#28【職場ストレス】カラセックモデルとは?仕事と心の健康について
こんにちは!QOHSの目黒です😳
修士2年生になり、授業が始まりました👏
今回は、授業で学んだことを共有したいと思い準備致しました。
テーマは、「カラセックモデル」についてです。
初耳の方、大丈夫です。
私もつい昨日知りました(笑)
一見難しそうなこのモデルについて簡単にご説明するので
ご安心ください☺
|カラセックモデルとは?
スウェーデンで産業ストレスについて研究しているカラセック氏が1980年代に提唱したしたことから名づけられています。(通称:JD-C)
JD-Cとは、日本語にすると「仕事の要求度-コントロールモデル」を意味します。このモデルを提唱したカラセック氏は、
職業性ストレスは「仕事の要求度」と「仕事のコントロール」
という2つのストレッサーの組み合わせによって構成されると考察しました。
簡単にいうと、「仕事の要求度」とは、仕事の量や質または納期などのストレッサーです。これが高ければ高いほど強いストレス反応を引き起こします。一方の「コントロール」とは、従業員がその仕事に対して行使できる知識や能力、そして自由裁量権を意味するものです。このコントロールに関しては先ほどとは逆に、高ければ高いほどストレスが低くなると考えられます。
つまりカラセックモデルにおいては
①「低要求度+高コントロール」
②「高要求度+高コントロール」
③「低要求度+低コントロール」
④「高要求度+低コントロール」
という4つのストレス状況が存在することになり、
①が最も職業性ストレスの低い状態、
④が最も職業性ストレスが高い状態であると解釈できます。
JD-Cは、職業性ストレスは単に労働量だけに起因するのではなく、従業員の裁量権の多寡によっても左右されることを指摘している点で、JD-Cに即して極論をいえば、経営者と末端の従業員が同じ分だけ働いたとしても、企業における最高の裁量権を持つ経営者と、指示される側の従業員とでは仕事において受けるストレスがまったく異なるということになるということです。
|企業のリスクについて
メンタルヘルスは企業にとって大きな損失となることがあり、危機管理として対策が必要だろうと考えられます。こころのケアは、下手をすると企業の責任問題となります。組織として計画的、継続的に対策を実施する必要があります。人事労務、あるいは産業保健、医学、そういった多職種の連携が大切です。従来、メンタルへルスは福祉的な対策が多かったかと思います。対策の投資効果というのを検討する必要があります。個人の問題ではなく、労働者集団の健康の保持増進、職場の活性化というのをめざすことが重要だろうと考えます。
【今回の学びと感想】
今日お話したことは、昨日の講義の1%にも満たないくらいなので
長い授業と感じさせずに話してくださった先生すごいなって
改めて思いました。
先生曰く、栄養補給をしっかりすれば、健康的な身体・健康的な精神は作れるみたいなので次回の記事で詳しくお話したいと思います。
参考文献
カラセクモデル
仕事の要求度