株式会社QOLサービス

当社は、高齢者の皆さまや介護に携わる皆さまが、自分らしく生き生きと、幸せに暮らしていけるよう支援を様々なサービスを通して実現していきます。 出版事業「月刊デイ」、介護事業「ありがとうグループ」、教育事業「日本通所ケア研究会」を柱としています。

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マガジン

  • 利用者を増やす㊙営業術

    デイなどの管理者さんでケアマネ営業が苦手な方向けの記事集です。

  • 実践!認知症ケア(1)

    現場での実践に使える認知症ケアの基本的な考え方からBPSDへの対応についてまとめています。

  • はみ出しDAY

    全国各地の介護事業所にご愛顧いただいている【月刊デイ】をはじめ、弊社出版物に収まらない情報や過去の心に残る執筆記事、業界の【知っトク情報】を配信していきます。

最近の記事

  • 固定された記事

職員定着で見落としてはいけない原則

私たちはついつい見落としてしまうことがあります。 それは『初心』です。 みなさんが初めて社会に出た時、みなさんが初めて介護の仕事をした時、どんな心の在り方だったでしょうか? そしてそんな時、『助けてくれた!』『頼りになった!』そう思った当時の先輩はどんな姿をしていたでしょうか? そして、みなさんも今、その先輩のようになれているでしょうか? 知識や技術が先行し、経験の浅い職員の『活躍の場』を奪ってはいないでしょうか? 今回の記事は、日本通所ケア研究会事務局小川さんと何気

    • 【利用者を増やす㊙営業術】第3回 相手を不快にさせない営業手法

      相手が不快に感じているから提案が通らない突然ですが『二度と行きたくないと思った店』ありませんか? おそらく理由は以下の4つです。 ①サービスそのものが悪い(飲食店ならご飯が不味い) ②スタッフの態度が悪い(タメ口・自分本位・接遇部分) ③清潔感がない(トイレが汚い・コップや食器・机が不潔な状態) ④レスポンスが遅い(飲食店なら注文してから料理が届くまでに30分かかる) これらの内容って、お客様がサービスを受給するにあたって最低限期待していることなんですよね。 だからこそ

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      • 【利用者を増やす㊙営業術】第2回 営業という言葉は使用禁止!!

        営業という言葉は使用禁止!!『営業』という言葉を営業先で使わない方がいい理由は大きく分けて2つあります。 ①世間一般的に営業に対するイメージがネガティブだから ②ポジションを相手に取られるから みなさんは営業に対してポジティブな印象を持っていますか? もし、ポジティブな印象を持っているとしたらそれは素晴らしいことだと思います。 基本的に営業に対応する顧客側の視点では 『面倒くさそう』 『一方的に売りつけられそう』 このようなイメージを持っている方が多いです。 確かに

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        • 【利用者を増やす㊙営業術】第1回 営業の目的を理解せよ

          営業の目的とは何か? 営業の目的は大きく分けて2つあります。 ① お客様が良く知らない商品について説明すること ② 目の前のお客様に愛を届け、課題解決をすること 2つ目の内容がメルヘンチックなのでブラウザバックをしようとした方もいると思いますが、かなり本質的な内容となっているので最後まで見てください。 よくネットで営業力を上げるための手法について検索すると 「営業とは顧客の課題解決である!」 「サービスではなく自分を売れ!」 のような内容を目にします。 確かに間違

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        • 固定された記事

        職員定着で見落としてはいけない原則

        マガジン

        • 利用者を増やす㊙営業術
          3本
        • 実践!認知症ケア(1)
          30本
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        • はみ出しDAY
          17本

        記事

          認知症のケアプランについて

          ケアの流れはAPDCサイクルケアの流れは、APDCサイクルです。 Aはアセスメント、Pはプラン(計画)、Dは実行、Cはチェック(再評価)で、この流れに沿って行われます。 アセスメントは、「評価と分析」で各種の評価・調査を実施し、それをさまざまな視点から相互的、複合的、総合的に分析し、本人のニーズを把握する過程です。 プラン(計画)は、目標とケアの実行内容からなり、目標はさらに長期目標と短期目標に分類されます。 実行は、計画で立てられた内容を日々実際に提供することです。

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          認知症のケアプランについて

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          BPSD発生機序の仮説の立て方について

          BPSDの規則性・特徴をチェック BPSDの詳細を把握し、それらと本人の状態や日ごろのケアの状況を総合的に分析する中で、BPSDの発生機序を推測します。 まず、BPSDの発生状況に規則性や特徴がないかチェックします。 「いつ発生するか」「どこで発生するか」「誰がいると発生するか」「何があると発生するか」「BPSDの発生間隔はどうか」などをチェックします。 例1:脱水による発生<PACEPのP:身体面の原因> 脱水は、BPSDの発生原因の上位に挙げられるものの一つです。

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          BPSD発生機序の仮説の立て方について

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          BPSDのアセスメントについて

          「尊厳を守る」とは、具体的にはどのようなことなのか BPSDをケアの対象とする際に、その現象はBPSDすなわち認知症に起因するのか、人としての正常な反応なのかをチェックします。 そしてBPSDという判断がなされたら、次にその現象を本当に解決する必要があるのか、必要性があるとすればどのような方向が望ましいのかを、本人の立場に立って再度チェックします。 これは、過去の介護現場で「BPSDを解決するために行われてきた過ち」を繰り返さないためにも重要です。 例えば、昔はオムツ

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          BPSDのアセスメントについて

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          BPSDの原因【活動面・コミュニケーション・環境面・心理面】

