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ビジネスやりたいけど何からやれば?の返答|ブランディングと商売

最初からガチッとはまるビジネスは求めないでいいんです。
小さくていいので、今できることを始めてみてください。

Voicy No.0317 2023年5月24日放送
この放送を聞きたい方はこちらからどうぞ。



Voicyに質問を頂きました


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「やる気が出ます」というのはうそです。
俺は常にやる気がある人なので(笑)

shoさんからコメントを頂いたのでお答えします。

。いつも配信ありがとうございます!
質問させてください!
ビジネスを始めたいのですが、何のビジネスから始めれば良いか分からないというあるあるな悩みがあります。
性格的にはマーケティング型の消耗ビジネスよりもファンが積み重なっていくブランド型の方が性に合うとは感じでおります。
最初からバチっとハマるビジネスが見つかるとは思っていませんが、明確にやりたいことがあるわけでも、強い想いがあるわけでもないため、最初のきっかけが掴めずにいます。
よろしければ、ビジネスに一歩踏み出すヒントを頂けると嬉しいです

一発でうまくいくビジネスなんてない


shoさん、ありがとう!

これは俺のスタンスですが、
「ちょっと心が軽くなる話」みたいなものは、
俺がやらなくていいかなと思っているのです。

商売とかビジネスとか人生とかを、
なんとかしたい。

壁をぶち破りたい。
俺の人生はこんなもんじゃない。

なんかもやもやするみたいな人に
ヒントをお届けしたいので、
気休め自己啓発的お答えではないことを
先にお伝えしておきます。

それと、俺にはshoさんの情報が全くないので、
一般的にこの質問を頂いたら、
こう捉えているということをお話しします。

決してshoさんがそうだと
思っているわけではありません。

この質問ですが、
すごく勘のいい人だなと思うのが、
「最初からがちっとハマるビジネスが
見つかるとは思っていませんが」というところです。

商売やビジネスの話をするときに、
ベンチャー企業の経営者が30枚ぐらいにわたって
プレゼンのスライドを持ってきます。

話を聞くと、取り組もうと思っている事業の
マーケットや競合の状況を書いたり、
マトリックスで分析を始めたりします。

おそらく何カ月も考えに考えたプランを
聞かせていただいているのだと思います。

でも、結局、商売は何が当たるかわからないんだよね。

商売はトライの繰り返ししかありません。

がちっとはまるとか、うまくいくビジネスを
考えに考えてやってみたいということ自体、
ビジネスや起業に向いてないのです。

そこに関してshoさんはご自身で気付いていらっしゃるので、
すごくいいなと思っております。


最初は儲かりそうなことをやる


いくつか視点があると思うんですが、
率直に言うと、最初はやりたいことじゃなくてもいい。

よく「君は何がやりたいんだ」とか
「やりたいことをやれ」と言われます。

でも、趣味じゃないのだから、
商売やビジネスをやるに当たって
儲からないと面白くありません。

崇高な何かを持っていたとしても、
お客様とか世の中を喜ばせたいと思っても、
儲からないと現実はできないです。

実際には、
弱者は世の中を変えることがなかなか難しい。

「それでいいんですか」と言われても、
俺は政治家じゃないのでごめんなさい。

寄付もしているし社会活動もやっていますが、
それはビジネスで稼ぐという状況がつくれたから
できることであって。

話がずれそうだから戻します。

「何か儲かりそうなことをやります」で、
俺は全然いいと思っているのです。

それを「あなたらしさの中で、やることを見つけ出せとか、
本人の分析と商売を一致させようとするから窮屈なのです。

shoさんはかなり正直に書いてくださっています。
「強い思いがあるわけでもないし、
明確にやりたいことがあるわけでもない」と。

それでいいと思います。


コミュニティーに入ってみる


ビジネスを始めるとき手っ取り早いのは、
ビジネスに取り組んでいる人たちの輪に入っていって
共同ではじめることです。

初めての者同士はビジネスでは盛り上がります。

俺も初めて、あなたも初めてみたいなのは
楽しく盛り上がりますが成功確率は低いので、
既に起業している人に付いて
混ぜてもらってビジネス経験をするのがいいでしょう。

「それって営業トーク?」と言われたら
「そうですよ」という感じだけど、
例えばコテツゼミのようなところに入ってもいいし、
別なところでもいい。

そういう商売に関わっているコミュニティーとか
勉強会に参加して、
いろいろな人の話を聞きながら
「それに協力させてください」ということで、
起業やビジネス体験をはじめたほうがいい。


さっさとやってみる


うまくいっている人や会社を大きくつくり上げる人も、
出だしから考えていたとおりのプランで
成長している人はいません。

大体は全然違うこともトライしています。

うまくいくことが目立っているから
全然歴史に残らなくなっているだけで、
最初は結構ダサいとか、変なビジネスに
チャレンジしているケースが結構多いです。

なので「何からやればいいですか」と言っている間に、
さっさとやってみたらいいんです。

俺は事業家であり起業家だから、
そこがズレているのかもしれないけれど、
よくビジネスをやるリスクを言う人がいます。

俺には、何のリスクがあるか全くわからないです。

お金を失ってもそれは話のネタとなって、
次に起業するときに仲間を集めやすくなるから、
さっさと何かやってみて、という答えになってしまいます。

「それじゃアドバイザーとしてハウツーになってない」としても、
さっさと、小さく、何かをどんどんやってみるのです。

ゴキブリが家に出たときに、
どうしたらいいかというのと一緒。
そんなものは雑誌でも紙でも丸めて、
たたくだけです。

それなのに、
ゴキブリが出てきたときにゴキブリの生態を研究したり、
どんな行動をとるか観察したり、
そんなことをやっていたらゴキブリを排除できませんよね。

別に窓から逃がしてもいいですが。

ゴキブリが出てきたら、
ウィキペディアで生態や進化の歴史や行動特性を調べないでしょ?

部屋にゴキブリがいるのが嫌なら、
殺生するのが嫌ならば、外にぽんと出すだけです。

商売やビジネスをはじめるというのは、
その程度のこと。

さっさと何かやってみたらいいと思っております。

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Profile・・・久々野智 小哲津(くくのち こてつ)
ブランドプロデューサー/事業家
ブランドや企業の魅力を高め世の中に届ける仕事。海外企業日本進出、IT事業、エンタメなど合計7社を経営。それ以外にも、国内の人・物・企業・番組・タレント・テレビCM・広告•ブランドのクリエイティブなど130のプロジェクトを担当。現在も、多種多用な業界の15社前後の上場企業や業界トップ企業のブランド顧問・アドバイザー・プロデューサーなどを務める。

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上の文章はVoicy放送をさかのぼり文章化したものです。
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