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ミャンマーから                                     သင့်ကိုတွေ့ရတာဝမ်းသာပါတယ်     (はじめまして)~マモリエ編~

皆さんこんにちは。グループ経営企画室の木藤です。
9月17日の投稿で紹介しましたが、社会福祉法人クオラには現在ミャンマーからの特定技能外国人が8名働いています。

入社から3か月経過したということで現在の8名の様子を2回に分けてインタビュー形式でお届けしたいと思います。
第1弾はマモリエの4名+假屋課長です。

お話を聞いたみなさん

ス・モンさん(スさん)

ユ・ナンダーさん(ユさん)

エー・ミィン・ミャッ・トゥンさん(エーさん)

タジン・ネインさん(ネインさん)

―こんにちは。今日は皆さんが日本に来てからの3か月間のことや、
ミャンマーのことなどたくさん聞きますね。よろしくお願いします。日本に来る前は日本に対してどんなイメージがありましたか?

ユさん 自然がたくさんある!
エーさん 時間を大切にしている国というイメージです。
スさん みんなルールを守る国。
ネインさん 美味しいお菓子がたくさんある国です。(笑)

ーそれぞれ日本にはいいイメージがあったんですね。安心しました。実際に生活してみて思ってたところと違うなと思う部分はありましたか?

ネインさん イメージしていたのとそんなに変わらないです。一緒に働く人たちも優しくて、楽しいです。でも、寒い。(笑)
ユさん 寒いです。毎日寒い。

ーミャンマーは寒くない?

ユさん 寒くないです。一番寒い時でも20度くらいはあるかもしれないです。

ー日本には春夏秋冬の季節がありますが、ミャンマーはどうですか?

ユさん ミャンマーは春夏秋冬はないです。6月~10月が”雨季”、11月~2月が”乾季”、3月~5月が”夏”です。私は12月が好きです。涼しいから。雨季はみんな嫌いです。家で寝ています。(笑)
スさん 日本はいつでも雨が降りますね。ミャンマーは降らない季節は全然降りません。

ーさつま町の冬は特に寒いので頑張らないといけないですね。
実際にミャンマーから日本に来ると決まった時、どんな気持ちでしたか?

一同 嬉しかったです!楽しみでした。

ーおお。(笑) それはどうしてですか?

スさん ミャンマーは今、政治が良くないです。だから家族は残っているけど早く出たかった。外国に出る人はたくさんいるけど、空港で家に帰らされる人もたくさんいます。だから、4人で空港にいるときは心配でした。出発できた時はホッとしました。

インタビューの様子

ー家族の皆さんのことも心配ですね。ミャンマーでは皆さん家族と暮らしていたんですか?

ネインさん 妹と一緒に寮に住んでいました。17人くらいいる寮です。ご飯は自分たちで作らないといけなかったので、妹と一緒に料理していました。

ユさん 友達と4人でシェアハウスをしていました。ご飯は自分の分は自分で作ります。

エーさん 2人でシェアハウスをしていました。もう一人は今、マモリエあいらにいる人です!

スさん シェアハウスです。

ーヤンゴンの学校に通うときはみんなシェアハウスをするんですね。
日本に来る前はどんな仕事をしていましたか?

エーさん 家の仕事の手伝いをしていました。砂糖とか米とかを売る仕事です。

ネインさん 田舎にいる子供たちの家に行って、勉強を教えていました。

ユさん 洋服を作る工場で、作った洋服を確認する仕事をしていました。

スさん 仕事は何もしていないです。(笑) 家の手伝いとかです。

ーここからは日本に来て「介護士」として働いていることについて聞きたいと思います。さきほど、ミャンマーでしていた仕事について聞きましたが、介護は皆さん初めてですか?

エーさん ボランティアで1週間くらい介護をしたことがありました。入浴介助とかです。それ以外はマモリエにきて初めてすることがたくさんありました。

ネインさん 私のおばあさんは94歳です。家で一緒に生活していて麻痺があったので、ごはんを食べさせたり、お風呂に入れたりしていました。

スさん 6月に亡くなりましたがおばあさんのお世話をしていました。

ユさん 私も家にいるおじいさんとおばあさんの生活を手伝っていました。

-皆さん家で介護をされているんですね。ミャンマーにはマモリエのような老人ホームはありませんか?

ユさん あります。でも、ミャンマーの施設はお金を取りません。家族がいなかったり、お金がなかったり、そういうお年寄りの人たちが施設に入って生活します。それ以外の人たちはみんな、おじいさんとおばあさんを家で介護をします。

-それはずっと昔からミャンマーでは当たり前ですか?

