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【プロジェクト紹介 Vol.3】大手インターネット関連企業プロジェクト支援

皆さんこんにちは。
コロニー株式会社人事担当です!
 
プロジェクト紹介第3弾は大手日系企業におけるSKUプロジェクトを紹介いたします。プロジェクトに参画したKさんからプロジェクトを推進する中での苦労や解決策、プロジェクト参画あるあるをお話頂きました。
ぜひ最後までお読みいただけると幸いです。


 プロジェクトについて

SKUプロジェクトとは
※SKU=
在庫管理における最小の品目数を数えるための単位

従来の通販サイトにおいて、商品登録単位は、「アイテム単位」でした。「アイテム単位」管理のせいで、実現できないことが色々ありました。
たとえば、ある商品に複数のサイズ・カラーバリエーションがあるとします。
・価格が1つしか登録できない!
・ちょっとした違いでも、買い物かごが別になる!
など、「SKUごとに最適な値付け設定ができない」状態でした。

今回のプロジェクトによって、商品登録・管理の仕組みが「SKU単位」に切り替わります。 「SKU」とは、「Stock Keeping Unit」(ストック・キーピング・ユニット)の略で、サイズやカラバリなど、アイテムの下にある小さなまとまりのこと。「SKU単位」での商品管理になると、サイズ/カラバリや入数別に価格設定したり、訳アリを少し安くしたりなど、SKU単位で値付けを変えられるようになるため、柔軟な設定ができます。

例えば服であればサイズとカラーごとに管理しますよね。
今まではポロシャツは「ポロシャツ」で売るしかなかったのが、
「青のポロシャツ」「赤のポロシャツ」で管理できるようになるのです。

検索条件に応じたSKU画像が表示されます
1つの商品ページに関連SKUがまとめて表示されるようになります

支援の内容
通販サイトのデータを保持する大規模データベースの改変案件という中で、チームのPMOとして参画。データベースの改修に伴うプロジェクトの横断的な開発/移行支援が主たる支援内容になります。
他にも、PMの直下で開発/移行がより円滑に行えるような情報整理、見える化と共有、課題提起、示唆などを行いました。また、クライアント社内他部門との調整や、利用ユーザーへのアンケート作成/収集および周知支援、リリースに向けた稟議調整といったところの整理も支援内容の一つです。

プロジェクトについてのインタビュー

 ープロジェクトに参画した背景は?
事前に参画していたコロニー(Experty要員)の代替として参画しました。前任者は、非常にスキルも高く、コンサルとしても能力が高い方ですが、現場で効果的なパフォーマンスが出来ているとは言えない状況でした。

 ー後任として大変だったことはありますか?
プロジェクトスケジュールや課題といった部分が不透明な状態で、さらに、キーマンとなるPMとのコミュニケーション頻度も少なく、手戻りや認識齟齬なども発生していたので、コロニー社としてはビハインドスタートとなり、風当たりも強く、苦労ポイントとなっていました。

 ー優秀な方でもこういった現場との齟齬が起きるのは、プロジェクトではよくあることなんですか?
はい。これは私自身も含めてあるあるだと思います。本当にすごいアンドロイドみたいなスーパーマンになれば、あまり気にされないのかなと思いますが、相性の良し悪しはけっこうあると思いますね。
例えば、前任者が使っていた資料をちょっと焼き直して私が伝えただけ、みたいなこともあったんですが、誰がどんな発信をするかで、といった相性はあるかもしれないです。

 ー環境や関わる人によって、ご自身が持たれてるスキルが思うように発揮されないという場面は、どうしても案件ごとにあるあるなんですね。

 ー全くの未経験からチャレンジしようと思っている方や若手の方には、こういったことも覚悟する必要があると思いますか?
いえ、あまり気負わずにやりたいことをやったらいいのかなと思います。
根本的な部分というか、いくら技術を身に着けても、そういった部分はクライアントとの相性やコミュニケーションの取り方、企業文化の違いがあるので。まあ私もそこは研究中ですね(笑)

 ービハインドスタートと仰っていましたが、どのようにして乗り越えられたのでしょうか?
ひとつひとつ問題を解決していく、といった観点で、まずはステークホルダーとの関係性構築・修正計画の事前共有、ポイントで質の高い確認、といったサイクルを提案しました。
あわせて、PMとのデイリーを設定し、PMのタスク整理、優先度整理、方向性のすり合わせ、自身のタスクへ巻き取り確認を行いました。
また、レポートラインの整理も併せて実施し、PMの上長へこれまでできていなかったポイントの共有等、内容ファーストのルーチン化を実現しました。

関連ステークホルダーも多かったですが、基本的には状況の見える化→ステークホルダー含めた判断と承認、といったサイクルを作り、1か月程度で状況の整理が完了しました。
また、クライアントとプロパーとで両面への進捗報告が発生していましたが、プロパーの担当者とも密にコミュニケーションをとり、報告資料や報告タスクの軽量化、共通化を図り報告の質は落とさずコスト削減につなげました。
その後、見える化と密な状況共有の文化を根付かせ、日々の推進を行い、開発→承認の手続きについても段取りを行い、案件としてパーフェクトリリースにつなげられたと思います。

 ー今回のプロジェクトで学んだことを教えてください。
クライアントの公用語は英語、ということもあり、言語学的に結論ファーストの思考が求められました。ただ実際の推進は日本人担当者と日本文化交え行っていたこともあり、結論として明確化する部分ととはいえ、状況として補足する部分は丁寧に分類し表現する ように心がけましたね。

  ー公用語が英語ということで、普段と違った環境や文化だったと思います。効果的なパフォーマンスを出せたポイントは何だったと思いますか?
先ほどのお話にもつながりますが、社長の清水もよくコロニーのMTGで言っている、人によって好きなコミュニケーションの取り方というか、響くやり方があると思います。今回で言うと、英語の文化なら結論ファーストだけでうまくいくはずなのに、何か違うところで支えた部分があったなっていう、相手に応じて話す内容や傾注を変えることが今回のプロジェクトで学んだ部分ですね。


最後までお読みいただきありがとうございます!
今回はプロジェクトを進めるうえでの苦労やあるある話をお話頂きました!
この記事を読んで少しでもコロニーに興味を持っていただけると嬉しいです!
次回の投稿も是非お待ちください!


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