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【 noteで学ぶ ビジネスモデル 】 " フラット料金 "ってどんな仕組み?

= こんな人におすすめの記事です =

「 昇進はありがたいけど、育児、残業、部下の指導で、ビジネスの勉強時間がない!最近は商品も売れにくくて、ビジネスモデルを学びたいのに…。 」

これ、僕の欲求です(苦笑)。
でも、あるある、ですよね?

ですが、なかなかどこを調べたらいいか分からないし、これらの情報にたどり着けないことがしばしば。

…ということで、このnoteでは、隙間時間に学べる『 ビジネスモデルの基本のき 』を週に1つずつお届けしています。皆様のお仕事に、またチームメンバーの育成などにご活用ください。

なお、『 他にもこんなビジネスモデルがありますよ! 』というものがありましたら、ぜひコメント欄で教えてください。教えてくださった方に、1コメントにつき100円をnoteのサポート機能でプレゼント!


= 今週のビジネスモデル:フラット料金 =

ビジネスモデルの名前
「フラット料金(Flat Rate)ビジネスモデル」

ビジネスモデルの解説
フラット料金モデルは、顧客が月額や年額などの固定料金を支払うことで、あるサービスや製品を無制限に利用できるビジネスモデルです。この仕組みは、顧客にとっては追加料金を気にせず利用できるため、コスト管理の面でメリットが大きく、サービス利用のハードルが低くなります。例えば、通信業界では1990年代に月額定額の通話プランが登場し、固定料金内での無制限通話が可能となりました。このモデルにより、顧客はコストを抑えつつ、自由に通話を楽しむことができるようになり、業界内での差別化にもつながりました。

インターネットサービス業界でも、ネットフリックスが月額定額での動画視聴を可能にしたことで、新たなスタンダードを作り上げました。ネットフリックスの契約者は毎月決まった料金を支払うことで、膨大な映画やテレビ番組を好きなだけ観られるようになり、エンターテインメント業界で革新をもたらしました。顧客が予算内で無制限の視聴体験を楽しめる一方で、企業側は多数の利用者から定期的に安定した収入を得ることができ、さらに利用データの分析やマーケティング施策の最適化にも役立てています。

このモデルの収益化ポイントは、顧客の利用頻度に応じて、収益とコストがうまくバランスされるように設計されていることです。利用が多い顧客と少ない顧客の割合が適度に分散されていれば、企業側にとっては安定的な利益を得ることが可能です。また、過度の利用によって生じるコストを回避するため、利用制限を設けることもありますが、フラット料金の大前提である「無制限に利用できる」という利点を損なわないような工夫が求められます。

Who
利用者層は、サービスや製品を頻繁に利用したいがコストを抑えたい人々。

How
固定料金で無制限のサービスを提供し、利用頻度に応じた収益バランスを構築。

Why
顧客にとって安心感を提供し、企業には安定収入をもたらすため。

What
顧客はコストを意識せずに、自由にサービスを利用できる体験を得る。


このビジネスモデルを使用している代表的な会社と活用例

ネットフリックス
 月額料金で映画やテレビ番組を無制限に視聴可能な動画配信サービス。顧客は、追加料金を気にすることなく多様なエンターテインメントを楽しめるため、会員数が急増しました。企業側も契約者数に基づく安定した収入を確保できています。

Spotify
 音楽配信サービスで、無料版とプレミアム版(フラット料金)の2種類を提供。プレミアム版では、広告なしで無制限に音楽を楽しめるため、音楽ファンの支持を集め、収益化が進んでいます。

通信キャリア(例:Verizon、NTTドコモ)
 月額固定の通話・データプランを提供し、利用頻度に関係なく一定の料金でサービスを利用可能にしました。これにより、通話やデータ使用量を気にせず利用できるようになり、多くの顧客の支持を得ています。

このビジネスモデルが使用されている代表的な業界で、従来用いられていたビジネスモデルの解説
フラット料金モデルが登場する前、通信業界では通話時間やデータ使用量に応じて課金される「従量課金制」が主流でした。従量課金制では、利用者がサービスを使うたびに追加料金が発生するため、顧客はコストを気にしながら利用する必要がありました。従量課金制では、利用料金が予測しにくく、利用者にとっては金銭的な負担が大きくなる傾向がありましたが、フラット料金の登場により、固定料金で自由にサービスを使える利便性が顧客に提供され、従量課金制は通信業界で徐々に廃れていきました。


* 引用

ビジネスモデル2.0図鑑

ゼロからつくるビジネスモデル

ビジネスモデル・ナビゲーター


= あとがき =

noteをご覧いただきありがとうございます。

会社員の傍ら、上海で塗り絵本作家になりました、KENTA AOKIと申します。日本・中国を拠点に、個展をしたり、アジアやアフリカの子供たちと塗り絵イベントを行ったり、塗り絵本を出版したり、そういった作家活動を行っております。

作家活動を進める中で、美大卒でもない、若輩者の私は、“ アート ”に関して日々色々なことを学び、そのうえでアート作品を創るようにしております。というのも、“ 美大卒でもない ”というのが結構コンプレックスなんです。

ただ、そんなことを続けていく中で分かってきたのは、

「 アートを学ぶ方法って色々あって、美大の知識は勉強したらつけられるかも!? 」
「 アートって実は科学的かつ論理的で、むしろ理系向きかも!? 」
「 アートを届けるには、ビジネスの知識も必要なんだな 」

でした。

学べば学ぶほど、アーティストだけが“ アート ”を学ぶ・理解するのは非常にもったいないなと思ったのと同時に、もっともっと“ アート思考 ”を応用すると、おもしろいものやサービスが生まれるんじゃないかと思いました。

日々本を読み、実戦しながら、学んでいる僕がこれらを伝えていくことで、よりリアリティを持って、学びが共有できたら嬉しく思います。僕と同じ境遇にある方々に届き、共感頂けたら更に嬉しいです。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。


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KENTA AOKI @ 会社員 × 塗り絵本作家 × ビール愛好家
頂戴いたしましたサポートは、インドネシアやタイの子供たちに塗り絵本を送るための活動資金に活用させていただきたいと思っております。 何卒よろしくお願い申し上げます。