エーさん はい。仏教に関係があります。自分たちを育ててくれた人のお世話は自分たちでします。

-そうなんですね。日本と似ている考え方ですが少し違いがありますね。では実際に「介護士」という仕事としてマモリエで働いてみてどうですか?


仕事の様子

ネインさん ミャンマーではごはんやお風呂の介助だけだったけど、今は全部しないといけない。最初はすごく大変でしたけど、今は大丈夫です。利用者さんとお話しもたくさんできて楽しいです!

ユさん 最初は仕事も慣れないし、利用者や職員とも仲良くなれなくて、とても不安でした。でも今はみんな優しくて、分からないことも何でも教えてくれるので楽しいです。利用者さんもたくさん話してくれます。

假屋課長  みんな本当に覚えるのが早いです。たった3か月しか経っていないけど欠かせない存在になっています。この前も、日本人職員がカンファレンスに入った時、指示を出す前に自分でできることを考えて行動して業務を進めていました。他の職員もびっくりしていましたよ。

-すごいですね。僕もたまに様子を見に行きますが、業務をそつなくこなしていることもすごいですし、合間を見て利用者さんと会話をしたり冗談を言ったりしているのを見て驚きました。
今、仕事で大変なことはありますか?

スさん 電話に出るのが難しいです。最近はピッチを持つこともありますが、出ても相手が早口なので何を言っているか分かりません。今わかるのは「面会の家族が来ましたよ」だけです。(笑)

ネインさん 私も同じです。電話がかかってきたらとりあえず出て、日本人の職員を探します。

エーさん 一度インシデントがあってそれがとてもショックでした。お風呂介助をしている中での事故だったのですが、声も出さない方だったので全く気が付きませんでした。初めて介助する人だったし、どんな体の状態かをちゃんと分かっていなかったのが原因だったと思います。ケースに記録するときも振り返ると胸が痛くなりました。

假屋課長 特定技能だとか日本人だとか関係なく、事故は起こる可能性があります。今回はたまたまエーさんだったかもしれないけど、他のみんなだってそうだし、自分もそうです。大事なのは同じ事故を二度と繰り返さないこと。エーさんはちゃんと自分のこととして振り返りもできているので、これからの介助の仕方も変わってくると思いますよ。

-ありがとうございます。次はちょっと楽しい話をしましょう。忘年会、初めての参加でしたがどうでしたか?

杉浦事務長・假屋課長と

ユさん ビンゴゲームが楽しかったです!!!

エーさん みんな景品が当たったので嬉しかったです。

-私は1班の参加なので見ることができませんでしたが、皆さんは万歳三唱の前に挨拶をしたそうですね。緊張しました?

ネインさん 姶良の子たちから聞いた話ではそんなことはなかったと言っていたのでびっくりしました。ドキドキしました。

エーさん 緊張しました。いきなり前に行くといわれてびっくりしました。

ユさん・スさん 多分緊張していない…。お酒を飲んで酔っ払っていたのであまり覚えていないです。(笑) 

壇上でのあいさつの様子

-動画見ましたよ!みんな堂々と話していて驚きました。グループの皆さんにもいい挨拶ができましたね。最後に、この社内報を読んでいる方にメッセージをお願いします。

エーさん こんにちは。クオラで働くことができて今とても嬉しいです。仕事をするみんなとも仲良くできているのでそれも嬉しいです。これからも一緒に仲良くして、年が近い人とも仲良くなりたいです。よろしくお願いします。

ネインさん こんにちは。みなさん仕事は楽しいですか?元気に働いていますか?私はクオラで働くことはとても楽しいです。職員の皆さんが知らないことをたくさん教えてくれます。利用者さんもとても優しくて家族のようです。だから、利用者さんが幸せになることができたらいいと思っています。これからよろしくお願いします。

ユさん マモリエの4Fにいます、ユです。今、仕事を楽しんで働いています。みんなと仲良くして、仕事を頑張ります!短いけどいいですか?(笑)

スさん マモリエで働くのはとても楽しいです。職員のみんなが優しいし、いろいろなことを手伝ってくれます。マモリエでできるだけ長く働きたいと思っています。よろしくお願いします。

-ありがとうございました。これからもマモリエで頑張っていきましょう!


今回、インタビューに快く応じてくださった4名の皆さんありがとうございました。ミャンマーから遠く離れた日本という国で毎日新しいことを覚えながらさつま町のため、クオラのために働いてくださっています。日本語も冗談が言えるくらいメキメキ上達しております。グループ内で見かけた際は是非、声をかけて話をしてみてください。

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