冬の温め生薬、乾姜を手作りします。
昨日(2024/1/16)は北風が吹き荒れて、とても寒い一日だった。
19時頃子どもの習いごとの迎えで自転車を走らせたが強風で自転車ごと倒されそうになるほどだった。
暖冬かといわれていた今年の冬だが、冬はやっぱり寒い。
寒いのは辛い。でも冬は寒くなくちゃ。とも思う。
しかし、寒すぎて体が冷えて免疫力が低下し、病気になってしまっては元も子もない。
今日は八百屋で特価だった高知県産の生姜を使って、乾姜(かんきょう)を手作りしていきたいと思う。
生薬としてのショウガは、生姜(しょうきょう)と乾姜(かんきょう)に分けられ、生の状態から乾燥させたものを生姜、蒸した後に乾燥させたものを乾姜と呼ぶ。
生姜(しょうきょう)と乾姜(かんきょう)の主な効能の違い
今回私が作るのは蒸した後に乾燥させる乾姜。温めメインの生薬だ。
まずは生姜をスライス。
蒸し器(うちはルクルーゼの鍋に蒸し網をセットして鍋に水を張る)で30分ほど蒸す。スライスした生姜が分厚い場合は1時間ほど蒸す必要があるので薄めにスライスした方が蒸す時間を短縮できる。
30分経過。
竹串がスッと通るくらいの柔らかさになればOK。
少し厚めだった生姜はさらにうすくスライスして、乾燥しやすい状態にして干す。
ここから5日~1週間程度自然乾燥させていく。
私はザルに麻の紐を4か所通してベランダにひっかけて乾燥させている。
鳥が突きに来そうな果実はチャック付きネットで乾燥するが、生姜などはだいたいザル干し。
昨日は乾燥していたせいか、今朝見たらもうこんなに乾燥していた。
また5〜7日後完成したものをご紹介したいと思う。
そのほかにも余った柚子を薄くスライスして天日干し。
柚子の果実は料理や柚子茶などに使い、皮だけを天日干しするのでもOK。
うちは消費しきれないくらい柚子が家にあるので丸ごと天日干し。
先週天日干ししていた柚子とすだちをもう少し乾燥させたくてオーブンで少々焼いたら温度が高すぎたようだ…
焦げてしまった。これもご愛嬌ということで。入浴剤にしよう。
焦がしてしまった失敗作の柑橘兄弟が入浴剤に変身。
(以前は岩塩を使用していたが、風呂釜を傷めない、追い炊き可能、という観点から最近エプソムソルトに変更)
夜にお風呂に入れたら子どもたちが「いい匂い~」と入浴剤の袋を嗅ぐので、どれの匂いだろう?と私も匂いを嗅いでみたら、なんと柑橘の香りがいい匂いだった。
焦げても尚、芳香する柑橘兄弟たちをいとおしく感じた。
冬の巣篭もりで空いた時間に色々干して栄養価をアップさせてみてはいかがでしょうか。