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街歩きしまくることの効用|ブランディングと商売

街歩きでトレンドの変化を感じ取る! 街の動きから未来の消費行動を読み解くヒント集。

Voicy No.348 2023年8月18日放送
本文を音声で楽しみたい方はこちらからどうぞ。


趣味は街歩きです


今日は、街歩きすることの効能についてお話しします。

俺は時間が空いたら街をぶらぶら歩いているんですが、人々の消費行動やトレンドって、気付いたら変化しているものです。

もちろん(コロナ渦は)ネットや自宅にいることでの消費変化もあるし、東京では今、Uber Eatsや出前館に、むちゃくちゃ頼みますよね。

「独り暮らしは栄養バランスが悪い」という話も、一定以上の経済力があれば、デリバリーサービスで栄養バランスは保たれるのではないか。割高ですが、キッチンが要らないかな、ぐらいの充実度だと思います。

消費がころころと変わってくるので、生活習慣とか購買行動とかが、去年やおととしと同じだと思っていると違いますよね。

有料の動画サービスも増えてきた


また、映像サービスに関しても、NetflixやAmazon Prime VideoやABEMAとかを見るようになるのかという点も、以前なら「お金を払ってまで見るのか」という議論がありました。

でも、無料のYouTube動画も見るけれど、違法アップロードの動画を観るのはかっこ悪いでしょう?

今、有料で上がっていないような昔の番組が無料サイトにアップされていると微妙な気持ちになってくるけれど、今有料で見られているもの無料では、見ないようにしています。それは、映像をつくる側に協力している仕事もしているからです。

こうした有料の動画サービスとかペーパービューを払ってまで見るのかと言われることもあります。

注:ペーパービューとは、「ABEMA」で配信される有料オンラインライブを番組単位で購入、視聴すること

昔、スカパー関連の仕事をしていたこともあり、ペーパービューがどれほど売れなかったか知っているからです。サラリーマンとしてアンテナチューナーを設置したときは、スカイパーフェクTV!が日本で出だしの頃だでした。

当時、GLAYとかL’Arc-en-Cielのコンサートを「フルで見せます」というのをペーパービューでやっていましたが、1000円~2000円でも全然売れない。
それが今、ペーパービューで見るなんて当たり前じゃないですか。

格闘技の試合が好きだからすごく見ていますが、いつの間にか有料動画が当たり前の習慣になったように、消費が変化しています。

ネット上や家で行われていることもあれば、基本的には街で行われていることもあり、それを知るにはネットで最近の動向を何か調べるよりも、街歩きしたほうがいいのが本当のところです。

都会の変化が地方へ波及する


消費行動の変化を知るためにどうするかというと、人がいるところに行ってブラブラ歩いて、カフェに入って休んで、歩いてお店に入ってみて、裏道を行ってみたり商業施設側に出たりを、ただやるということです。

最後は自分が狙っている料理屋を予約しておいて行くもよし、「今日はあそこで〇〇を買うぞ」でもよし。テーマを1個決めたら、その前後を街ブラに使うことです。

何が減って、何が増えているのか。

ここはすぐ撤退したなというのもあれば、ここは昔からあるな。誰が入っているんだというのが、まずわかる。

当たり前だけど人口集積地で起こっていることが徐々に流れていくから、そこの変化を見るのは、とても重要ですよね。

今ならチョコザップの増加です。
その前は、24時間営業のフィットネスジムがすごく増えました。

コンビニが増えたときも「飽和状態だ」といわれたものですが、まだまだ増えそうな勢いで、都市部のちょっとした路面店が出ていって、小さな坪数でどんどん出店していますが、ほとんどがチョコザップを入れているぐらいです。

でも、少し前だったら違うんだよね。

ギャラリーも増えた


それに自分もそれ関連のビジネスをやっているから言うわけではないけれど、東京の原宿や表参道、青山、銀座の一帯ではギャラリーが非常に増えている印象です。

ちょっとした飲食店が出てもギャラリーになったり、雑貨やがなくなって、ギャラリーになったりしているのです。それを買う人がいるのかという部分と、こういう変化には助成金の問題もあるから、それを見るのもいいと思います。

あとは、人が何を買って歩いているかとか靴を見たりします。革靴文化がなくなりそうな感じですよね。これも10年前と比べたら相当違います。

ほかにも買い物をした人が、何のブランドの袋を持っているのかを見たりしています。

最近では下北沢や新大久保は、前にもご紹介したとおりすごく面白いと思っていて、新大久保はデートスポットですよね。

EC化率はまだまだ低い


青山、表参道、丸の内、渋谷でも、「店舗でものが売れてないでしょう?」という方がいます。ユニクロとか無印良品とか、ああいうアパレルや食品を売っているEC化率は、まだ50%いってないのです。(2023年8月で)

あとはネット専業のBtoCブランドもありますし、大手のEC化率は10%~20%だったりして、8割方はいまだに店舗で売れているのです。

また結構増えているのが店頭受け取りです。これもすごく不思議な現象です。お店に行って何が並んでいるのか見るのは、結構大事なことです。

消費行動はすぐ変わる


別にこれだけが重要というわけではないですが、新宿でGUに行ってみたら、1500円~1980円前後の価格帯でワンピースとかシャツとかパーカーを売っていて、以前とは買い方が違っていました。

女性客比率がとても高かったな。

ここから俺が話す2次情報が大事だと思われても困ってしまうので、実際にあなた自身で行って客層とかも見てみてください。

俺は本屋も化粧品売り場も、家具売り場にも行くし、商業施設に行ったら家具屋も行くし、食べ物やにも行きます。

おいしい食べ物やが集まっていく地域と、減っていく地域もあるので見ています。こういう食べ方がはやるんだなというのを知ることができます。

商売をしている方は、こうした変化を実地で確認するために足を運んだほうがいいと思います。

コテツでした。

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上の文章は
Voicy放送をさかのぼり文章化したものです。
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