画もホームぺージもありませんでした。上記のリンクはPSゲームアーカイブスのページに飛びますが、私はそこで初めてアーカイブスにこのゲームがあったことを知りました。

1作目「アロハ男爵ファンキー大作戦の巻」の発売日はなんと1995年。私が1歳の頃だったんですね。てか初代PSの発売年と私同い年だったんですね。それも初めて知りました。

このゲームは一人称視点となっていて、様々なギミックのある3Dのステージでジャンプ移動したり、ビームで敵を銃撃しながらクリアを目指すというシューティングアクションです。2段、3段ジャンプをすると飛んだ高さ(真上)から地面を見下ろすという特殊な視点になって、これがまた爽快なんですよ。

上の画像はステージ選択画面。2つのステージをクリアし、ステージ3でボスに挑むという流れが続きます。
これだけ見てもわかる通り、不気味で可愛らしい世界観になってます。私、不気味と可愛いが融合している作品が好きらしい。
右側のステージ3に見える宇宙人のようなキャラは「ムームー星人」といって、語尾に「ムー」がつくおかしなやつらです。先程ステージ3はボスと書きましたが、ムームー星人と戦うわけではありません。あくまでも敵側のキャラということで何故かムームー星人がそこにいるだけで、ステージに入ると普通にデカい恐竜みたいなのが出てきます。
また、悪役はサブタイトルにドドンと出ている「アロハ男爵」。ムームー星人たちを従えていますが、こういうコミカルな作風にはよくある典型的なザ・アホキャラで、ムームー星人たちからも慕われてはいないようです。

一応ちゃんとストーリーもあって、ワールドをクリアする毎に、追い詰められて焦っているアロハ男爵やムームー星人たちのムービーが見れます。ワールド1クリア後は、ボロボロになったムームー星人たちがやさぐれながら「やられちゃったムー」とか言ってました。あれ…もしかしてこいつら、あの変な恐竜の中で一緒に戦ってたのか…?

ラスボスとして立ちはだかるアロハ男爵も、厄介な攻撃をしてくるなかなかの強敵。体力が減ってくると姿がどんどん惨めになっていくのですが、最後の原型を留めていない姿がキモすぎて私の中ではプチトラウマだったりもします。スターフォックスのアンドルフを思い出しますね…流石にあそこまでではありませんが。


ただこのゲーム、実はソフトをどこかへ失くしてしまいまして最近まったくプレイ出来ていなかったんです。
が、諦めずに中古屋を探し回っていたところ、ある日なんと1ではなく2の「アロハ男爵大弱りの巻」を発見!迷わず購入してしまいました。1000円くらいで買った気がします。

1しかプレイしたことがなかったので、2のジャケットを初めて見て大興奮。
しかも中身を開けてみるとDISCが2枚入っていて、1の海外版がDISC2として同梱されていたのです。一石二鳥すぎて感激でしたね。

ということで、この間何の予定もない休日を使って、ジャンピングフラッシュ!2初見プレイしましたよ。めっちゃ面白かったです。面白すぎて半日経たずに全クリしてしまいました。

2ではまるでアロハ男爵が大弱りしてしまうかのようなサブタイトルとなっていますが、本当に大弱りしていて普通に笑いました。代わりに何やらドデカい未確認生物みたいな悪役が登場。けちょんけちょんにしてやったら、EDでは「アァ~~~~~ン♡」と叫びながら大弱っていたはずのアロハ男爵に捕らえられて退場していきました。なんやねんこれ。

こんな感じで、1も2もとにかくユニークでポップな作品であることが伝わりましたでしょうか。シンプルで爽快なアクションも程よい難易度で、非常にオススメしたいゲームとなっております。2周目の隠しモードやスコア記録、勲章などやり込み型の方向けの要素もたくさんあって、しっかり遊び尽くせる内容ですよ。


さて、ここまでで終わりにしておこうと思いますので、こちらでも書ききれなかったソフトを小出しにしてみよう。知ってるソフトがあったら嬉しいです。

ブレイヴフェンサー 武蔵伝 (1998)
 ストーリーやゲームシステム、BGMなど全てが繊細に作り込まれたスクウェア(当時)の名作。特にキャラクターが本当に個性的で、小さい頃はお茶目なフィーレ姫が大好きでした。

トバル2 (1997)
 こちらもスクウェア時代の格ゲー。2しかやったことないけど超面白い。2人対戦はもちろん、1人用モードのやり込みが充実していてありえない強さの敵と限界バトルするのがめっちゃ楽しいです。やりてー!

パラッパラッパー (1996)
 音ゲーはこのゲームが初めてだったかも。シンプルだけどシビアで難しい。キャラも可愛くて大好き。少し前にPS4でリマスターが出ましたね。無事にトロコンしました。

動画でパズルだ!プップクプー (1995)
 これこれ!マジで頭イカれてるイカレゲー。ただ、狂ってると思いきやパズルの難易度はクソムズだったり、お絵描きや本格的な作曲機能のついた動画制作モードがあったりと、なんかもう色々スゴいゲームです。あまりプレイしている方は少ないですが、是非動画など発掘してみてください。やべ、このゲーム一生語れる気がする。



おわりに


10000文字が見えてきてしまった。ここまで読んでくれている方がもしいたら、あなたはとてもエラいです。ありがとう。


私の中でのゲームの思い出って多分ほかのどんな思い出よりも鮮明で、常に引き出しの一番手前にストックされているような感じなんですよね。

私には人様に胸を張って言えるような趣味がほぼなく、思考も基本地味で根暗なので、同じ界隈の仲間やこういったインターネットの世界でないと自分の趣味をさらけ出せないし、まぁだからこんなに独り言を長々書いてしまうアラサー女になってるわけなんですが、大人になっても昔と同じ趣味が変わらず続いているというのは案外誇らしいことなんじゃないかなと思ったりしています。

「思い出補正」っていうネットスラングが結構悪い意味で使われがちな気がするんですが、私は、良い意味で考えれば本当にただの良い言葉だと感じるのです。

それは、思い出補正があれば、好きな作品は自分だけの宝物になるから。
星のカービィ64が好きな人なんてきっとこの世にわんさかいるはずで、その人たちそれぞれに違った思い出がある。私もその中の一人ではあるけども、私の星のカービィ64には自分だけのたくさんの思い出、人生そのものが詰まっているんです。そして、それは経験したゲームが多ければ多いほど増えるし、大人になった今発見したり、気付くのが遅くなったとしても、それも宝物になり得るんですよ。
もしかしたら、今プレイしている最新のゲームも数十年後にはまた補正が掛かって今より輝くかもしれない。それはそれで楽しみな気もしますね。

当時あれだけ私をゲーム沼にハマらせた母や兄は今、私をオタクと呼んで笑いますが、全然それで良いです。むしろ、たくさんのゲームの思い出を頂けて感謝感激極まりないことこの上ない。ありがとう。これからも宝物を増やし続けたいと思うし、旦那もゲームが大好きなので、私の家族がそうだったようにいつか自分の子供にもゲームの良さを教えていけたら良いなぁ、なんて思う次第です。


そんなわけで、これからも自信と誇りを持ってゲームを懐かしみながら、自己満足していきたいものですね。積みゲーも消化しないとだけど。とりあえずFANTASIANの後編とGhost of Tsushimaの壱岐編を進めねばならん…のに、Apexとあつ森ばかりやってしまう…

よしの可愛いよよしの…



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