          睡眠障害、運動量不足、外出不足、退屈、活動強制、活動剥奪などがありますActivities(活動)のうち、BPSDの原因になる割合が多い因子に「睡眠障害」があります。 睡眠は、万人が共通して毎日行う重要な活動で、この活動が阻害されたとき、心身にさまざまな変調を来します。 この変調が引き金となって、BPSDを発生させることがあります。 同時に、睡眠障害を改善する目的で行われる薬物の服薬も、昼間の傾眠、昼夜逆転、ふらつき・転倒などのBPSDの原因になるようなことも多いようです

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          BPSDの原因【活動面・コミュニケーション・環境面・心理面】

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          BPSDについて身体状況で問題となる因子について

          身体面では便秘・脱水・痛み・かゆみ・低血圧・低血糖薬などが原因身体状況のうち、BPSDの原因となる因子に「便秘」があります。 一般的に高齢者は便秘になりやすく、認知症高齢者の場合も例外ではありません。 認知症高齢者では、便意をもよおしてもそれが「便意」と認識されず、不快な感覚となってBPSDを誘発します。 この他に高い割合でBPSDの原因となる因子に「脱水」があります。 認知症高齢者では飲水量が減る人も多く、脱水になりやすい傾向にあります。いつもは意味不明な会話の人が、点

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          BPSDについて身体状況で問題となる因子について

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          BPSD対応にも限界はある

          BPSD対応の限界についてBPSDが発生した場合、特にそのとき職員数が少ないなどのマンパワー不足の状況下では、本人の尊厳が侵される危険性が高まります。 一人ひとりの尊厳を守る視点も大切ですが、事業所・部署総体としての安全性・ケアの質を守る視点も忘れないようにしましょう。 BPSD発生時などの尊厳が侵されやすいときこそ、ケアの基本的考え方を心に思い浮かべながらケアの提供をする必要があります。 しかし、個人でできること、施設でできることの限界もあり、BPSDの内容やBPSD

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          BPSDの対応の考え方 対症ケアと根治ケア

          医療には、とりあえず症状を抑える「対症療法」と、症状の原因を治療する「根治治療」があります。 例えば、感染症で熱が出ているときに「とりあえず熱を下げるために解熱剤を服用する」のが「対症療法」で、「発熱の原因となっている感染症そのものを治療する」のが「根治治療」です。 同様に、ケアにもとりあえず目の前の状況を回避したり、解消するために行われる「対症ケア」と、その状況が発生する原因そのものに対して実施される「根治ケア」があります。 例えば、目の前に他の利用者を杖で叩こうとし

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          BPSDの対応の考え方 対症ケアと根治ケア

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          BPSDの基本的障害と発生機序

          BPSDは高次脳機能障害を基盤とするところへ何らかの要因がきっかけとなり発生する BPSDは、記憶障害と注意障害などの高次脳機能障害を基盤とするところに、何らかの因子がきっかけとなって二次的に発生する症状です。 記憶障害や注意障害そのものから直接発生するのではなく、そのときの身体状況やコミュニケーション、環境、活動、心理状況などによって惹起・助長されるものです。 従って、介護職はBPSDに対応する際、どのような障害が基盤となり、どのような身体状況・コミュニケーション・環

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          BPSDの基本的障害と発生機序

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          BPSDへの対応の基本的考え方

          BPSDなのか、人としての正常な反応なのかをチェックする。 BPSDを改善することが本人にとって良いことなのかチェックする。 以下のケースについて考えてみましょう! 独居生活をしていたAさんは大腿骨頸部骨折で老健に入所しました。 老健ではほぼ全介助でしたが、グループホームに転居後、スタッフのケアとトレーニングにより、ほぼ以前の機能レベルまで回復しました。 認知症は軽度、本人は改善したことを自覚し、自分は1人で暮らせると判断して、『家に帰りたい』と強く訴えましたが、家族が『

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          BPSDへの対応の基本的考え方

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          介護の仕事イメージは更新されていない

          先日、某大学の業界研究会に参加し、介護業界について学生に紹介する機会がありました。 アイスブレイクもほどほどに、私が学生に質問した内容は以下の項目。 ・介護の仕事ってどんなイメージ? ・介護の仕事をしている人って増えてるの?減ってるの? ・介護の残業時間って長い?短い? ・介護って休みが取れるの?取れないの? ・介護のフレームワークって何が目的? これについて、学生の解答はこちら。 ・重労働で精神的にもキツそうなイメージ ・減っていると思う ・残業時間は長いと思う ・

          介護の仕事イメージは更新されていない

          BPSDとは何か

          問題行動から行動障害へ、そしてBPSDへ BPSDとは、「認知症の行動と心理症状」を意味し、妄想・幻覚・徘徊・焦燥などさまざまな症状があり、これらの症状は今まで「問題行動」「行動障害」と呼ばれていました。 しかし、「問題」と考えるのは介護側からの一方的な見方で、「障害」されているのは行動ではなく、認知面であり、認知面の障害に起因する正当な行動(例えば、トイレの場所が分からず、我慢できなくなって廊下の片隅で排尿するなど)であることから、これらの言葉は使用されなくなりました。

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          BPSDの対応

          今回のnoteから、実践!認知症ケアマガジン(1)第3章ということで、BPSDの対応編に入ります。 本章では、BPSD(認知症の行動と心理症状)について、発生機序や原因推測の方法について学びます。紹介していく具体的な項目について、このnoteで紹介しますので、ご確認頂ければ幸いです。 1.BPSDとは何か1BPSDという言葉を知り、なぜ「問題行動」「行動障害」という言葉が使われなくなったかを考えます。 2.BPSDとは何か2BPSDは二次的な症状であること、課題解決型ア

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