![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/160747037/rectangle_large_type_2_80cb7823b1da6cf63c1fd41c67c83e13.png?width=1200)
Photo by
momoro66
読んだ本の中にあなたのクライアントは載っていない
あなたは読書が好きですか?
私達の仕事は人の身体を対象としているため膨大な知識量が必要になります。その知識は学校に通っていた数年では到底理解が及ばす、仕事をしている間は生涯を通して学ぶ必要性があります。
知識の習得方法は人それぞれですが、私はネットや動画で知識を検索するよりも本を読んで言葉を自分なりの解釈に咀嚼して、知識を得ていくことの方が好きです。
自分が仕事をしていく中でよく出くわす症状に対しては取り分けたくさんの知識を習得しようとしますが、クライアントが目の前に来て症状を訴える時に大事にしていることがあります。
それは本に書いてある世間一般的な症状に当てはめず、目の前のクライアントにしっかり向き合うということです。
経験を積めば症状や病名を聞くと、ある程度の状態を把握することができ、原因と対処法も頭に思い浮かびます。
しかし、目の前のクライアントが100%想定通りになることはほとんどありません。
何故ならば、人は毎日同じように行動しているつもりでも一日ごとに変化しています。
私達の仕事は、目の前のクライアントとしっかり向き合い、前回との変化を感じ取って初めて治療方針を決定することが重要です。
どれだけスキルがあって、どれだけ名門の卒業生でも、向き合えない人は業界では上手くやっていけません。
皆さんは教科書の模範解答のみを鵜呑みにして、目の前のクライアントをおきざりにしていませんか?
心当たりがある人は一度身につけた知識を捨てて、本気で目の前のクライアントに向き合ってみましょう。